Page 653 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼再度!サイクロトロン室の空調設備について エースキラー 05/2/22(火) 21:56 ┣Re:再度!サイクロトロン室の空調設備について おにぐん 05/2/22(火) 23:12 ┣Re:再度!サイクロトロン室の空調設備について hatomori 05/2/23(水) 10:55 ┗Re:再度!サイクロトロン室の空調設備について こてつ 05/2/23(水) 10:56 ┗Re:再度!サイクロトロン室の空調設備について 万屋 05/2/23(水) 15:59 ┗Re:再度!サイクロトロン室の空調設備につ... こてつ 05/2/23(水) 18:33 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 再度!サイクロトロン室の空調設備について ■名前 : エースキラー ■日付 : 05/2/22(火) 21:56 -------------------------------------------------------------------------
一度投稿したのですがどこにレスしたか分からなくなってしまったので再度! 現在の現場(病院)ですがサイクロトロン室が存在します 設計図が私自身初めての場面なので施工に?が付きます! 下記の内容について指導願います 1・室内の換気方法の注意点 2・部屋の周りの躯体が500の躯体壁になってますが貫通ダクト・配管についての 貫通処理 3・室内換気の器具類の仕様等 などになります! ご指導のほど宜しくお願い致します! |
>一度投稿したのですがどこにレスしたか分からなくなってしまったので再度! ・・・なんか、気になります。(こういった投稿が。) 2月18日に こてつさんがレスつけてくださってますよ。 検索すれば、すぐに見つかると思うのですが・・・ (自分でスレ立てた分くらいは覚えておきましょう。) (余計なお世話で、一言多い(ん?以前誰かに言ったセリフ・・・)んですが、 先に謝っておきます。 返事の仕方が不適切かも知れません。 気分を害されるようでしたら 申し訳ありません。 |
最初の投稿は3391)です。この画面の下のほうにあります。 親切なレスがついています。 が、あなたは、サイクロトロンが設置されるほどの大規模な病院を施工されて いるのですから、基本的なことは医療器具メーカーと十分打ち合わせを されているのではないでしょうか。 質問の内容が全て基本的なことです。 ここのレスでダクト貫通はなにもしなくてもよい、或いは壁から○○まで鉛をまいて下さい、もしくは遮蔽ボックスをつけてくださいなどいろいろな答えが返ってきてもかえってこまるのではないですか。 |
再度サイクロトロン室内の空調設備 >1・室内の換気方法の注意点 導波管付近での気流に制限がある場合が多いです。(0.3m/s、0.5m/sなど)施主または装置メーカーに条件を確認しましょう。また吹出口、吸込口の位置も概略指定される場合があります。 >2・部屋の周りの躯体が500の躯体壁になってますが貫通ダクト・配管についての貫通処理 躯体厚500とのことですが、必要遮蔽厚をまず確認して下さい。(通常躯体厚は必要遮蔽厚対して多少余裕をみているはずです) 貫通ダクト・配管の遮蔽の注意事項として2点あります。 (1)ダクト・配管の貫通口径による遮蔽厚欠損の補償 線源(サイクロトロン)は室内の中央にあると思いますので、線源から貫通口に斜めの線を考えて貫通口による欠損寸法を除いた斜め方向の躯体厚が必要遮蔽厚を上回っていればOKです。 斜め方向の躯体厚が必要遮蔽厚より下回る場合は、欠損厚さに対して比重換算で等価厚さを持つ鉄、鉛などの補助遮蔽体をコンクリート打ち込みにて設置します。 (これらは本当は設計で対応する話です) 本当は遮蔽の専門の人(施主または装置メーカー)に計算してもらうことが必要です。上記は簡易的な手法です。 遮蔽計算の考え方、遮蔽計算コードにより斜め方向は原則不可で壁は水平方向、天井スラブは垂直方向の評価のみとする場合もあります。 (2)貫通口のストリーミング対策 ストリーミングとは貫通口内部を通る放射線の反射により外部に放射線が出ることを言います。 ストリーミング対策としては躯体の中のダクト・配管を2回屈曲にて施工します。(クランク状にする) クランク状にすることにより水平方向に遮蔽欠損が出るようであればその分の補助遮蔽体(鉄、鉛)が必要となるのは(1)と同様です。 これも簡易的な手法です。本当は遮蔽計算が必要です。 なお。躯体厚が500もあるのであれば、出入口は迷路構造になってませんか?そうであれば迷路の中をダクト・配管経路とすれば遮蔽対策はおそらく必要なくなるはずです。 >3・室内換気の器具類の仕様等 上記1の気流制限を満足できるものであればなんでもかまいません。 それにしても設計はどうなっているのでしょうね。検討しているんでしょうか。 |
こんにちは。 仕事がひと段落したのでじっくり読まして頂きました。 すばらしい回答ですね〜。 私、以前MRI室の設計したことがあるのですがそこまで検討できていませんでした。役所物件でしたがすんなり通りましたね。 こういう回答やキーワードをヒントにして自分もレベルアップしていきたいものです。 |
こんにちは こてつです。 おほめにあずかり恐縮です。 実は某特殊法人に出向経験があり、発注者側での業務を経験しています。遮蔽の基礎知識はそのころ覚えたものです。 建築設備の設計者が普通に設計を経験していく中ではなかなか覚える機会もない分野かと思います。 ダクト、配管の遮蔽については設計の中で時々出てきますが、客先またはメーカーに遮蔽の担当者がいても、相手はダクト、配管のことはわからず、こちらも遮蔽のことがわからないのでは打合せをしても話が通じないことになりがちです。やりとりをしても行ってこいの状態で、ものすごく時間がかかってしまいダクト、配管のルーティングを決めるのに何ヶ月もかかったりします。 それに対して、こちらが遮蔽の基本的な考えを知っていれば、1、2回のやりとりで済んでしまいます。 また、客先またはメーカーに遮蔽の担当者がいればまだ良いほうで、大学、病院などでは相談する相手もいない状況も多いかと思います。そういう中でこのフォーラムに質問されるのは正解と思います。なんたって2万人も見ているのですから。 私も答えてあげられるものは出来る限り答えようと思っています。がんばりましょう。ではでは。 |
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