Page 1238 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼寒冷地の配管材料 tomo 07/1/9(火) 21:53 ┣Re:寒冷地の配管材料 おっちゃん 07/1/10(水) 12:05 ┣一例として考えて下さい。 AL 07/1/10(水) 16:11 ┗Re:寒冷地の配管材料 tomo 07/1/10(水) 22:11 ┗Re:寒冷地の配管材料 AL 07/1/11(木) 9:10 ┗Re:寒冷地の配管材料 tomo 07/1/11(木) 21:00 ┗Re:寒冷地の配管材料 AL 07/1/12(金) 14:57 ┗Re:寒冷地の配管材料 tomo 07/1/12(金) 18:57 ┣Re:寒冷地の配管材料 極寒設備 07/1/15(月) 20:32 ┃ ┗寒冷地の特殊仕様・・・・・・ なかしん 07/1/15(月) 21:28 ┗Re:寒冷地の配管材料 嫁怖い 07/1/24(水) 21:44 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 寒冷地の配管材料 ■名前 : tomo ■日付 : 07/1/9(火) 21:53 -------------------------------------------------------------------------
寒冷地での配管材料についてお聞きしたいのですが 普段、工事に行かない寒冷地からの依頼がありそちらは外気が −8℃まで下がるそうです。 先日、屋外のガス給湯機の給水管が凍結による破損をし修理に行きましたが 給湯機廻りと屋内の床下配管を全て凍結による漏水がないように取替の依頼をされました 今までは別荘として使用していて、冬は生活していませんでしたが 今年からこちらに永住するとのことです。 床下は架橋ポリエチレン管の10ミリ保温のヘッダー工法で施工しようと思っていますが 屋外の給湯機の給水・給湯管は、配管材料として何が適しているのでしょうか? HiVPとHTに20ミリ保温材(パイプガード)では不十分でしょうか? HiVP・HTに凍結防止帯(ヒーター)は使用できないのでしょうか? 経験がないので地元の業者さんに施工してもらうのを勧めたのですが 工事して下さいと言われ困っています。 |
まず、配管材料は何も変わらないと思います。 強いて言えば、給水装置に該当する配管なら 自治体の水道局に確認してください。 また、配管施工は床下配管から屋内露出(天井配管)の鳥居配管にし、 夜間及び外出時に屋内配管内の水が抜ける様に水抜き装置を取り付けるべきです。 あと、通常の保温だけでは凍害を防ぐことはできません。 凍結防止用テープヒーターを巻き付けてもその電気代は結局施主負担になりますし 故障した際の確認が難しいと思います。 ガス給湯器については、基本的に屋内設置にすべきです。 凍害だけでなく、雪害にも注意が必要だと思いますよ! |
>先日、屋外のガス給湯機の給水管が凍結による破損をし修理に行きましたが >給湯機廻りと屋内の床下配管を全て凍結による漏水がないように取替の依頼をされました >今までは別荘として使用していて、冬は生活していませんでしたが >今年からこちらに永住するとのことです。 逆にこう提案したら、良いでしょう。 1、管に水が入る場合、必ず凍結の恐れがあるので 管の水を抜く方式を採用させてもらいたい。 (配管に水がある以上、凍る可能性はあります。) 駄目であれば、下記の方式で凍結対策を 給湯機器は寒冷地仕様を採用し 別荘と言えども、機器電源は入れっぱなしにしてもらう −8℃まで下がるとすれば、水栓金具等全て寒冷地仕様とし もし、常に施主が自宅にいると限らないのであれば、 全機器の水抜きを施主にしてもらうか、メンテ費でやるか相談する。 水抜しなければ、シャワー水栓等も簡単に破裂変形しますよ。 ウォシュレット、便器のトラップの破裂対策も必要でしょう。 ちょっとだけ凍りましたも理由になりません。 内部の機能が変形すれば、その時点で水が止まらない、 温度サーモが効かない等のクレームです。 