積水化学工業(株)は、下水熱利用システム『エスロヒート下水熱-管底設置型』を開発し、12月1日に発売する。
『エスロヒート下水熱-管底設置型』は、下水道管路の底部に敷設した集熱管で下水熱を回収して地上に送ることができるシステムで、昨年発売された管更生工事と同時に施工する必要がある『エスロヒート下水熱-らせん型』に加わることで、下水管からの熱エネルギー回収の利用範囲が大きく広がる。
下水の温度は年間を通して外気温よりも安定しているため、冬場は下水を温熱源として、夏場は冷熱源として利用でき、常の空気熱源ヒートポンプシステムと比較して約30%以上の高い省エネ性があるという。