(リリース引用)
工場における局所排気技術「T-トルネード排気ユニット」を開発
工業機械から発生するオイルミスト等を効率良く捕集・排気し、室内空気環境を改善
大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、クリフ株式会社(代表取締役:藤本大輔)と共同で、工場内における工業機械などの生産機器から発生するオイルミスト等を含む汚れた空気を効率よく捕集して排気する局所排気技術「T-トルネード排気ユニット」を開発しました。
工業機械からオイルミスト等を含む汚れた空気が発生する工場では、適切な排気が行われない場合、室内の空気環境が悪化し作業者の健康リスクが高まります。そのため、排気により汚れた空気が拡散する前に、これらを効率良く捕集した上で排気する対策を講じる必要があります。
生産機器等からの排気方法としては、機器にダクトを直接接続する方法やフードなどで覆うというような方法が従来から用いられています。しかし、これらの方法では生産機器の更新・移設に際してダクトなどの取外し作業が発生することや、機器自体をフードなどで覆う事により作業空間が制約されるなど柔軟な対応に欠けるという課題がありました。
そこで当社は、生産機器に排気ダクトなどを接続することなく、汚れた空気を効率良く捕集して排気するため、ダクト中央部での排気とその周囲から円周状に空気を吹き出す給気を組合せることで、トルネード(旋回流)状態を発生させ、汚れた空気の排気効率を向上させた局所排気技術「T-トルネード排気ユニット」を開発しました。
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