一例とすれば、ロータンクは水抜きする。 トラップ部分に凍結防止液を注入する等 当方では、極寒及び寒冷地で別途長期留守等にする施主様の場合は 相談の上、外せる機器は全て取り外しの上、凍結対策及び保管業務も 行うようにしています。 (これには一般業者が寒冷地を無知で施工をやってしまい、 泣く泣く頼まれるお客様も多いです。) 高断熱高気密でも、暖房炊かないとただの冷凍室ですから。 >床下は架橋ポリエチレン管の10ミリ保温のヘッダー工法で施工しようと思っていますが >屋外の給湯機の給水・給湯管は、配管材料として何が適しているのでしょうか? >HiVPとHTに20ミリ保温材(パイプガード)では不十分でしょうか? >HiVP・HTに凍結防止帯(ヒーター)は使用できないのでしょうか? 使用は止めたほうが良いでしょう。 樹脂は無理です。伸縮、変形の恐れがあります。 鋼管等を使い、基本的に各自治体の指定凍結深度より下に埋設、 防食処理の上、立ち上がりには管に凍結防止ヒーターを巻き、 電源は入れっぱなし、20mmの保温は必要でしょう。 要は公共工事並みと考えるべき・・・ 10ミリ保温だと、気休め程度と考えるべきです。 民間ですが、架橋ポリに20mm保温で埋設施工は行って 水抜対策で逃げた方法もありますが・・ この場合、床下換気口無し、基礎断熱施工は 必須でやってもらい、床下内に寒気は入らないように してもらいました。 >経験がないので地元の業者さんに施工してもらうのを勧めたのですが >工事して下さいと言われ困っています。 上記の内容は万全を期してやる考え方なので、 予算の関係もあるでしょう。 ただ、今度10年はクレームを受けたくないのであれば 上記は徹底して行うべきかと思います。 これは余談です。 実際聞いた話ですが、水抜対策をしてなくて、別荘2Fのトイレが 凍結膨張破損して、家全体プール・・・・以下略 |
ありがとうございます。 普段、寒冷地での工事がない為 凍結防止ヒーターと低温作動弁を使用したことがなく 今回、カタログなどで勉強しましたが 給湯機の接続配管(φ20)は 凍結防止ヒーターに10ミリ保温チューブの仕様で −15℃まで使用可能とあり 現場は過去数年間の最低気温が−8℃なので、大丈夫と思い 保険として低温作動弁を取付けようと検討しました 床下の配管は 架橋ポリエチレン管のメーカーが、凍結してもパイプが膨れるだけで破裂はしないので 凍結防止に10ミリ保温タイプを使用すれば大丈夫と言っていましたので 床下は、こちらのパイプの転がし配管で 屋外の給湯機との接続は、給水はHiVP・給湯はHTで両方とも別々に凍結防止ヒーターを 使用し途中に低温作動弁を取付ける予定でした。 現地は普段、最低気温が−5℃で 数年に1日だけ−8℃になるそうですが 今年から、別荘ではなく1年中生活する住居として使用するそうなので 寒くなりそうな日は、少しずつ水を出しっぱなしにして頂くようにしても 上記の仕様では、全くダメなのでしょうか? 今回、私や身近な管材屋・メーカー(営業所の方)と、 普段寒冷地で工事されてます皆様とでは、経験がない分 考え方の甘さあることが 大変よく分かりました。 もう1度、地元業者さんでの施工を進めてみますが 工事をする(予定)以上、「経験がないので・・・」と言い訳したくありませんので しっかり勉強したいと思います。 |
給湯器の接続配管に関しては、その考え方でも宜しいと 思います。 >床下の配管は >架橋ポリエチレン管のメーカーが、凍結してもパイプが膨れるだけで破裂はしないので >凍結防止に10ミリ保温タイプを使用すれば大丈夫と言っていましたので 凍結しても・・・・っていう言い方が 配管の事だけ考えて、配管メーカーの対応があまり良くないですね。 凍結した場合に、解氷作業は配管に蒸気を通す方法のみですし、 メーカーは簡単に解氷出来ますって言いますが、 施主の負担も大きいですよ。配管凍ったから走ってくれと言われれば 施工者も気持ちは良くないでしょう。 施主は配管メーカーが悪いとは、まず言いません。 