三菱重工業(株)は、ビル用マルチエアコン『冷暖フリー(Hyper Multi)LXR4シリーズ』に、既設の冷媒配管が流用可能な更新専用モデル『R-LXR4シリーズ』を新開発し、3月から受注を開始する。
『R-LXR4シリーズ』は、モーター巻線部での損失を低減する集中巻きモーターを採用した圧縮機を搭載し、特に中間性能(定格能力の約半分)領域で省エネ効果が高くなっており、ラインアップは、8~14馬力を単独機、16~30馬力を大小2母形の組合せ機とした全12機種となっている。
また、更新時にシステム規模を拡大したいというニーズにも応えられるよう室外ユニットから最遠室内ユニットまでの冷媒配管長制限を実長160m(相当長185m)としたほか、配管総長510mを実現し、室内、室外ユニット間高低差制限は50m(室外ユニット上方設置の場合)、室内ユニット間高低差制限も18mを実現している。