東京ガス(株)、大阪ガス(株)、東邦ガス(株)のガス3社は、ガスヒートポンプ(GHP)と電気ヒートポンプ (EHP)を遠隔制御で最適に運転するハイブリッド空調システム『スマートマルチ』の新製品を、4月から順次販売する。
『スマートマルチ』は、ガス3社とパナソニックが共同開発し、2016年4月から販売しているもので、GHPとEHPを同一冷媒系統に統合して、空調負荷や外気温、電力・ガス料金の変化に応じて、機器効率やランニングコストが最適となるように運転比率を遠隔制御する仕組みになっている。
今回、パナソニックに加え、アイシン精機、ダイキン工業、ヤンマーエネルギーシステムからも新製品が販売されることで、容量ラインナップは冷房能力67.4~113kW(24~40馬力)に拡充され、ガス3社とアイシン、ダイキン、パナソニック、ヤンマーの各社による製造・販売体制が整った。