Page 433 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼水圧は高さがあれば距離は関係ないですか? 建築屋 04/7/11(日) 13:09 ┗距離は関係あります masa 04/7/11(日) 20:02 ┗Re:距離は関係あります 建築屋 04/7/12(月) 13:18 ┣Re:距離は関係あります ポンプの営業です。 04/7/12(月) 14:25 ┗ポンプの設置場所について ポンプの営業です。 04/7/12(月) 15:04 ┗Re:ポンプの設置場所について 建築屋 04/7/12(月) 16:00 ┣Re:ポンプの設置場所について ポンプの営業です。 04/7/13(火) 10:55 ┗Re:ポンプの設置場所について be-pap 04/7/13(火) 13:34 ┗Re:ポンプの設置場所について 建築屋 04/7/14(水) 9:25 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 水圧は高さがあれば距離は関係ないですか? ■名前 : 建築屋 ■日付 : 04/7/11(日) 13:09 -------------------------------------------------------------------------
お世話になります。 工場内なんですが、高さ約30m程の位置の高架水槽から50A配管で水平長さに換算して約500m程になる場所(GL+1m程度)まで散水栓用の工水配管を布設したいのですが、私今までこんな工事やったことがありません。それで圧が落ちないものなのか心配です。落下高さがあれば問題ないのでしょうか?それともやはり加圧ポンプをつけるべきなのでしょうか? 宜しくお願いします。 |
同時使用流量によると思いますが、50Aの硬質塩ビライニング鋼管の推奨流速で配管摩擦損失が約45mmAq/mですので、配管長を(500m+30m)=530m、局部損失の直管相当長を配管長の20%相当とすると、 配管の圧力損失=(530m+530m×0.2)×45mmAq/m=28620mmAq=>28.62mAqとなります。 この状態だと末端の水栓の動水残圧は(30-28.62)=1.38mとなります。 水栓の必要水圧を3mとすると、規定流量は流れないことになります。 水栓の必要水圧3mを確保できる配管の動水勾配を逆算すると、 動水勾配=(30-3)/(530m+530m×0.2)=0.042mAq/m=>42mmAq/mとなります。 この場合の同時使用流量は約160リットル/分となります。 |
>同時使用流量によると思いますが、50Aの硬質塩ビライニング鋼管の推奨流速で配管摩擦損失が約45mmAq/mですので、配管長を(500m+30m)=530m、局部損失の直管相当長を配管長の20%相当とすると、 >配管の圧力損失=(530m+530m×0.2)×45mmAq/m=28620mmAq=>28.62mAqとなります。 >この状態だと末端の水栓の動水残圧は(30-28.62)=1.38mとなります。 >水栓の必要水圧を3mとすると、規定流量は流れないことになります。 >水栓の必要水圧3mを確保できる配管の動水勾配を逆算すると、 >動水勾配=(30-3)/(530m+530m×0.2)=0.042mAq/m=>42mmAq/mとなります。 >この場合の同時使用流量は約160リットル/分となります。 なるほどよくわかりました。 実際にはもう少し距離があり、上がり下がりしているので、 この計算式で行くと残圧がマイナスになってしまうかもしれません。 (それって蛇口から出てこないってこと?^^;) やはり増圧ポンプが必要ですね。 ありがとうございますした。 |
