東京ガス(株)と、パーパス(株)は、保育園や一般飲食店などの小規模業務用として、高効率ガス給湯器とセットにした業務用向けパッケージ型「太陽熱利用ガス温水システム『SOLAMO』」を共同開発し、7月から販売する。
『SOLAMO』は、屋上の集熱器で得た太陽エネルギーによって蓄熱タンクで給水を予熱し、さらに設定した温度までは高効率ガス給湯器で加熱するもので、太陽熱を優先的に利用し、ガス給湯器がバックアップするため、湯切れの不安がない温水システムになっている。
システムの構成は、90Lの蓄熱タンク、補機類(集熱ポンプ、熱交換器、リザーブタンク、混合弁)と制御装置を一体化して「蓄熱タンクユニット」とし、潜熱回収型ガス給湯器「タフジェット」と、2m2の集熱器を最大3枚並べた「集熱部」をパッケージ化したもので、120人規模の保育園で試算した場合、年間太陽熱利用熱量2,200kWh、年間CO2削減量 750kgが見込め、夏場の給湯需要の約半分を太陽熱でまかなうことができるという。