Page 136 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼チラー入口温度の制御とは? 空調洗濯3回目 09/3/8(日) 19:47 ┗Re:チラー入口温度の制御とは? masa 09/3/8(日) 22:59 ┗Re:チラー入口温度の制御とは? 空調洗濯3回目 09/3/9(月) 3:24 ┗Re:チラー入口温度の制御とは? masa 09/3/9(月) 22:57 ┗Re:チラー入口温度の制御とは? 空調洗濯3回目 09/3/10(火) 1:48 ┗Re:チラー入口温度の制御とは? 空調洗濯3回目 09/3/10(火) 8:06 ┗Re:チラー入口温度の制御とは? masa 09/3/11(水) 0:05 ┗Re:チラー入口温度の制御とは? 空調洗濯3回目 09/3/11(水) 7:49 ┗Re:チラー入口温度の制御とは? masa 09/3/12(木) 1:28 ┗Re:チラー入口温度の制御とは? 空調洗濯3回目 09/3/12(木) 6:48 ─────────────────────────────────────── ■題名 : チラー入口温度の制御とは? ■名前 : 空調洗濯3回目 ■日付 : 09/3/8(日) 19:47 -------------------------------------------------------------------------
いつも勉強させて頂いておりありがとうございます。 昨年の終了考査及び再考査のうち、空調の選択問題の系統図に関係して「空冷ヒートポンプチラーの送水温度をを安定させるために、空冷ヒートポンプチラーの入口温度が一定となるよう制御を行う。」とあります。 チラーに3方弁を付けるのは見たことがないし、どうするのかよく分かりません。 往還のヘッダーのバイパス管に2方弁が付けてある系統図(テキスト設計例もそうですが)があるので、これで制御が出来るのでしょうか?蓄熱式のサクション側に3方弁が付いているのをは意味が違うと思いますし… ご教示下さい。 |
蓄熱槽への開放配管ならば、空冷ヒートポンプチラーの入口に3方弁をつけて、出口側とバイパスをとるか、蓄熱槽の低温側にサクションを設けて空冷ヒートポンプチラーの入口の3方弁で混合する事になります。 往ヘッダー・還ヘッダーのバイパス管は差圧調整用です。 |
masa様、早速返信ありがとうございます。 私の表現が悪くて申し訳ありません。昨年の問題では「畜熱槽は設けない」とあり、2台のチラーによる密閉回路でした。 また、負荷側ポンプの台数は複数とし、流量による台数制御、吐出圧力による回転数制御でした。 尚、空調方式は冷暖切替方式で4管式です。 ちなみに、冷水ヘッダー(送り)及び温水ヘッダー(送り)の圧力逃がし配管の制御をするとありました。 >蓄熱槽への開放配管ならば、空冷ヒートポンプチラーの入口に3方弁をつけて、出口側とバイパスをとるか、蓄熱槽の低温側にサクションを設けて空冷ヒートポンプチラーの入口の3方弁で混合する事になります。 ●そうすると、昨年の設問の場合は、熱源1次側ポンプとチラーの入口の間に3方弁を設け3方弁のバイパス側をチラーの出口に繋ぐので良いでしょうか? それとも熱源機器通過水量が確保して、チラーの出口に3方弁を設けて熱源1次側ポンプのサクションに繋ぐのでしょうか? >往ヘッダー・還ヘッダーのバイパス管は差圧調整用です。 ●すみません、私の見間違いです。バイパス管には2方弁はいりませんね。 |
密閉回路の場合は、還温度保持の為の制御となるので、熱交換器を使用しない場合は、1次側・2次側それぞれにバイパス管が必要となります。(バイパス管は、混合3方弁とする事も可能ですが、制御安定性ではそれぞれ2方弁制御とする例が多いようです) ただし、2次側は還水が混合されるので、熱源出口温度より冷水温度が上がります。 制御としては、低温還水防止を目的としています。(そういう意味では、空冷ヒートポンプチラーの出口温度は安定しますが、2次側冷水の温度が安定しないので、良くない方法かもしれません) 熱交換器で、熱源側1次配管と2次側配管を結合する方が制御としては、簡単になります。(1次側・2次側変流量となりますが、空冷ヒートポンプチラーの最低流量により、低負荷時は発停制御となります) |
masa様 毎晩返信頂有難うございます。 お陰で、だんだん分かってきました。試験も近付き、夜な夜な勉強しています。 「空冷ヒートポンプチラーの送水温度をを安定させるために、空冷ヒートポンプチラーの入口温度が一定となるよう制御を行う。」ということに対する解答として(蓄熱なし熱交なしの密閉回路の場合)3方弁ということになるのだと思います。 この時の、熱源機器の3方弁の付け方が分からなかったのです。 100RT2基の場合口径が100Aぐらいになりそうです。トルクのことなどを考えて、熱源にポンプが押し込み運転をしているので、混合型3方弁をポンプのサクション側に取付けて、熱源出口より分岐して3方弁に返す。温度検出器は熱源入口に取付ける、これでいかがでしょうか?? ところで、 第1回目より空調を選択し、これで3回目になります。くやしいので今更「衛生」に乗り換えるつもりは無いのですが、回を追う毎に空調選択の人が減っているように思います。それは、空調が出来る人は第1回で合格しちゃったせいなのか、はたまた皆さん衛生に宗旨替えをしたのか?? ともあれ、空調で頑張ります! 今後ともご指導下さい。 |