施工した人を名指しで悪い!!と言うものですからね。 施工者が常に見てあげられるのなら、 上記の考えでも宜しいでしょうけど・・・ >寒くなりそうな日は、少しずつ水を出しっぱなしにして頂くようにしても >上記の仕様では、全くダメなのでしょうか? 出しっぱなしと言う例は、施主さんとの相談でしょう。 水を出す以上はお金ですから。井戸であればポンプの過熱も 考慮が必要でしょう。下水道が通っていれば、 下水料金も考えてあげないと、大きなトラブルになりますよ。 施主がすべて納得して進めるなら、一例の一つと考えますが。 >もう1度、地元業者さんでの施工を進めてみますが >工事をする(予定)以上、「経験がないので・・・」と言い訳したくありませんので >しっかり勉強したいと思います。 頑張ってください。 その思いが施主を快適設備に導く一歩ですから。 |
>1、管に水が入る場合、必ず凍結の恐れがあるので >管の水を抜く方式を採用させてもらいたい。 >(配管に水がある以上、凍る可能性はあります。) 確かにそのとおりだと思います 私も勧めたのですが、施主さんが今まで 春〜秋に別荘として使用し 冬になる前に水抜きをし使用していなかったので、寒冷地には慣れておらず 今、毎日生活しているとはいえ冬になると 寝る前に寒い外に出て元栓を閉め、毎朝寒い外に出て元栓を開けるのは大変だ 夜中にトイレに行きたい場合はどうするんだ? などの理由で却下されました。 私も、どの程度の対策をすればよいのか分からず 近所の家がしていないような極寒使用で工事費が近所の2倍になるのはダメですし 近所は大丈夫でこちらの家だけ凍結(破裂)してもダメですし 参考に近所の家の屋外配管を見るのは良いですけど 家の中や床下を見せていただくのも無理があります。 >給湯器の接続配管に関しては、その考え方でも宜しいと >思います。 カタログの資料を見ての検討でしたので、心配でしたが安心致しました。 地域(最低気温)にもよると思いますが、基本的には鋼管を使用する方が 多いのでしょうか? 給水管はライニング鋼管(VB)と思いますが 給湯管は耐熱ライニング鋼管(HTLP)でしょうか? 違うとは思いますが、ヒーターを巻く場合は白鉄管(ライニングの無い鋼管)の方が 適してとか? 低温作動弁(低温になれば自動的に弁が開き水(湯)が出て 配管内の停滞を防ぎ凍結をしないらしい)は、よく使用される材料なのでしょうか? もちろん水抜き対策をしてる所には使わないと思いますが 私はとても便利な材料と思いますが 実際には、「水道代がかかる」・「気休め程度」などの理由があり あまり使用されないのかなと疑問に思いもします。 寒冷地や地元業者さんの初心者でも分かるような常識な事が分からず 真剣に悩んで困っています。 普段施工する時と比べ、地域や仕様が違うと大変ですね。 |
>今、毎日生活しているとはいえ冬になると >寝る前に寒い外に出て元栓を閉め、毎朝寒い外に出て元栓を開けるのは大変だ >夜中にトイレに行きたい場合はどうするんだ? >などの理由で却下されました。 上記の解決方法は 北海道地域であれば、小樽市の光合金 北東北以南であれば、長野県の竹村製作所 このキーワードで検索してみて下さい。 家の中で操作可能な電動式リモコンパネルによる 遠隔操作型の水抜栓もあります。 >私も、どの程度の対策をすればよいのか分からず >近所の家がしていないような極寒使用で工事費が近所の2倍になるのはダメですし >近所は大丈夫でこちらの家だけ凍結(破裂)してもダメですし >参考に近所の家の屋外配管を見るのは良いですけど >家の中や床下を見せていただくのも無理があります。 不安であれば、上記メーカーに問い合わせをすれば、 いい返事をもらえますよ。公共物件でも、長年採用実績がある クレームがまず無い商品です。カタログにも配管方法等が 載っていますよ。 余談ですが、竹村製作所の水抜栓MTという商品 長野県のメーカーさんですが、寒冷地の岩手県盛岡市の水道局で 施工実績を作った事から、モリオカ、タケムラの略称らしいです。 会社のトップの人からお聞きしたので、間違い無いと思いますが、 間違ってたらゴメンナサイ。 |
