JFEエンジニアリング(株)は、再生可能エネルギーの地中熱利用に特化した業務用ヒートポンプユニット『GeoTOPIA(ジオトピア)』を開発し、販売を開始する。
『GeoTOPIA(ジオトピア)』は、これまで地中熱ヒートポンプ空調機の外に設置していた循環ポンプや膨張タンクなどの補機類を GeoTOPIA内部に組み込んだもので、従来の地中熱空調に比べ、設置スペースが1／2に縮小し、現地での設置期間も1／3程度にまで短縮される（地中熱配管工事は除く）。
機器能力は、地中熱22.4kW、空気熱14.0kWを最小単位とするモジュールを自由に組み合わせることによって、必要な空調能力を選定できるようになっており、外気や地中熱の温度をモニタリングし、過去の運転記録データを参照することで、同社独自のAI（人工知能）が24時間先までの状況を予測して、最適効率運転を行うようになっている。
地中熱は、年間を通して温度変化が小さい（都市近郊で約17℃）自然エネルギーで、従来の空調機と比較して、消費電力量およびCO2排出量を30〜40％低減させることができるという。 |
