Page 765 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼屋外配管のボルトナットにSUS いち 05/5/17(火) 14:44 ┣Re:屋外配管のボルトナットにSUS @登戸 05/5/17(火) 15:55 ┃ ┗Re:屋外配管のボルトナットにSUS hatomori 05/5/17(火) 17:48 ┃ ┣Re:屋外配管のボルトナットにSUS いち 05/5/17(火) 19:45 ┃ ┃ ┗塩害地域はSUS不可、どぶ付けが保ちがいいです masa 05/5/18(水) 2:33 ┃ ┣Re:屋外配管のボルトナットにSUS @登戸 05/5/18(水) 15:04 ┃ ┗Re:屋外配管のボルトナットにSUS こてつ 05/5/19(木) 10:21 ┃ ┣Re:屋外配管のボルトナットにSUS まつけん 05/5/19(木) 13:51 ┃ ┃ ┗Re:屋外配管のボルトナットにSUS こてつ 05/5/19(木) 14:13 ┃ ┃ ┗Re:屋外配管のボルトナットにSUS まつけん 05/5/19(木) 14:54 ┃ ┃ ┗Re:屋外配管のボルトナットにSUS こてつ 05/5/19(木) 17:42 ┃ ┗Re:屋外配管のボルトナットにSUS hatomori 05/5/19(木) 18:19 ┃ ┗Re:屋外配管のボルトナットにSUS こてつ 05/5/19(木) 20:07 ┃ ┗Re:屋外配管のボルトナットにSUS まつけん 05/5/20(金) 20:18 ┣Re:屋外配管のボルトナットにSUS みっちゃん 05/5/17(火) 23:06 ┗Re:屋外配管のボルトナットにSUS えんとろぴー 05/5/19(木) 9:06 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 屋外配管のボルトナットにSUS ■名前 : いち ■日付 : 05/5/17(火) 14:44 -------------------------------------------------------------------------
ちょくちょくお世話になっております。 またまた皆様のお知恵を拝借したいのですが、 屋上、屋外の給水配管VLP(VA)でバタ弁他、フランジ部分があり 電気メッキのボルトナットを使用しているのですが、建築担当者から 屋外はSUSまたはドブ漬けを使用するよう言われました。 屋外なので保温、ラッキングを施しフランジ部もラッキングで包んでしまうので 問題無いと思いますし、ラッキングの信憑性を疑うなら配管自体がさび止め塗装しか していないのでボルトナット以前の問題だと思うのですが・・・ 私自身、今まで10数年やっていますがSUSのボルトナットを使用したことはなく、 また言われたことも無かったのでびっくりしております。 屋外で電気メッキを使用しても良いという文献はあるのかと聞かれ国交省や家協会の 仕様書を見ているのですがそういった記述は見あたりません。 建築担当者が納得してもらえるような文献、他、文章など ご存じのかたいらっしゃいましたら教えてください。 よろしくお願い致します。 |
そういう仕様と解釈してあまり深く考えないように するのはどうでしょうか? ラッキングするから大丈夫とありますが、 ラッキングは防水性においては信頼度はゼロに等しいです 誰かが乗って潰れたりするし、元々ラッキングのシールは 非常にシール層が薄いし経年劣化でまず間違いなくひび割れしています 特に箱もの(バルブとかフランジとかの部分)との接続は 一番信頼性が低いものです ただ、SUSを使う場合ボルトの緩みについて 注意する必要があると思います 心配なところはSPワッシャーだけでなく ネジロックなどの緩み防止材や 簡易的にシールテープなどを使うなど工夫が必要かと・・。 |
@登戸さん、教えてください。(施工面のことで詳しくないので) SUSのボルト、ナットで締めつけると、焼きついて後で回らなくなって 取替えができなくなることはないのでしょうか。 ラッキングの信頼性はまさにそのとうりだと思います。 |