>>同時使用流量によると思いますが、50Aの硬質塩ビライニング鋼管の推奨流速で配管摩擦損失が約45mmAq/mですので、配管長を(500m+30m)=530m、局部損失の直管相当長を配管長の20%相当とすると、 >>配管の圧力損失=(530m+530m×0.2)×45mmAq/m=28620mmAq=>28.62mAqとなります。 >>この状態だと末端の水栓の動水残圧は(30-28.62)=1.38mとなります。 >>水栓の必要水圧を3mとすると、規定流量は流れないことになります。 >>水栓の必要水圧3mを確保できる配管の動水勾配を逆算すると、 >>動水勾配=(30-3)/(530m+530m×0.2)=0.042mAq/m=>42mmAq/mとなります。 >>この場合の同時使用流量は約160リットル/分となります。 > > >なるほどよくわかりました。 >実際にはもう少し距離があり、上がり下がりしているので、 >この計算式で行くと残圧がマイナスになってしまうかもしれません。 >(それって蛇口から出てこないってこと?^^;) >やはり増圧ポンプが必要ですね。 >ありがとうございますした。 蛇口からは水がでますが、勢いがないということです。 落差がプラスなら、必ず水はでます。マイナスにはなりません。 増圧ポンプは是非弊社製を・・・って名のれない。 |
上がり下がりの配管はエア溜りの原因になります。 ポンプの設置場所は、出来るならば、縦管の一番下に置いてください。 横管を増圧して送れば自動エア抜き弁を使用できます。 自動エア抜き弁に信頼が置けなければ、単なるコックでもOKです。 エア溜りの起きる個所(とりい部分)に付けておけば、時々開いてやって、 エアを抜くことが簡単です。 加圧ポンプが引っ張ってやらなければならない場所ですと、 エア抜きからエアを吸い込むこともあります。 |
>上がり下がりの配管はエア溜りの原因になります。 >ポンプの設置場所は、出来るならば、縦管の一番下に置いてください。 >横管を増圧して送れば自動エア抜き弁を使用できます。 >自動エア抜き弁に信頼が置けなければ、単なるコックでもOKです。 >エア溜りの起きる個所(とりい部分)に付けておけば、時々開いてやって、 >エアを抜くことが簡単です。 >加圧ポンプが引っ張ってやらなければならない場所ですと、 >エア抜きからエアを吸い込むこともあります。 たびたびすみません。 やはり色々あるんですね。 あと高架水槽からの場合は加圧ポンプになるのでしょうか? いまいち加圧式と増圧式の意味が理解できていなくて。 宜しくお願いします。 |
>あと高架水槽からの場合は加圧ポンプになるのでしょうか? >いまいち加圧式と増圧式の意味が理解できていなくて。 >宜しくお願いします。 加圧ポンプとは自動給水装置ともいいまして、受水槽から給水器具に直接加圧して送るポンプユニットのことです。 そのため、受水槽の水位を測る電極用の端子がついています。 増圧装置は、直結給水の水を増圧させるもので、受水槽の水位を測る電極の端子を持ちません。 また、水道協会認定品であるため若干価格が高くなります。 本件は、高架タンクの水を勢いよく送るためのもので、増圧であっても加圧であっても機能的にはOKです。 加圧ポンプならば、押込圧に注意し、メーカにご支持ください。(標準では2〜3m程度の押し込み圧を想定した設計になっているはずです。) 増圧の場合は押し込み圧は問題になりません。(かなりの高押し込みを前提に設計しています。) 前レスで、縦管の一番下と申しましたが、高架タンクの出口であってもかまいません。 その際は、押し込み圧の心配は要りませんし、加圧式が価格の面からも最適です。 また、横管を引っ張ることになりますが、圧の足りない給水器具の根元や、分岐の部分に加圧(増圧)ポンプをつけるという案もあります。 水量が小さくなりますので、設置台数はふえますが、機器の値段が下がり、危険分散になります。 蛇口1ヶ分ならソーラー用で使っているような数万円というのもあります。 高架タンクを使っている古いマンションの最上階の圧力不足を是正するためにメータBOXに入れたりします。 いずれにしましてもメーカの営業に条件をお示しいただきよくご相談ください。 選択肢はいっぱいあります。 是非弊社の製品をご採用くださることを祈っております。 |
撒水栓での必要水量と 必要静圧及び配管ルート (曲がりなど局部抵抗の計算に使用) 配管材質が分れば配管口径は 計算できます。 計算結果により加圧ポンプ を検討しても遅くはないと思います。 30mHの自然エネルギーを利用しない 手はない。電気代、メンテナンスは不要 故障もありません。 |
始めは理屈だけで簡単に考えていましたが、 やはりそう単純なものではなかったようですね。^^; みなさん新設ご丁寧にご説明いただきましてありがとうございました。 おかげさまで非常に参考にまた勉強になりました。 ありがとうございました。 |
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