アズビル(株)は、研究施設などの安全な空気環境を実現する「研究施設向け環境制御システム」に、実験施設、医薬品や電子部品を製造する工場、病院の感染病棟などの室内の空気圧(室圧)を制御し、汚染空気の拡散・侵入防止を実現する風量制御バルブ「InfilexVN(インフィレックス ブイエヌ)室圧制御モデル」と、リアルタイムに室圧を表示する「室圧モニタ」を追加し、6月12日から販売を開始する。
「室圧制御モデル」は、差圧発信器からの室圧信号を測定し、隣接する部屋や廊下などより室内の気圧を低く維持して外部への汚染空気の漏えいを防止したり、逆に室内の気圧を高く維持して外部からの塵埃や異物侵入を防止したりすることができる。
「室圧モニタ」は、室圧測定値をリアルタイムに表示し、外乱などによる室圧異常発生時にアラームで通知するもので、廊下などに設置することで室内の状況を外から確認することができる。