Page 1070 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼体育館の冷暖房負荷計算 こげ山こげぞう 05/7/27(水) 18:40 ┣体育館の冷暖房負荷計算(2) こげ山こげぞう 05/7/28(木) 1:24 ┃ ┗まずは冷暖房の条件を確認しては? 冷房なしの現場事務所 05/7/28(木) 16:54 ┃ ┗Re:まずは冷暖房の条件を確認しては? こげ山こげぞう 05/7/28(木) 17:30 ┃ ┗Re:まずは冷暖房の条件を確認しては? thor 05/7/28(木) 20:44 ┃ ┗Re:まずは冷暖房の条件を確認しては? こげ山こげぞう 05/7/28(木) 22:12 ┃ ┗Re:まずは冷暖房の条件を確認しては? 冷房なしの現場事務所 05/7/29(金) 17:35 ┃ ┗Re:まずは冷暖房の条件を確認しては? こげ山こげぞう 05/7/30(土) 9:21 ┗Re:体育館の冷暖房負荷計算 うずまき 05/7/31(日) 21:25 ┗Re:体育館の冷暖房負荷計算 こげ山こげぞう 05/7/31(日) 21:57 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 体育館の冷暖房負荷計算 ■名前 : こげ山こげぞう ■日付 : 05/7/27(水) 18:40 -------------------------------------------------------------------------
はじめまして。 ある養護学校の体育館の冷暖房設備の設計を依頼されました。 建物の大きさは20m×13m(260u)。高さは屋根の一番低い所で8m、一番高い所で10m。形状はごく一般的な学校の体育館です。 長手方向が南、西面となります。壁はコンクリートで、屋根はカラー鉄板+アスファルトルーフィング22t+木毛セメント板25tです。 窓ガラスは4m×2.5mが16面(西と南に各8面)。 某空調メーカーの負荷計算ソフトを使用して計算してみましたが、そのソフトは一般的な事務所、店舗を対象にしているので、体育館のような大空間に当てはまるのか疑問に思っています。 いろんな資料を見ると屋根の高い部分にダクトを設置して下に吹き降ろすのが一般的な方法のようですが、私の考えでは両側面にダクトを設けて、ノズルまたはライン型吹出口で、高層部分の冷房を考えず低層部分中心の冷房でも良いのではないかと思っております。 過去に手掛けた物件の冷房負荷を考えると、最低でも80kw(30馬力相当)は必要だと思いますが、いまいち自信がありません。 空冷式の床置ダクト型パッケージを採用する予定です。 |
過去に施工した物件で、ガラス面が多く吹き抜けのある天井高の高いショールームに冷房能力20馬力を設置したことがありますが、冷房エリアを体育館の低層部分に限定した場合、どれくらいの能力を見ればよいのか悩んでおります。 暖房に関しては、高所からの吹き下ろしは効率が悪そうなので、灯油式の遠赤外線ヒーターを採用してみようかと思っております。 空調機の能力に合わせて、動力設備も見直しになるので、必要以上に大きな冷房を導入するわけにもいかず、いろんな資料を見て研究していますが、客先から急かされて悪戦苦闘しております。 過去に体育館、ホール等の施工をされた方のアドバイスをいただけると助かります。 |
体育館の冷暖房ですが、 1)運動するときに使用しますか? 2)式典や、集会の時に使用しますか? 3)その両方ですか? それによって考え方も変わってくると思います。 1)運度するのに、事務所と同等の冷暖房は不要かと 寒くない程度の暖房と暑すぎない冷房程度でよいのではないでしょうか? 年中快適な空間で運動するなんて、贅沢というか 体によくないのではないでしょうか?(考え方が古い?) また、計算上も、運動強度によって人からの発熱量も変わってきます。 2)式典とか集会で使用する場合は、多人数が集まります。 必要外気量と人員からの発熱も馬鹿になりません。 時に潜熱が大きいですから 暖房時には、足元が温まりませんから、某メーカさんの エアxxファンとか使って上部の暖かい空気を下に吹き降ろすのもひとつです どちらの場合も、完全空調するとイニシャル、ランニングが馬鹿になりません お施主さんとまずは使い勝ってと冷暖房の条件をつめるのが重要だと思います。 電気熱源の冷房を考えると、冷房をしない期間にはらう電気の 基本料金だけでも結構な額になるはずです |
さっそくアドバイスいただきありがとうございます。 まず使用頻度や運動種目などを確認したいと思います。 バドミントンや卓球をされる場合は、ノズルの配置も考慮しなければならないと思います。 おっしゃるように、店舗や事務所のような快適性は要求されないと思います。 新築ならまだしも、既設の建物において、効率の良いリターンダクトを設置するのも、いろいろ制約があり難しいと思います。 ランニングコストのことを考えて、必要最小限の能力を設定するために、じっくり施主と打ち合わせしてみます。 |
