Page 1087 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼人体負荷による室内湿度変化 haruru 05/8/19(金) 9:12 ┣Re:人体負荷による室内湿度変化 mukashi 05/8/19(金) 17:11 ┃ ┗Re:人体負荷による室内湿度変化 haruru 05/8/19(金) 17:37 ┃ ┣Re:人体負荷による室内湿度変化 mukashi 05/8/19(金) 18:59 ┃ ┗Re:人体負荷による室内湿度変化 mukashi 05/8/20(土) 17:06 ┣Re:人体負荷による室内湿度変化 うずまき 05/8/19(金) 18:02 ┗Re:人体負荷による室内湿度変化 ada 05/8/21(日) 11:21 ┗Re:人体負荷による室内湿度変化 haruru 05/8/22(月) 8:35 ┗Re:人体負荷による室内湿度変化 stein 05/8/22(月) 11:15 ┗Re:人体負荷による室内湿度変化 haruru 05/8/22(月) 11:24 ┗Re:人体負荷による室内湿度変化 ada 05/8/23(火) 1:14 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 人体負荷による室内湿度変化 ■名前 : haruru ■日付 : 05/8/19(金) 9:12 -------------------------------------------------------------------------
ある、マンションの1室を塾にして要る部屋があり換気状況が良くない中で結露の問題が出ています。人体からの発生蒸気により室内湿度がどれくらい上昇するかの計算方法があれば教えて下さい。 |
計算も、結構ですが 乾湿度計(どこでも売っている)で測定したほうが よいと思います。 |
早速のご意見ありがとうございます。実は今回問題となっていた部屋は結露がひどいということで改修のため壊してしまいました。入居者が結露は施工不良だと言うことに対しての反論根拠として入居者の使用状況や室内環境にも問題があったと言いたいための資料を作りたかったのです。今となってはやはり計算で出すしかないと考えています。 |
同じマンションの、条件の似た部屋はないのですか? たとえば、上下階の部屋ですけど・・・協力してもらえないのですか? 人数、用途は別にしても、方位、構造の類似した部屋の状態から推定できないですか・・・ |
類似階の構造体情報と、使用当時の在室人員等の内部条件もとに、 結露現象の起きた部位の表面温度を推定しましょう。 この部位、内部、外部、中間のいづれの結露現象が起きているかで、 ちがってくるので、どの結露か見極めましょう。 |
>ある、マンションの1室を塾にして要る部屋があり換気状況が良くない中で結露の問題が出ています。人体からの発生蒸気により室内湿度がどれくらい上昇するかの計算方法があれば教えて下さい。 マンションってことでしたので、たぶん勝手に想像すると RCの等級3程度の断熱性能があるのではないかと思います。 最近のRCになると気密性能がよく、以前のすかすかな戸建と同じライフスタイルで結露する!!瑕疵だ!!という人はよくいますね。 ですから、建物の断熱や気密性能がちゃんとあるということは、きちっとした資料で示すことをお勧めします。 計算に関しては、通常の負荷計算が載っているような本をみれば、人体、植物、やかんなどの水蒸気発生量は出ていると思いますが、いま手元にありません。 私がよく行う計算では、換気をしない場合は、換気回数0.2回程度の換気量がすきまなどである。換気をした場合は、基準法の0.5回程度で計算をします。 ちなみに、結露の発生部位はどこでしょうか? ところで、夏場だとすると、夏型結露の可能性はないですか? 夏型だとすると換気は結露を悪化させると思います。 |
一人当たりの発生熱量が110kcal/hくらいで、そのうち潜熱量が大体55kcal/hなので、蒸発に必要な熱量を550kcal/kgとすると100g/h・人くらいだと思います。但し、状況によって変わってくる数字なので、参考値的な物にしかならないと思います。部屋を壊してしまう前に測定できれば良かったんですけど… |
皆さんの貴重なご意見ありがとうございます。確かに類似室の室内環境の測定が可能であれば実施してみようと思います。夏期結露という話は聞いていません。確認したいと思います。ada(6605)さんの数値も参考に計算してみて、またちょっと悩んでみますいと思います。色々とありがとうございました。 |
>皆さんの貴重なご意見ありがとうございます。確かに類似室の室内環境の測定が可能であれば実施してみようと思います。夏期結露という話は聞いていません。確認したいと思います。ada(6605)さんの数値も参考に計算してみて、またちょっと悩んでみますいと思います。色々とありがとうございました。 やはり計算をやってみますか? 水分保存則から概念的な下式を作ることができます。 室内水分変化速度=人体水分蒸発速度ー空調機除湿速度ー換気除湿速度ー結露速度 求めたい到達湿度は、左辺が0となる状態です。従って 人体水分蒸発速度=空調機除湿速度+換気除湿速度+結露速度 を満足する湿度が、到達湿度です。 室温変化もエネルギー保存則から同じように作ることができますが この場合は、室温を仮定したほうが良いでしょう。 ここで、室内温度や湿度が一様であるという仮定を設けると計算は簡単になります。 ●人体水分蒸発速度は、空調便覧に載っています。 人員数に比例しますが、作業形態や室温で変化するようです。 ●空調機除湿速度はメーカーに問い合わせましょう ●換気除湿速度は[換気風量]×[室内外の湿度差]ですね ●結露速度は無視していいように思います。 蛇足かもしれませんが、参考までに。 |
steinさん丁寧な説明ありがとうございます。実はこの手の計算はあまり得意ではないので大助かりです。今回は色々と勉強させて頂きました。感謝です。 |
steinさんにかなり補足していただいたのでちょっとだけ。 この案件でユーザーを納得させるだけの物を作り上げようとすると、専門分野の人でも憂鬱になります。やって見るとだんだん判って来るでしょうけど、幅広い物理知識を総動員しなくてはなりません。きっと深みにはまってしまうと思います。計算の信憑性をどこまで高めて、どの辺で妥協するかという判断が難しいですね。一昔前なら大型コンピュータでやってたような内容になってしまいかねません。今ならパソコンで出来るでしょうけど。 話から推測すると建築の方のようなので、この検討を行う事は無駄にはならないと思います。是非やって見てください。建物と空気・熱の認識が変わってくると思います。 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━