Page 42 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼配管テストについて 鮟鱇 03/2/4(火) 15:43 ┣Re:配管テストについて thor 03/2/10(月) 18:13 ┣Re:配管テストについて kaTZ 03/2/11(火) 10:41 ┣Re:配管テストについて TOSIKI 03/2/11(火) 12:17 ┣Re:配管テストについて Takie 03/2/11(火) 19:10 ┣Re:配管テストについて 白雲 03/2/11(火) 23:19 ┣Re:配管テストについて Takie 03/2/12(水) 8:50 ┣Re:配管テストについて issy 03/2/18(火) 18:38 ┗Re:配管テストについて JUN 03/2/19(水) 16:27 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 配管テストについて ■名前 : 鮟鱇 ■日付 : 03/2/4(火) 15:43 -------------------------------------------------------------------------
先日、役所の工事の完了検査で配管テストをエアー5キロで写真を撮って提出したところ エアーテストの圧力と水圧テストの圧力の関係を証明してくれと言われました。 エアーテストは水圧の半分だとか1/3で良いとか 聞いたことがあるのですが・・・ 文献もしくは資料はありませんでしょうか? 皆様宜しくお願い致します。 |
>先日、役所の工事の完了検査で配管テストをエアー5キロで写真を撮って提出したところ >エアーテストの圧力と水圧テストの圧力の関係を証明してくれと言われました。 >エアーテストは水圧の半分だとか1/3で良いとか 聞いたことがあるのですが・・・ > >文献もしくは資料はありませんでしょうか? > >皆様宜しくお願い致します。 フリートークで’水圧試験’を検索してみて下さい。 知りたい事が一通り出てくると思います。 |
これって設備やさんには、永遠のテーマなんでしょうかね 結局これだっていう資料は、ないみたいです。 |
経験上、1/4で行ってきましたので、申し訳け ありませんが根拠って言われると正直困ります。 しかし、エアー5K? 水圧に換算すると私の計算では、20K相当と言う事 になってしまします。 バルブ耐圧が、17.5Kとした場合には、メーカーの 保障範囲を超えてしまってます。場合によっては、機器 内の配管の破損にも繋がります。 エアーはあくまでも保温施工等をするさいの止むおう得ない 時に行い、水圧を原則にすべきと私個人としては思います、 |
水圧でも空圧でも1MPaは1MPaです。従って、管内の各所に加わる力はどちらも同じです。圧力(力)だけに関して言えば水圧でも空圧でも全く同じことです。 ですから、空圧は水圧の何分の1で良い等とは全く根拠のない話で、空圧テスト0.5MPaでは漏れなかった所が水圧1MPaをかけたら漏ってしまったという事例はいくらでも有ります。 あえて言えば、空気は水よりも分子の密度が小さいので比較的少ない圧力でも漏れ易いと言う事はあるでしょう。しかしそれにしても何分の1で同等であると言う事を証明することはかなり難しい話になるでしょう。 また、空圧で1MPaも加圧すると空気は圧縮性がある為、万が一プラグ等が抜けた場合には空気銃となり大変危険です。 水配管の耐圧・気密テストはやはり規定の圧力で水圧で行うのが妥当でしょう。空圧テストは水張り前の凡ミス防止・確認作業と考えた方が良いと思います。 ちなみに、エアー配管等の場合は規定の圧力で窒素ガス等を使って行うのが通常です。 |
20年以上まえにある企業がやった、実験結果からの、水圧と気圧の有功性について書かれた資料があるが、そのまとめの言葉だけを引用します。かなりの量なので、詳細は割愛します。 1.水圧試験では圧力変動により漏れの有無を判断することは不可能であり、全接続箇所の点検を行うことによって漏れの判断をする必要がある。 2. 気圧試験では初期変動経過後(3分以上据え置く)の圧力を初期圧力P1 Kg/cm2G、温度をt1℃とし、試験経過後の圧力をP2‘Kg/cm2G、温度t2℃、P1のt1からt2℃の温度補正をした圧力P2’とした時、その比率が2%以下ならば漏れが無いと判断してよい。但しその場合も重要場所では石鹸水を塗布して調べる。 P2={(t2+273)/(t1+273)}・(P1+1)―1 (kg/cm2G) α={(P2―P2‘)/(P2+1)}x100 (%) 3.装置の耐圧上問題がなければ、試験圧力が高いほど漏れの検出力は高い 参考として、ある一節には、 同一開口部からの漏れの検出力比 検出力比=水圧試験(水100%)/気圧試験 =1/3600 x 21428.6(理論値)/1 =1/1.7 (倍) 気圧試験のほうが水圧試験より1.7倍の検出力があることになる 実際には水圧試験時には多少の空気が混入することが多いため、ますます気圧試験のほうが有利となる |
プラント配管とは違い、配管の殆どが隠蔽されてしまう建築設備配管に関しては、 規定の圧力の水圧テストにより接続個所全数の漏れが無い事を確認する必要があ ります。 圧力変動だけの確認では後で悔いを残すことになるでしょう。 |
国土交通省特記仕様書には水配管には”水圧試験”とあるので、自主的には気密で良くても役所に出す書類としては水圧でないとまずでしょう。 役所担当官もも監査等で上から指摘される事項になると思います。 |
ちなみにですが・・・。 寒冷地での冬季の工事の際は水圧ではなく空気圧です。 試験後に水を抜いても抜けきれなく凍結による破損の可能性があるので・・。 公共工事でも試験官に説明すれば理解してもらえますよ。 |
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