東京ガス(株)とパナソニック(株)は、世界で初めて、マンション向けの家庭用燃料電池を共同開発し、2014年4月1日に発売する。
新製品は、戸建て住宅より設置条件に制約が多いマンション向けとして、機器本体の気密性を高めることなどによって、開放廊下側のパイプシャフト内に設置できるようにしたもので、アンカー固定する脚部の強度を向上させ、給排気の構成を変更するなど秒速30mの強風時でも運転できるように耐風性も高められたことで、高層階への設置も可能にしている。
試算によると、火力発電所からの電気と都市ガス給湯器からの給湯を行なう方式と比べ、定格発電時にCO2排出量を約49%、一次エネルギー消費量を約37%削減でき、モデルケースでの年間光熱費は約3~4万円の節約になるという。