三浦工業(株)は、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスの3社と共同で、『ガス焚き小型貫流蒸気ボイラ SQ-1200ZU』を開発し、4月から販売する。
ガス焚きボイラSQシリーズは、燃焼室を持たないノンファーネス缶体と、大型予混合バーナによる同社独自の新燃焼伝熱システムを搭載しているのが特徴で、エコノマイザ構造の改良によって伝熱面積が増え、排ガスからの熱回収量が約10%向上したことで、ボイラ効率97%を達成している。
また、ボイラ燃焼部の空気量とガス量を調整する弁と構造を改良し、ターンダウン比(最低出力と定格出力の比)が従来の1:2から1:4になったことで、低出力時でも燃焼を安定させることが可能となり、負荷率30%時での実際の運転効率も3%向上している。 |