高砂熱学工業
ビル用マルチ空調向けの省施工型冷媒サブクールシステムを開発。
2009.08.11
高砂熱学工業(株)は、空冷ビル用マルチ空調システムの冷媒を過冷却する熱交換器と冷却塔を一体化した「エバチルドユニット」を開発し、これを用いた省施工型の冷媒サブクールシステム「エバチルドシステム」を9月から販売する。
エバチルドユニットは、ビルマルチ1セットにつき1台接続し、内部の液冷媒管コイルに散水と通風を行うことによって、蒸発潜熱で冷媒を冷却するようになっており、大きさはやや背の高い洗濯機ほどでエレベータで搬入できる。
エバチルドシステムは、冷却水配管工事が不要で、冷媒や給水配管のつなぎ込みと電源工事だけで導入でき、30馬力のビルマルチに導入した場合、R407C冷媒の旧型機で冷房消費電力量を約14%、最大消費電力を約35%、運転費を年間約28万円削減でき、R410A冷媒の新型機ではそれぞれ約8%、約23%、年間約14万円削減できるという。
高砂熱学工業(株)
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