書き込み後、よく考えてみたのですが密閉回路の場合、ポンプのサクション側に3方弁(混合型・分岐型)だとうまくいかないようにも思えてきました…それとも温度検出器の取付け位置か??…だんだん混乱してきました??? |
密閉式の場合は、1次側・2次側共変流量でないと、還り温度の制御が不可能です。 1次側・2次側バイパス制御でも、ある程度の制御は可能ですが、クッションタンクの容量がかなり大きくないと、低負荷時に還り温度差が付けにくくなる可能性があります。 配管としては、1次サプライヘッダーとリターンヘッダーを差圧制御でバイパスし、1次サプライヘッダーと2次サプライヘッダー1との間で、還管から、還り温度制御によりバイパスさせます。 2次サプライヘッダー1と2次サプライヘッダー2との間に2次ポンプを複数台設置して、台数制御します。 方法としては、熱交換器を1次側配管と2次側配管の間に入れて、1次側・2次側共、 変流量とした方が簡単な配管になります。(制御性も良くなります) |
masa様 毎晩丁寧な返信有難うございます。 3方弁で制御しようとすることに無理があったということなのでしょうか。 頂いた返信の内容の把握が(能力不足で…)出来ないため当方の返信が遅くなって申し訳ありません。以下引用が多いのですがご指導下さい。、(設備容量は100RT×2基程度です) >密閉式の場合は、1次側・2次側共変流量でないと、還り温度の制御が不可能です。 ●熱源側(1次側)は2基のヒートポンプチラー(設問の指定)とポンプ(ノンインバーター)を還流量により台数制御しております。また往還温度による増段補正並びに還ヘッダー温度による減段補正をしています。負荷側(2次側)は2基のポンプ(インバーター制御)はを還流量による台数制御及び吐出圧力によるインバーター制御としています。またサプライヘッダーの1次側と2次側の差圧でバイパス弁のON−OFFをして圧力逃し制御をしています。 ●密閉式・1次2次とも変流量としたつもりです。但し1基冷房運転・1基暖房運転の場合は熱源側は台数制御は出来ません。 ●尚、設問設定事項により冷暖切替式・4管式空気調和機としています。 ●1次側サプライヘッダーとリターンヘッダーのバイパス管には何も設けていません。(ご指示の通り差圧制御をした方がいいのでしょうか?) >1次側・2次側バイパス制御でも、ある程度の制御は可能ですが、クッションタンクの容量がかなり大きくないと、低負荷時に還り温度差が付けにくくなる可能性があります。 >配管としては、1次サプライヘッダーとリターンヘッダーを差圧制御でバイパスし、1次サプライヘッダーと2次サプライヘッダー1との間で、還管から、還り温度制御によりバイパスさせます。 >2次サプライヘッダー1と2次サプライヘッダー2との間に2次ポンプを複数台設置して、台数制御します。 ●初歩的な質問ですみません。1次サプラーヘッダーはわかるのですが、2次サプライヘッダーを@Aと2基とされているようなのですが(温水用・冷水用ということではなさそうなので)理解できません(能力不足で…)。「還管から、還り温度制御によりバイパスさせます。」…還管とはどの部分でしょうか?またどこにバイパスさせるのでしょうか?(図があれば……無理ですね) >方法としては、熱交換器を1次側配管と2次側配管の間に入れて、1次側・2次側共、 >変流量とした方が簡単な配管になります。(制御性も良くなります) ●これは理解できます。熱交換器の1次側に3方弁を付けるといいのですね。ただ、設問の図示記号凡例に3方弁はあるのですが熱交換器が無いので、それは見合わせました。試験ではそれを追加してもいいのであればそのほうが納得がいきますが、システムが複雑化してきますし…難しい判断です。 ●宜しくご指導下さい。 ●長文失礼しました。空調は奥深いですね。でも頑張ります! |
2次サプライヘッダーが2個必要な場合は、2次流量を台数制御する為です。 2次サプライヘッダーから、系統毎に変流量制御する場合は、系統毎の2次ポンプをインバーター制御すればいいので、サプライヘッダーは、1次サプライヘッダー・2次サプライヘッダーの2個で充分です。 リターンヘッダーは1個でいいので、リターンヘッダーへ入る還管と、1次サプライヘッダーと2次サプライヘッダー間の配管でバイパス制御を行います。 熱交換器を利用しない場合は、1次サプライヘッダーとリターンヘッダーを差圧制御します。 熱交換器を利用する場合は、1次側配管を2方弁制御するか、インバーター制御で偏流量とします。(空冷ヒートポンプチラー入口温度で、2方弁制御とするか、1次ポンプをインバーター制御します) |
masa様 有難うございます。やっと理解できました。これほど難しいとは… これが解ける力が設備設計1級建築士に求められているのですね。 masa様のお陰でようやく解けましたが… とにかく、頑張ります。有難うございました。 |
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