Page 1742 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼汚水宅内排水のマニングによる勾配 汚水の判らない人 09/6/6(土) 9:35 ┣Re:汚水宅内排水のマニングによる勾配 masa 09/6/6(土) 14:44 ┣Re:汚水宅内排水のマニングによる勾配 汚水の判らない人 09/6/6(土) 17:58 ┗Re:汚水宅内排水のマニングによる勾配 汚水の判らない人 09/6/6(土) 19:15 ┗Re:汚水宅内排水のマニングによる勾配 汚水の判らない人 09/6/6(土) 19:17 ┗Re:汚水宅内排水のマニングによる勾配 masa 09/6/7(日) 3:05 ┗Re:汚水宅内排水のマニングによる勾配 汚水の判らない人 09/6/8(月) 10:24 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 汚水宅内排水のマニングによる勾配 ■名前 : 汚水の判らない人 ■日付 : 09/6/6(土) 9:35 -------------------------------------------------------------------------
雨水の流量計算(マニング式)は判るんですが、宅内汚水で0.8%の勾配しかないのです。流れるかどうかの計算の仕方がわかりません。排水流量は68g・容量は59.84gです。良くわかってないので、この数字だけで、計算できるのでしょうか?教えてください。 |
マニングの式は、配管種別・配管口径・配管勾配が与えられれば、流量が求められます。(排水流量=設計流量、容量=マニングの式で求められる流量でしょうか?) したがって、0.8%の勾配で、設計流量を満たす配管種別・配管口径を選定すればいい事になります。(下水道条例等で、敷地内排水管の勾配等が規定されている場合は、規定を満たす必要があります) 雨水配管を満流・半満流で選定するかは、設計者の判断によります。(下水道条例等で規定されている場合を除く) 敷地内の排水桝が小口径桝など、密閉性が高く、雨水竪樋の排水に障害があると判断されるなら、半満流で選定すべきでしょう。 敷地内の排水桝が格子桝など開放性が高い場合は、設計流量を最大雨量の20%増しとして、敷地内雨水管を満流で選定して、突発的な豪雨時は格子桝からあふれる事を許容するとの考えもとれます。 公共下水道への取り付け管は、下水道事業者の規定で選定する事になります。 |
早速のご回答ありがとうございました。 もう少し研究してみます。 |
続けて質問ですが、誰か答えてもらうと助かります。流量の算出方法が良く解かりません。流し1個(15ℓ)・洗面器1個(10ℓ)・洗濯機1個(20ℓ)・浴槽1個(25ℓ)・浴槽床排水1個(15ℓ)から計算(式 排水流量×0.8)すると68ℓ/分と出たのですが、60秒で割り1.13333/秒でいいのでしょうか? |
数字が化けたので訂正します。流し1個(15リットル)・洗面器1個(10リットル)・洗濯機1個(20リットル)・浴槽1個(25リットル)・浴槽床排水1個(15リットル)から計算(式 排水流量×0.8)すると68リットル/分と出たのですが、60秒で割り1.13333/秒でいいのでしょうか? |
汚水排水のみであれば、器具排水負荷単位で、排水管の管径を決定して、問題ないのではないでしょうか? 器具排水負荷単位は、流し台:4単位、洗面器:1単位(シャンプードレッサの場合は2単位)、洗濯機:2単位、浴槽及び浴槽床流し:2単位となります。 したがって器具排水負荷単位合計=4+1(2)+2+2=9(10)単位となります。 勾配0.8%=1/125の場合は、器具排水負荷単位では、選定表がありませんが、125A又は150Aとする事になります。 なお、定常流量法で、汚水管の負荷流量を求める場合は、以下のとおりとなります。 流し台:W(器具排水量)=6L、qd(器具平均排水流量)=0.75L/s、To(器具平均排水間隔)=200s、q(w/To)=0.03L/S、洗面器:W=6L、qd=0.75L/s、To=700、q(w/To)=0.009L/S、洗濯機:w=120L、qd=0.75L/s、To=3600、q(w/To)=0.033L/s、浴槽及び浴槽床流し:W=180L、qd=1.0L/s、To=1800s、q(w/To)=0.05L/sとして、定常流量Q=0.03+0.009+0.033+0.05=0.122L/s、最大のqd=1.0L/sより、選定図表より、負荷流量QL≒2.0L/sとなります。 定常流量法の場合は、伸長通気方式で、勾配1/150の場合、適正配管径はありませんが、上位を選ぶとすれば、排水管径は150Aです。 汚水管の場合は、排水のあふれは許容されないので、設計流量は100%の余裕率(設計流量は負荷流量の2倍とする)で計算します。 マニングの式で計算すると以下のとおりです。 設計流量=2.0L/s×2=4.0L/s、勾配=0.8%、硬質ポリ塩化ビニール管VP100Aの場合は、断面積=0.1×0.1×3.14÷4=0.00785m2、潤辺長=0.1×3.14=0.314m、粗度係数=0.01、径深=0.00785÷0.314=0.025m、勾配=0.008、平均流速=1÷祖度係数×径深^(2/3)×勾配^(1/2)=1÷0.01×0.025^(2/3)×0.008^(1/2)≒0.7647m/s、流量=断面積×平均流速=0.00785×0.7647≒0.006m3/s→6.0L/s>4.0L/sとなります。 125A、150Aはそれぞれ、125A:平均流速=0.887m/s、流量=10.9L/s、150A:平均流速=1.002m/s、流量=17.7L/sとなります。 |
大変丁寧なご回答ありがとうございました。 回答どころか、計算式まで全て知りたかったことを、載せていただき何もせず工事に取り掛かれます。 100φで0.8%しか取れず、下水道課に相談したところ、「マニング式で流れればいいよ。」と回答され、宅内下水は計算したことがなかったので、排水器具のことがわからず、困っていました。大変感謝しております。 ありがとうございました。 |
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