(株)NTTファシリティーズと沖電気工業(株)は、日本で初めてIPv6対応「920MHz帯無線マルチホップネットワーク技術」に対応したエネルギーマネジメントシステムを開発し、11月末からNTTファシリティーズの本社で試験運用を開始する。
このシステムは、回りこみ特性に優れた920MHz帯無線と、自動的に通信経路選択ができるマルチホップネットワーク技術を活用するもので、電気設備室のような障害物が多い空間での安定した無線通信や、複数メーカ機器の接続性などを検証していく。
920MHz帯は、無線LANなどの2.4GHz帯無線に比べて電波の到達距離が長く、障害物を回り込んで届くことから、ビルや工場等に広く配置される機器間のネットワークの無線化に適しており、試験運用ビルでの効果として工事費を40〜50%程度削減が可能なことが確認されているという。 |