(リリース引用)
既存倉庫の温熱環境改善用新型ファンユニット「T-Rack Fan」を開発
自動倉庫の運用を停止せずにローコストで施工が可能
大成建設株式会社(社長:村田誉之)とクリフ株式会社(代表取締役:藤本大輔)は共同で、医薬品を保管する倉庫内の温度分布を平準化する新型ファンユニット「T-Rack Fan」を開発しました。本ユニットの導入により、大規模な改修工事を行わずに、ローコストかつ短工期で倉庫内の温度環境を改善することが可能となります。
昨今、医薬品業界では、製薬や物流のグローバル化により、製造・流通過程において、国際基準(PIC/S※1)に基づき、医薬品を室温保管する場合は、倉庫内温度を15~25℃の範囲に維持することが、求められています。しかし、従来型の自動ラック倉庫では、倉庫内の天井高さが20~30m程度と高い場合が多く、気流の流れが滞り、年間を通じて国際基準に則った15~25℃の温度範囲を維持することは難しい状況でした。そのため、温度ムラの改善を目的として空調設備改修などが行われますが、その際、工事用足場を組むような大規模改修工事が必要となる上、倉庫の運用も長期間停止させなければなりませんでした。
そこで両社は、自動搬送装置を利用して自由に移動でき、自動ラック倉庫内のどこにでも設置可能な新型ファンユニット「T-Rack Fan」(図1参照)を開発しました。
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