@登戸さん、hatomoriさん早速のご返答有り難うございます。 ラッキングに対しては私も信頼しているわけではないのですが、 現状既に施工が終わっておりかなりの数量があるので今からSUSに 替えるのは正直コスト的にやりたくないというのが本音です。 また、私の今までの経験上そこまでしたことは無く、SUSにするよう言われたことも無く まわりの設備業者の方や同僚に聞いても、したことは無いという意見ばかりでした。 電気メッキとはいえメッキしているのでそこまで言うのなら配管自体や ねじ切り部分のほうがよっぽど心配ではないかと思うのです。 みなさんSUSのボルトナット使用していらっしゃいますか? 塩害などとは無縁の地域なんですが・・・ |
塩害地域はSUSは逆に使えません。 どぶ付け又はアルミ溶射の方が保ちがいいです。 VAのフランジだとしたら、どぶ付けのボルトナットの方が配管自体の保ちはいいです。 SUSの場合はボルトナットは保ちますが、配管自体の腐蝕が進みます。 |
>@登戸さん、教えてください。(施工面のことで詳しくないので) >SUSのボルト、ナットで締めつけると、焼きついて後で回らなくなって >取替えができなくなることはないのでしょうか。 > >ラッキングの信頼性はまさにそのとうりだと思います。 うーん そういう経験が今まで無いので 気にしたことなかったです すみません・・。 ポンプ周りでSUSボルト使っているのをよく見かけますが、 大抵緩んでますよね。 単にSPワッシャーだけではゆるみ止めの効果が無いみたいです SUSボルトが緩むというのは素材が硬いというところに 起因していると考えます 難しい話で納得のいく説明をすることはワタシのアタマでは 困難なので noa氏の登場を願っています 氏の活躍する会社はそっち方面では超有名ですから。 バラしちまっていいのか・・・? |
hatomoriさんこんにちは こてつです。 SUSボルトの焼き付き対策には焼き付き防止潤滑剤が市販されているようです。 ↓ http://www.ipros.jp/special/automotive2005/001635022.html 建築設備では使っているのは聞いたことはありませんけど あと、SUS製ボルトを使う場合、ボルトはSUS304、ナットをSUS316にすると、SUS316のほうが柔らかいので、ボルトナットが食ったときにナットのネジだけが切れて交換が可能です。 また、他の方のレスにありますが、締め付けにはスプリングワッシャーではなくダブルナットのほうを使います。 なお、塩害地域では亜鉛ドブ付けのほうが信頼性があるのはmasaさんと同意見です。 |
>また、他の方のレスにありますが、締め付けにはスプリングワッシャーではなくダブルナットのほうを使います。 ぼくもダブルナットとするのがいいと思います。現場で指導していたころは、そのようにしていました。 >あと、SUS製ボルトを使う場合、ボルトはSUS304、ナットをSUS316にすると、SUS316のほうが柔らかいので、ボルトナットが食ったときにナットのネジだけが切れて交換が可能です。 このことは知らなかったなー。 それと、塩害地域ではステンレス製のもの(たとえSUS304であっても)はNGですね。建築設計者の中にはとにかくステンレス製のものが良いと思っているような方もおられますが、まったく違います。ご存知ないんでしょうね。 |
まつけんさんレスありがとうございます。 まつけんさんは松坂の建築設備の略ですね。私も三重県には在住していたことがありなじみ深いです。 塩害地域でのSUS材使用ですが、施主(事業者)またはプラントメーカーによってはステンレスへの信頼性は信仰に近いものがあるように思います。 プラント基準で屋外はSUS材の使用が原則だったりします。 そういうときは私もSUSを使います。一応亜鉛ドブ付けの提案はしますけど。 こういう場合は議論になりにくいのでプラント基準に従います。 SUSも絶対ダメとはおもっていません。ベター論ではないでしょうか。 |
こてつさん、さっそくありがとうございました。どうぞよろしくお願いします。 >まつけんさんは松坂の建築設備の略ですね。 それもそう言えると思うんですが、実は「松阪」に住んでいる「けんじ」ということで「まつけん」としているんですよ。でも「松坂の建築設備の略」というのもイケますね! どっちでもいいですけどねっ。 昨年暮れの忘年会に「まつけんサンバ」というのを全曲はじめて聞きました。その時は「元気な歌うたっとるなー」という認識でした。そのへんのことは正直なところあんまり知らないんです。(元々あまり関心ないものですから) >プラント基準で屋外はSUS材の使用が原則だったりします。 >そういうときは私もSUSを使います。一応亜鉛ドブ付けの提案はしますけど。 >こういう場合は議論になりにくいのでプラント基準に従います。 >SUSも絶対ダメとはおもっていません。