NEC(日本電気(株))は、建物の空調・照明・防災等の設備を安全かつ効率的に運用するビルオートメーションシステム『Butics(ビューティクス)』シリーズとして、蓄電池や太陽光パネルも含めた建物全体の統合的なエネルギー管理を実現するクラウド対応BEMS『Butics-SX』を開発し、6月26日から販売を開始する(出荷は10月の予定)。
『Butics-SX』は、建物内の空調や照明、電源設備の最適な制御に加えて、蓄電池や太陽光パネルも含めたエネルギー供給源の管理や消費電力量の見える化、複数ビル群の統合的なエネルギー管理を実現するクラウドサービスで、蓄電池や太陽光パネルの電力をリアルタイムに管理することで、夜間、貯めた電力を日中使用する際の自動制御などが可能になる。
また、クラウドサービスによる複数ビル群の監視・制御が可能で、ビル別・エリア別の消費電力量の見える化も実現しており、将来的には、需要予測、テナント課金管理に加え、ビル内施設の遠隔監視、遠隔保守などをクラウドサービスとして提供する予定にしている。