>バドミントンや卓球をされる場合は、ノズルの配置も考慮しなければならないと思います。 以前こんな話が出てましたが・・・ http://www.setsubi-forum.jp/cgi-bin/c-board/data/design/log/tree_619.htm#3143 |
すごく斬新なアイデアで驚きましたが、定期的に袋(ダクト)の洗浄が必要のようですね。 いろいろ自分なりに検討した結果、冷房能力16馬力の床置型空冷HPを2台設置するシステムで提案してみようと思います。 30馬力を一台設置すると室内機が巨大になり、設置するのが困難になります。 2台に分けると負荷の少ない時には1台だけ運転できるので、省エネになるかと考えました。万が一故障した時も、片方で応急運転できますし。 言い忘れていましたが、設置場所は北陸です。 とりあえず概算の見積もりを大至急欲しいとのことなので、多少の不安はありますが、見切り発車するしかなさそうです。 施主様は、床置きパッケージを数台置けば今よりも涼しくなるだろうと、けっこう簡単に考えていらっしゃるようです。 私があれこれ悩みすぎなのかもしれません。 |
設置場所、機器やダクト、配管については 人が運動中にぶつかっても怪我をしない対策 ボールや運動器具がぶつかる(ぶつけられる)ても 影響しない対策(保護カバーや、手すり等)にも 注意してください。 学校にもよりますが、結構使い方が荒いですし いたずらもされますから・・・・ 「生徒のいたずらも、機器の耐久性が悪い メーカーの見解をだせ」といわれたことがあります。 概算には、くれぐれも、そのあたりの費用をお忘れなく |
2階部分に機械を設置できそうな通路(1FL+3000)があるので、そこに室内機を設置しようと思っています。 できれば一階にリターンダクトを設けたいところですが、設置場所が無さそうなので、室内機本体での吸込みにしようと考えております。 給気ダクトに関してはFL+5000くらいのレベルで、壁の鉄骨を利用して固定すれば良いのではないかと考えております。 一般的には、冷房に関しては天井の一番高い部分から吹き降ろすパターンが多いようですが、既設の建物でそれを施工するには、作業用足場が問題になります。 体育館の構造(周囲も含む)を考えると、高所作業車の搬入も困難なので、仮設足場を組むしか方法がありません。 壁にダクトを設置する場合は、脚立での作業が可能になります。 当然、足場を組んでいる期間中は体育館を使用できないので、工期についても施主との相談が必要ですね。 もっと早い時期に相談をいただければ・・・。この仕事をしていると、よくあるパターンです。GOサインが出るまでやたら時間がかかるのに、仕事が決まったら完成までの時間が無い。 |
>建物の大きさは20m×13m(260u)。高さは屋根の一番低い所で8m、一番高い所で10m。形状はごく一般的な学校の体育館です。 >長手方向が南、西面となります。壁はコンクリートで、屋根はカラー鉄板+アスファルトルーフィング22t+木毛セメント板25tです。 こういった空間は、熱負荷計算とはあいません。 あれは、空間平均として求められます。ただ、条件を変更して、負荷が減ったとか増えたという検討を行う分には、あくまで物理的に入ってくる熱の量の問題なので使えます。 ただ、負荷計算はある程度断熱された建物を対象にしていると思います。折板屋根のように断熱がほとんどなく屋根からの入射熱が問題となるような場合は、日射吸収率などもかなり大きなウェイトをしめているという問題もあります。通常、負荷計算ではこのあたりを気にすることはないと思います。 大きな空間の場合、問題になるのは2点 @上下温度差。 A放射熱 1に関しては、下部空間に冷気が積層すれば、負荷計算以上の効果が見込める可能性があります。 しかし、今回の条件を見た場合、重要なのは放射のほうのように思います。 屋根の条件を見ますとあまり断熱条件がよくないように思います(体育館としてという意味ではなく) 日射吸収率0.8程度の屋根かつ上記条件では夏場に、屋根の裏面は40℃近くなっていることが考えられ、屋根からの放射熱による体感温度も大きいと思います。 昨今、遮熱塗料なんてものもありますが、屋根を低汚染型の白色とするだけで、体感温度は2,3℃変わると思います。 屋根からの入射熱(熱負荷)、日射吸収率と屋根裏面温度による作用温度の検討というのをしてみるといいと思います。 |
上層部の熱を排出するのに、有圧換気扇(温度スイッチ付)などを設置するのも有効かもしれませんね。 おっしゃるとおり、パソコンソフトでの負荷計算はあくまでも居室内の平均値のようなものかもしれません。 ある程度の気流の乱れを覚悟の上で、スポットエアコン的な使い方をするのであれば、冷房能力30馬力も必要ないような気がします。 皆さんにいただいたアドバイスを頭に叩き込んで、お客様と相談してみたいと思います。 |
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