Page 1778 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼延焼線と防火区画の違いについて ひろすけ 09/8/10(月) 11:25 ┗Re:延焼線と防火区画の違いについて どんちゃん 09/8/10(月) 16:25 ┗Re:延焼線と防火区画の違いについて ひろすけ 09/8/10(月) 20:06 ┣Re:延焼線と防火区画の違いについて masa 09/8/11(火) 0:33 ┗Re:延焼線と防火区画の違いについて どんちゃん 09/8/11(火) 0:45 ┗Re:延焼線と防火区画の違いについて ひろすけ 09/8/11(火) 18:06 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 延焼線と防火区画の違いについて ■名前 : ひろすけ ■日付 : 09/8/10(月) 11:25 -------------------------------------------------------------------------
質問します。 延焼線と防火区画は違うのでしょうか? スパイラルダクトを貫通する場合で防火区画の場合は、1.6tの実管を を使ってダンパーと設置するとかあると思うのですが、延焼線にかかる 部分の壁にスパイラルダクトを貫通させる場合も実管ダクトは 必要なのでしょうか?ダンパー付のパイプフードを設置して亜鉛引きの スパイラルダクトと貫通させるだけではダメなのでしょうか? よろしくお願いします。 |
延焼ライン部分で外壁よりダクト延長してパイプフードにFDを設置する時は 板厚0.8mmのスパイラルダクトを使用すれば認められますよ。 |
どんちゃん様 ご回答有難うございます。 私の知識不足で申し訳ないのですが、確認させていただきます。 延焼線にかかる外壁にFD付のパイプフードを設置し、0.8mm の150φのスパイラルダクトを何mか施工し換気扇をつける。 ここで0.8mmのダクトを使用していれば法規的にOKという事でしょうか? お忙しい所申し訳ありませんが、よろしくお願いします。 |
建築基準法では、延焼のおそれのある外壁は防火設備、防火区画は特定防火設備を設置する事になっています。(防火区画は、通常建築基準法施行令第112条区画とよばれます) 詳しくは、以下のリンクを参照してください。 http://www.mat-webhp2008.jp/main/related_info/regulation/index.html 防火設備に要求される性能は、20分遮炎性能であり、特定防火設備は、60分遮炎性能です。 それ以外の区画としては、建築物の界壁及び防火上主要な間仕切があります。(通常は、建築基準法施行令第114条区画と呼ばれます) 建築物の界壁及び防火上主要な間仕切に要求される性能は、45分遮炎性能です。(45分遮炎性能に該当する、防火ダンパーは無いので、防火区画と同様に、告示で特定防火設備である防火ダンパーとする事と規定されています) 防火設備(20分遮炎性能)の仕様規定は、上記のリンクを見るとわかりますが、鉄製で鉄板の厚さが0.8mm以上1.5mm未満のものです。 特定防火設備(60分遮炎性能)の仕様規定は、同様に鉄製で鉄板の厚さが1.5mm以上の防火戸又は防火ダンパーとなっています。 したがって、延焼のおそれのある外壁に国土交通大臣認定の防火設備(防火ダンパー付パイプフード)を設置した場合は、外壁の貫通部を0.8mm以上の鉄板で施工すれば、建築基準法に適合する事になります。 なお、屋内側ダクトに特定防火設備である防火ダンパーを設置した場合は、防火区画貫通工法を準用すると、「建築設備設計・施工上の運用指針 2003年版」日本建築設備・昇降機センター発行に記載されているので、特定行政庁又は指定確認検査機関によっては、外壁の貫通部を1.5mm以上の鉄板で施工する事を求める場合もありえます。 |
法的にはmasaさんの説明の通りです。 外壁にFD付きパイプフードであれば、換気扇までのダクト板厚は問われません。 軒天等があって、外壁から延長した先にFD付きパイプフードを設置する場合の処置です。 |
どんちゃん様、masa様、ご丁寧なご回答有難うございました。 丁寧にご回答して頂いたので、すごく分りやすく勉強になりました。 有難うございました。 |
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