Page 4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼給湯還り管について 設備屋 02/5/18(土) 15:37 ┗Re:給湯還り管について K.M 02/5/19(日) 11:48 ┗Re:給湯還り管について 設備屋 02/5/21(火) 10:58 ┗Re:給湯還り管について K.M 02/5/21(火) 20:33 ┗Re:給湯還り管について 設備屋 02/5/23(木) 12:39 ┗Re:給湯還り管について K.M 02/5/23(木) 23:21 ┗実践してみます 設備屋 02/5/23(木) 23:59 ┗Re:実践してみます K.M 02/5/24(金) 14:25 ┗調べてみました 設備屋 02/6/4(火) 8:43 ┗Re:調べてみました K.M 02/6/5(水) 19:03 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 給湯還り管について ■名前 : 設備屋 ■日付 : 02/5/18(土) 15:37 -------------------------------------------------------------------------
循環式の給湯配管(空調の温水は除く)で何故還り管は往き管より細いのですか? 同じ径の方がいいと思うのですが・・・ 是非、教えてください。 よろしくお願いします。 |
給湯還り管は、給湯を循環させて管内の温度を一定に保つ為にあります(普通、温度差5℃以内)。 従って、還り管は管内の温度が下がらない程度の給湯量を廻してやればいいので、往き管程の管径はいらないのです。 どのくらいの給湯量かは、配管長、管の種類、周囲温度、保温等によって計算します。 こんな感じでよろしいでしょうか? |
早速のレスありがとうございます。 給湯の還り管が、熱損失を基準に口径を選定すると言うのは分かりました。 ありがとうございます。 さらにご質問です。 給湯をまったく使用していない時はどうなのでしょうか? 自分が考えるには、往き管より還り管の配管圧力が、口径ダウンによって 上昇してしまい、良くないのではと思うのですが・・・ 例:往き管50A 還り管25A どうぞよろしくお願いします。 |
給湯還り管はループ配管になっているので、給水ポンプでは循環しません。 そこで還り管に、循環ポンプを設置して循環させます。 簡単な例だと 50A 給水ポンプ==>貯湯槽−→− | | 循環ポンプ |−水栓 | | | 25A |−水栓 −−←−− このようになり、水栓へは給水ポンプの圧力で、循環は循環ポンプで廻します。 循環ポンプは配管抵抗だけの揚程でいいので、配管圧力の件も問題ありません。 ちなみに昇温は貯湯槽(圧力水槽)の中の熱交換器にて行います。 給湯システムも色々あるので、これだけではないのですが、一例として。 |
またまた素早いレスありがとうございます。 実は今、給湯管の潰食で悩んでいます。自分が施工した物件ではないのですが、 直しても直しても、次々に別な場所にピンホールが起きてしまいます。 配管のサイズが変わることによって、管内流速が早くなり 潰食の原因になっているのかとも思ったのですが、 工事費をあまり掛けずに、このような現象を改善させるには、 どのような対策が一番いいのでしょうか? 方式は、屋上に貯湯槽(RFに設置)→ラインポンプを還り管につけて 循環してます。 以上よろしくお願いします。 |
潰食が起きているのですか。 使用している管材がわからないのですが、恐らく銅管だと思いますので、そのつもりで考えてみます。 腐食の原因として、異種金属との接触(電食)、水質、温度変化、溶存酸素、流速等でしょうか。 工事費をあまりかけない方法として、 1.設定温度を下げる 2.循環ポンプを交換して流速を下げる 3.還り管にバイパスを設けて流速を調整する とにかく流速を下げる事が一番だと思います。 最高流速としては、50℃で1.5m/s、70℃で1.3m/sぐらいです。 但し、あんまり遅いと孔食発生の原因となるので、0.5m/s以上は必要です。 水質の方はどうでしょうか? 基本的に給水は防食を考えた水ではないので、塩素等で酸性になっています。 そこで 4.水質を、濾過装置に通したり、アルカリ剤(消石灰等)を添加してみたりしてアルカリ性にする と効果があるかと思います。 潰食はその他に乱流が起きている所に発生しやすいので、 5.その部分(バルブ、継手等)中心にを交換する しかし直管部分からも漏れている場合、恐らく流速でしょうけど。 ただ配管が老朽化していたら、 6.全ての配管を取り替える 方が無難だとは思いますが。何度も入るより、工事費も安くなるのではないかと。 うーん、このぐらいかな・・・。余裕があれば専門の研究所等に調査を依頼するのも手かと。 私もその報告書から勉強しました。 |
重ね重ね詳しいアドバイス(それもその日のうちに) ありがとうございます。 自分も流速を下げればいいと思ってはいたんですが、下げすぎると 孔食が起きるとは知りませんでした。 K.Mさんの文書にもあるように継ぎ手部分ではなく 直管部分に潰食が起こっているので、流速を下げる方向で詳しく 現場を再調査し方針を決めたいと思います。 アドバイスの中に、腐食の原因として温度変化とありますが これは何を指しているのでしょうか? 往管の温度と還り管との誤差が高いと腐食は進んでしまうのですか? ちなみにバコティンヒーターの直近に設置している温度計で、自分で見たときは 往き管 58℃ 還り管 26℃位になっていました。 この現象は、給湯使用量が多い為に起こっていると思うのですが・・・ 尚、管材は銅管で、用途は厨房用です。 宜しくお願いします。 |
いいえ、どう致しまして。 温度変化による腐食とは、金属の伸縮による金属疲労が原因だったと思います。 また、温度が高過ぎると銅管の酸化皮膜が溶存、流出して腐食します。 往・還りの温度差が激しいのは、給湯還り管に補給水が入っているのではないのでしょうか? 給湯使用量が設計計算より大きい事も考えられるとは思いますが。 それと、もう1案として、自動空気抜き弁を取り付けてみてはどうでしょう? 配管中のエアーが少なくなれば、かなりプラスになるかと。 ただ空気抜き弁が高温に耐え得るのか、調べないといけませんが。 |
その後ですが、再度色々調べた結果。 設計もそうですが、施工もメロメロでした。 配管材を色々使ったり、設計の容量オーバー、 加圧給水ポンプからの給水を直接給湯還り管に結んでいたり・・・と どうしようもないので、取敢えず エア抜きを設置して様子をみようと言う事になりました。 それと、新たに違う建物なんですが、やはり銅管で水漏れがありました。 場所は低圧ボイラー2次側の配管で循環方式ではなく、 ピンホールの位置が配管継ぎ手の曲がり2次側で5cmくらいの場所に 下側にありました。 これは、孔食とみるのが一般的なのでしょうか? |
手元にある資料では 電食・・・異種金属との接触 孔食・・・水質変化、温度変化、溶存酸素 溝食・・・流速変動 潰食・・・乱流現象、温度変化 となっています。 多分、潰食ではないかと。 配管をリン脱酸銅管ではなく、内面に金属スズをコーティングしたSTC銅管にすると有効のようです。 |
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