竹村製作所さんは、素晴らしい会社ですね。 HPを拝見いたしましたが「電動式水抜栓開閉装置」は良いですね こちらならの商品なら施主さんも簡単に水抜き出来ます 大変参考になりました、ありがとうございます。 早速、カタログ請求いたしました。 >地域(最低気温)にもよると思いますが、基本的には屋外の給湯器の配管は >鋼管を使用する方が多いのでしょうか? >給水管はライニング鋼管(VB)と思いますが >給湯管は耐熱ライニング鋼管(HTLP)でしょうか? >違うとは思いますが、ヒーターを巻く場合は白鉄管(ライニングの無い鋼管)の方が >適しているとか? すいませんが、上記の疑問点も教えて頂きたいのですが お忙しい中、色々な案を教えて頂き大変感謝しております。 |
>>>地域(最低気温)にもよると思いますが、基本的には屋外の給湯器の配管は >>鋼管を使用する方が多いのでしょうか? >>給水管はライニング鋼管(VB)と思いますが >>給湯管は耐熱ライニング鋼管(HTLP)でしょうか? >>違うとは思いますが、ヒーターを巻く場合は白鉄管(ライニングの無い鋼管)の方が >>適しているとか? こちらは北海道の設備屋ですが、北海道の環境でもその様な管材仕様ですよ。 ただ、準寒冷地ならそこまでいらないのかも知れないですね。 また、配管の凍結防止ヒーターですが、私たちは一般的に<テープヒーター>なる 製品を使っております。 ぐぐると結構出てきますよ。 自己温度制御付の製品なので最高温度でも、ライニングが溶け出す等の心配はありません。 製品によっては樹脂管にも使えるタイプがあるみたいです。 また、電源表示灯と動作表示灯がついているタイプもありますので、 故障していないか目視することも出来ます。 まえはただのヒーターだけという製品があり、電源を入れると常にヒーターが入る製品がありました。 朝、水のカランからインスタントコーヒーが飲めるくらいのお湯が出てくるときもある、面白い製品もありましたよ。 いまは、どんなとこでも好きなときに水を使いたい人がいるから、参りますね。 じゃ、がんばってくださいね。 |
>朝、水のカランからインスタントコーヒーが飲めるくらいのお湯が出てくるときもある、面白い製品もありましたよ。 失礼いたします。。。 う〜ん。自己制御ヒーターの温度を私が間違えた時と同じのような クレームを思い出しました。。。。。。 流してください。 |
遅レスですが >竹村製作所さんは、素晴らしい会社ですね。 の地元、長野の設備屋です。 >>地域(最低気温)にもよると思いますが、基本的には屋外の給湯器の配管は >>鋼管を使用する方が多いのでしょうか? 自治体にもよりますが、埋設部以外は鋼管使用を義務付けている 場所もあります。確認した方がよろしいと思います。 埋設深度にも、規定があります。 >>給水管はライニング鋼管(VB)と思いますが >>給湯管は耐熱ライニング鋼管(HTLP)でしょうか? >>違うとは思いますが、ヒーターを巻く場合は白鉄管(ライニングの無い鋼管)の方が適しているとか? 水抜きと、凍結防止ヒーター併用したとき、 凍結防止ヒーターのサーモが故障し、中のライニングが変形し 管(VB15A)の閉塞を起こした事例もありました。 なので、電動水抜きの横に凍結防止ヒーターの電源をまとめ スイッチで、入り切りする場合もあります。 >架橋ポリエチレン管のメーカーが、凍結してもパイプが膨れるだけで破裂はしないので とのことですが、凍結した場合、解氷はどのようにするのでしょうか? 樹脂管は、解氷機使えませんよ・・・・ ブリジストンに、ヒーターガイド付さや管、ヒーターガイド付パイプが ありますので、そちらの方が良いような気がします。 最悪の場合、施工方法によりますが 後から自己制御ヒーターを入れられと思いますし。 床下なら、冬季間は地窓しっかり閉めてしまえば、問題ないような 気がしますが・・・建物にはよくないですよね。 |
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