ベター論ではないでしょうか。 ぼくもそのように思っています。3年前伊勢市内で海岸線からあまり離れていないところに建設する新型老健施設(民間物件)の設計に参与させていただきましたが、その時の建築設計者は屋外にたくさんステンレス製品を使っておられました。塩害対策についてぼくのほうから一応説明しましたけど、それぞれが責任もって仕事(設計)に臨んでいるわけですから、あまり強いて言いはしませんでした。 その設計者からエアコンの室外機(GHPとEHPを併用した)の耐塩害仕様をやめてください、と申し出がありましたが、それは説明してお断りしました。(予算の調整だったそうです)実際の施工はどうなったのかまでは、ぼくは知っていません。 設計の世界もそうですが、物事には「決め事」があり、「決め事」をあてはめる程度があり、さらに「決め事」の解釈もあります。果ては設計者の認識や判断によるものもありますのでたいへんですネ。何にしても、先の件、議事録はしっかりとってあります。電話によるやりとりもすべて日付と時刻入りでファイルに綴ってありますが、重要な事柄においては当然のことですよね。 |
> 設計の世界もそうですが、物事には「決め事」があり、「決め事」をあてはめる程度があり、さらに「決め事」の解釈もあります。果ては設計者の認識や判断によるものもありますのでたいへんですネ。 全く同感です。 「決め事」をあてはめる程度、「決め事」の解釈ですが、種々の設計の基準となっているものには、その前提条件(適用範囲といっても良いかもしれません)があり常にそれを意識していないと大きく間違ってしまうことがあります。 常日頃からそういう思考回路を持っていれば相手への説得、提案もより説得力を持ってくると思います。 こちらこそよろしくお願いします。ありがとうございました。 松坂→松阪でしたね。失礼 |
こてつさん、ありがとうございました。 職人さんに聞きますと、給水本管工事などでSUSのBNを使うとき焼付き防止 潤滑剤を使うようです。 はなしは、それますが、こてつさんとまつけんさんお二人の話をきいていると どちらも真面目な方なんだなーといつも想っています。 (他の人が不真面目だとは言ってませんが) 文章の中にも真面目さがうかがわれます。わたしも見習うように努力します。 |
hatomoriさんこんばんは >給水本管工事などでSUSのBNを使うとき焼付き防止 >潤滑剤を使うようです。 やっぱり使っているのですね。現場管理も時たまやりますが、施工要領書に書いてあったことは一度もありませんでした。「次回は朱記しようかな」と思いました。 情報ありがとうございました。 >はなしは、それますが、こてつさんとまつけんさんお二人の話をきいていると >どちらも真面目な方なんだなーといつも想っています。 >文章の中にも真面目さがうかがわれます。 これについてはコメントに困ってしまいます。文章に気をつけているだけで普通と思っています。穴があったら入りたいです。 |
>穴があったら入りたいです。 ぼくもその穴にご一緒させていただければ、と思います。ワーン、ワーンと響く中で、ゆっくりお話ができそうですね。 hatomoriさんもいらっしゃーい! |
その担当者さん、フランジ部分とかの錆付いたボルトのバラシに 以前、相当苦労したとか…。(笑) 確かにSUSの方が、後々の営繕にはいいでしょうね。 その程度じゃないでしょうか。 それにしても、ラッキングの中身って何ですか? グラスウールとかだと、不完全な防水で濡れた場合にラッキング無しより腐食する事 ありますよね。 |
田舎の設備屋ですが、水道局では、ステンレスは焼付け防止の物を使うか 鉄製のネジが必須でした。これは、はずす時ネジがかみこんだ場合、SUSだと ねじ切る又は切断するときとても難儀するからです。 まぁSUSであれ締め付けを行う時に、ゴミ等の付着除去及び片締めしなけば あと潤滑油の塗布は必要ですが、まず焼付け起こすことはありません。 まぁ屋外のボルトナットは、私の周りではコストダウンのもっとも大きい 部分でもありますから、電気鍍金のものもよく利用させてもらっていますw 個人的に維持管理で言えば、SUS製に軍配は上がりますが、焼付けさせない 事が最重要課題です。 共通仕様書・特記仕様書に謳っていない項目は、施主さんの主観的なものに 任されるため、事前打合せが必要なきがします。 ボルトナットも塵も積もれば・・・・ですよね^^; |
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