Page 1324 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼脱亜鉛現象について教えてください。 tyson 07/6/5(火) 13:24 ┣Re:脱亜鉛現象について教えてください。 みっちゃん 07/6/5(火) 19:31 ┣Re:脱亜鉛現象について教えてください。 つなぎの水道屋 07/6/5(火) 21:30 ┗Re:脱亜鉛現象について教えてください。 tyson 07/6/7(木) 19:05 ┗少し時間が出来たので補足 みっちゃん 07/6/7(木) 20:51 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 脱亜鉛現象について教えてください。 ■名前 : tyson ■日付 : 07/6/5(火) 13:24 -------------------------------------------------------------------------
脱亜鉛現象について教えてください。 築12年のマンションでの話しです。 部屋内給水配管にてトイレのストレート止水栓下、めっき管接続部分に、 青銅のメスアダプター〜黄銅の単管〜青銅座付き立ち上がりエルボ〜ポリブデン管を接続しており、黄銅と青銅の接続部分が、破断し漏水していました。 200戸のマンションで、現在、同様の漏水が3件頻発している。 同マンションは、井戸水を水源としています。 現在は、井戸水の建物には、黄銅は使用しないとの話も聞いたことがあるのですが・・・ 井戸水と脱亜鉛の因果関係があるのかまた、黄銅と青銅の相性? 亜鉛の溶出した場合の人体への影響があるのか? ご存知の方がいらっしゃたら、ご教授いただきたいのですが。 よろしくお願い致します。 |
>脱亜鉛現象について教えてください。> > 「脱亜鉛腐食」または「脱亜鉛」で検索下さい。腐るほど出ます。 >築12年のマンションでの話しです。 >部屋内給水配管にてトイレのストレート止水栓下、めっき管接続部分に、 >青銅のメスアダプター〜黄銅の単管〜青銅座付き立ち上がりエルボ〜ポリブデン管を接続しており、黄銅と青銅の接続部分が、破断し漏水していました。 >200戸のマンションで、現在、同様の漏水が3件頻発している。 >同マンションは、井戸水を水源としています。 >現在は、井戸水の建物には、黄銅は使用しないとの話も聞いたことがあるのですが・・・ >井戸水と脱亜鉛の因果関係があるのかまた、黄銅と青銅の相性?> > この点に関して、井戸水一般では回答できません。井戸水とは井戸からくみ出した水で、多くの水道が(量としては河川水のほうが多いのですが)井戸であることにご注意下さい。 加えて、異種金属を並べて使用していること、一物件だけの話なので、水によるのか、その現場の施工者の不良によるものなのか、はたまた材料のロット不良なのか等、考えられる原因が多すぎてとても単純に記述できる話ではありません。 >亜鉛の溶出した場合の人体への影響があるのか?> > これも質問内容からでは判断できかねます。一般論としては以下を参照下さい。 http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss1205c.html http://db-out.nies.go.jp/kis-plus/Ed_top.php?cas_id=7440-66-6&cas=7440-66-6&j_name=亜鉛 濃度、期間、量によります。 |
>部屋内給水配管にてトイレのストレート止水栓下、めっき管接続部分に、 >青銅のメスアダプター〜黄銅の単管〜青銅座付き立ち上がりエルボ〜ポリブデン管を接続しており、黄銅と青銅の接続部分が、破断し漏水していました。 >200戸のマンションで、現在、同様の漏水が3件頻発している。 >同マンションは、井戸水を水源としています。 私も止水栓手前のクロームニップルからの漏れ、破損はたまに修理に行きます。この部分の修理は、ほとんどの場合、井戸水が多いですね。 >井戸水と脱亜鉛の因果関係があるのか 私の独り言ですが、井戸水は水中の遊離炭酸が多く酸性化しやすく、亜鉛(pH6.5〜12で安定)が溶解しやすくなり脱亜鉛の腐食に少しは関与していると思います。 >黄銅と青銅の相性? これも私の独り言ですが、土中から出る水のため導電率が高いような気がしますので、ガルバニック腐食も促進されるのではないかと思っています。 過去ログ http://www.setsubi-forum.jp/cgi-bin/c-board/data/construction/log/tree_148.htm で六馬身さんは両電極の自然電位0.05V以下ならば通常は無視 http://www.setsubi-forum.jp/cgi-bin/c-board/data/construction/log/tree_742.htm では、しばちゃんさんは、金属間で実用に許容される電位差の目安は約0.2V程度です。 と有りますが、井戸水では導電率が良いような気がするので、腐食・・・ |
参考にさせていただきました。 いろいろ熟読して勉強します。 ありがとうございました。 |
厚生科学審議会の関係資料の一部をそのまま写しておきます。 7.1.毒性評価 WHO(1996)では以下のように評価されている。 1982年にJECFAは亜鉛の食事からの一日必要量を0.3 mg/kg bwとし、暫定最大耐用一日摂取量(PMTDI)を1.0 mg/kg/dayとした(WHO, 1982)。成人の一日必要量は15〜22 mg/dayである。ヒトに関する最近の研究に照らして、健康に基づく指針値を導き出すことは現時点で必要ではないと結論づけられた。 7.2.利水障害 利水障害については、亜鉛が1mg/L以上で湯にすると白く濁り、お茶の味を損なう例がある(水道水質ハンドブック)。WHO(1996)では、3mg/L以上の亜鉛を含む飲料水は白濁しやすく、沸騰させると油状の膜を形成し、そして不快な収斂味を与えるとしている。さらに、5mg/L以上で風呂等にくみ置きすると表面に油膜上に浮くとの報告がある(水道水質ハンドブック)。 平成4年の専門委員会では、味覚及び色の観点から1.0mg/L以下とした。 今の若い方の食生活ですと、欠乏(有名なのは味覚障害です)することはあれ、配管からの溶出で中毒するようなことはないと思います。 大体中毒になるような濃度ですと、苦くて飲めないと思います。 参考として、亜鉛及び亜鉛の化合物の毒性一般。 http://www.env.go.jp/water/report/h14-03/10i.pdf その他生物毒性 http://www.pref.saitama.lg.jp/A09/BA30/labo/report/no5/2004_67.pdf 亜鉛欠乏症 http://www.j-medical.net/sick/archives/2005/05/post_318.html |
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