(リリース引用)
クリーンルーム向け横吹出し温度成層型空調システムを開発
~混合空調システムと比較し、空調風量を削減しても対象空間の空気質を良好に維持する省エネ空調システム~
新日本空調株式会社(代表取締役社長 夏井 博史)は、クリーンルームなどの大空間室内向けに、横吹出し温度成層型空調システムを新たに開発しました。
温度成層型空調システムは、置換型空調システムとも呼ばれ、室内全体の空気質を均一にする混合空調システムとは異なり、天井が高い製造室などにおいて、製造装置の稼働空間を対象に空調を行うシステムです。そのため、対象空間の設計温度に対し小さい温度差で給気できることや、空調風量を減らしても対象空間の空気質を良好に維持することが長所として挙げられます。そしてこの度、既に発表している天吊りノズルタイプに加え、床置き横吹出し空調システムを新たに開発しました。
床置き横吹出しタイプは、誘引とふく流性能を併せ持つ吹出口と、送風機、フィルタ、熱処理用コイルをユニット化し、対象空間の温度を均一化します(特許出願中)。また、天吊りノズルタイプは、天吊り空調機と吹出口を組み合わせ、空調機が室内床面へ設置できないなどの制限を受ける場合に適用します。
本システムの採用により、内装工事を含む建設コストの13%、空気搬送エネルギーの55%を削減します(いずれも当社比)。また、本システムは、クリーンルーム用として開発しましたが、大空間の工場や電気室など、幅広い分野へ適用できます。
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