(リリース引用)
微粒子発生量評価装置「L-Wind」を開発
~消耗品・機械要素から発生する粒子を全量評価できる独自技術
清浄環境への持込み品の検証や合理化に可視化技術を応用~
新日本空調株式会社(代表取締役社長 夏井 博史)は、清浄環境で使用する消耗品や生産設備の機械要素から発生する微粒子の総数を、気流計画により設計された風洞と独自の光膜式の粒子濃度計数技術を組み合わせ、定量評価することができる微粒子発生量評価装置を自社ブランド「ViEST」の新しいラインナップに加え、「L-Wind」として市場投入します。
「L-Wind」は、グローブボックス内で発生させた微粒子を、清浄空気で押し流し、風洞で整流しながら縮流し、均一な流速分布で縮流ノズル先端から排出させて、その流れ断面を通過した微粒子全量を、先端に生成した均一なレーザ光膜と予め粒子サイズに感度調整した専用高感度カメラにより撮影し、高速な画像処理アルゴリズムで、リアルタイムに粒子数を計数する、全く新しい手法の微粒子発生量の評価装置です。この「L-Wind」によって、清浄度が厳密に管理される細胞治療や再生医療に用いられるCPC(セルプロセッシングセンター)に組み込まれる小型の装置や設備要素についても、微粒子発生量の事前検証が可能となります。
「L-Wind」は、当社技術開発研究所(長野県茅野市)の実験用CR内に設置した標準仕様装置を使用した試験運用を終了し、本年度より可視化技術の受託評価メニューの一つとして正式運用を開始いたします。また、ユーザ仕様に基づく個別設計の受注生産品として、販売にも対応いたします。
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