Page 1644 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼窒素配管について こーじ 09/1/21(水) 15:02 ┗Re:窒素配管について こてつ 09/1/21(水) 17:18 ┗Re:窒素配管について 鉄人60号 09/1/21(水) 20:03 ┗Re:窒素配管について こてつ 09/1/22(木) 1:58 ┗Re:窒素配管について こーじ 09/1/22(木) 10:18 ┗Re:窒素配管について こてつ 09/1/22(木) 20:50 ┗Re:窒素配管について ada 09/1/23(金) 12:00 ┗Re:窒素配管について 隅の老人 09/1/24(土) 22:32 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 窒素配管について ■名前 : こーじ ■日付 : 09/1/21(水) 15:02 -------------------------------------------------------------------------
今回当社で窒素配管工事をやることになったのですが、こちらの仕様でSUS316配管と差込継ぎ手を使う予定なのですが、先日先方からなぜSUS316を使うのですかと質問されて、私の知識不足で返答出来なかったのですが、分かる人居ましたら教えて下さい。 |
SUS316は耐食性に優れているため、腐食環境下では強いです。 http://www.daiwakg.co.jp/TECHSUSyouto.htm 窒素の場合、腐食性雰囲気ではないので説明はつかないですね。 差込継手も関係ありません。 窒素配管ではSUS304のほうが一般的に用いられていると管種だと思います。 |
>窒素配管ではSUS304のほうが一般的に用いられていると管種だと思います。 蛇足になりますが、 窒素は常温では腐食性がありません。また 工場で使用する窒素の純度は、液化窒素で99.999%、空気濾過窒素で99.9%?程度ですから 腐食性は全く考えなくてよく、工場ではSGP(白)を使っていました。 工事時に古い管の内部を何度か見たことがありますが、新品同様に綺麗でしたね。 |
鉄人さん補足ありがとうございます。 それと、フリートーク(野球)のツリーでご丁寧な返信ありがとうございます。 あちらには続けづらかったもので、ここでお礼申し上げます。 >工場ではSGP(白)を使っていました。 ということですが、プラント側で窒素をなんの用途に使うかにもよりますね。 接続先の装置が清浄度を要求される場合はSUS304ですね。 SGP(白)の溶接ですが、圧空配管でかなり入念にフラッシングをしても、細かいゴミはなかなか取りきれないことが以前ありました。 SUS304だと、1回のフラッシングでチリも全くと言ってよいほど出ませんでした。(エアブローで管端にガーゼを当てるフラッシング検査です) |
いろいろ勉強になる意見有難うございます。 仕様用途はクリーンルームなの半導体を扱う設備に使います。 |
半導体のクリーンルームにて使用するとのことですが、SUS316の理由は想像がつきません。 元レスに「こちらの仕様で〜」とありますが、「こちら」とは工事仕様書に記載があるということでしょうか。それとも貴社の仕様ということでしょうか。 「先方」とは客先のことでしょうか。 いずれにしても、決めた人(発注者、設計者、社内スペックの決定権限者)に問い合わせて下さい。 理由がわかったらここに書き込んで教えて下さい。 |
>半導体のクリーンルームにて使用するとのことですが、SUS316の理由は想像がつきません。 高真空の装置に繋がれていたり(管内が高真空になる可能性がある)、極端に高純度 の仕様を提示されたりするときにはSUS316L-BA(電解研磨管)を使用することもあり ます。確か、電解研磨はSUS316Lじゃないとうまくできないんじゃなかったでしょ うか?(うろ覚えですいません。資料を探しましたが出てきませんでした。) 電解研磨をする理由は、SUSを管加工にする際、分子間にしみこんだ油分が脱脂洗浄だけでは取り切れないため、表面を電解研磨して安定層を作るためだったと思いま す。もう一つは表面がなだらかになるためダストも少なくなると言うことです。(と 言っても対象が0.01μmとか極端に高いレベルの話ですが)低炭素材を使うのもこの ためです。 ただ、供給仕様も判らないのにこの仕様にしてしまうのはいくら何でもやりすぎだ と思うので、こてつさんの言われる様に供給仕様を明らかにするのが先決だと思い ます。 |
「こーじ」さんへ、団塊の世代の「隅の老人」です。 私も、adaさん、こてつさんの意見に全面的に賛成します。 >ただ、供給仕様も判らないのにこの仕様にしてしまうのはいくら何でもやりすぎだ >と思うので、こてつさんの言われる様に供給仕様を明らかにするのが先決だと思い >ます。 半導体(IC工場)のN2ガスには通常のガスとさらに純度の高いN2ガスがありPN2ガスとか表現されています。 ガスの用途でウエーハーの表面乾燥用等では、配管施工完了の引き渡し条件で使用点(ユースポイント)でN2ガスの純度、圧力、清浄度、露点温度、油分が検出されないことを数値で確認(検証)する必要があります。 そのような要求条件を満足させるための1つに配管の内面仕上げに酸洗浄管(脱脂)、光輝焼鈍管(BA)、電解研磨管(EP)、クロム酸化膜管(CRP、商品名GOLD EP)があり、施工方法(溶接、フランジ、メカニカル継手)、バルブ材等に仕様が決められています。 こーじさんの社内仕様で、SUS316Lは、管内壁面仕上げがBA以上で標準化していると推定されます。 社内の先輩経験者に仕様を確認理解した上で、客先の設備担当者とユースポイントでの引き渡し条件を打ち合わせして進めてください。 大変なこと(施工やり直し)にならないように頑張ってください。 |
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