(リリース引用)
環境解析モデル自動作成システム「T-BIM Environment」を開発
大成建設株式会社(社長:村田誉之)は、建築物に影響を与えるさまざまな環境要素(風、熱、光、音、電磁波など)の解析、評価において、BIMデータから建物形状や部材属性などの関連情報を自動的に抽出し、各環境要素の解析に適したモデルを自動作成するシステム「T-BIM Environment」を開発しました。
近年、省エネや居住環境の快適性に対する意識の高まりから、顧客の要望に即した建設計画を策定するため、事前にさまざまな環境要素について解析、評価するケースが増えています。その際、複数の環境要素の解析結果を重ね合わせ、本来は目に見えない環境要素を可視化し、3次元で表示することにより、建物空間の環境性能を総合的に評価、把握することが重要となります。
従来は、環境要素ごとに専用ソフトを用いて形状や属性を考慮した解析モデルを個別に作成しており、解析モデル作成作業には多くの時間がかかっていました。また、複数の環境要素の解析結果を総合的に評価するには、各環境要素の結果の相互作用を理解し、顧客へ提示するための経験やノウハウと事前作業が必要でした。
そこで、当社は、解析で用いる建物形状や部材仕様などの属性情報をBIMデータから自動的に抽出し、同一のプラットフォームから各環境要素の解析に適したモデルを自動作成するシステム「T-BIM Environment」を開発しました。
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