(リリース引用)
森ビルと、AIを活用したビルオートメーションシステム向けセキュリティ技術の実証実験を開始、技術開発を加速
サイバーセキュリティ技術認知のため、ビジネスショウルームを開設
パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、森ビル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻 慎吾、以下、森ビル)とビルオートメーション(BA)システム向けのセキュリティ技術について既設ビルでの実証実験を1月末から開始し、本技術の開発を加速します。
また、サイバーセキュリティ技術の認知拡大のため、東京(汐留浜離宮ビル内)にパートナー様向けにショウルームを開設しました。
昨今、ビル設備の多くはBAシステムによるネットワークを利用した集中制御がなされており、省エネや管理の省力化、居住快適性の向上に役立てられています。しかし、BAシステムにはIP(Internet Protocol)を利用したオープンな規格のプロトコルが用いられることが増えてきたため、多くのITシステムと同様、サイバー攻撃にさらされる危険性が高まっています。
この脅威に対抗するため、パナソニックは森ビルとBAシステムで主流のプロトコルであるBACnet/IP(Building Automation and Control Networking protocol)による通信を監視し、AI(機械学習)により普段の通信を学習することで異常を検知する技術の開発を進めています。開発中の技術は、制御コマンドのバイト列の異常性や送受信される制御コマンド順序の異常性など、送受信されるパケットから様々なタイプの異常性を判定する複数のアルゴリズムから構成され、過去に出現した例がない未知の攻撃に対しても異常性を判定することが可能です。
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