Page 1278 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼不可解な蛇口の水の白濁 mu 06/2/10(金) 18:47 ┣Re:不可解な蛇口の水の白濁 stein 06/2/12(日) 22:14 ┃ ┗Re:不可解な蛇口の水の白濁 mu 06/2/13(月) 21:31 ┃ ┗Re:不可解な蛇口の水の白濁 stein 06/2/15(水) 17:34 ┃ ┗Re:不可解な蛇口の水の白濁 mu 06/3/6(月) 20:56 ┃ ┗Re:不可解な蛇口の水の白濁 stein 06/3/6(月) 21:31 ┃ ┗静かに流れる蛇口の水 stein 06/3/10(金) 8:45 ┗Re:不可解な蛇口の水の白濁 デンスイ 06/2/14(火) 7:52 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 不可解な蛇口の水の白濁 ■名前 : mu ■日付 : 06/2/10(金) 18:47 -------------------------------------------------------------------------
受水槽式の6階建て飲食テナントビルがありまして、 その4階の1テナントのみ蛇口から白濁した気泡混じりの水が出て困ってます。 このビルは昨年の夏に給水管更新工事を行いましたが 更新範囲は主管のみで各テナント内の配管は既設管をそのまま使用しています。 通常の白濁水が出る状況であれば溶存酸素の圧力開放による気泡化、 又は水栓の誘引作用による気泡混入が一般的だと思いますが、そうとは思えないような 気泡混入状況です。 1 気泡が大変細かく、コップの水の気泡消滅まで3〜5分程度もかかるので、 通常の蛇口による気泡混入とは考えづらい 2 そのテナント内の全ての蛇口からも出る為、やはり蛇口からの混入は考えづらい 3 主管からの分岐部直近の他テナント(同階)の水は透明なので当該テナントへの 分岐以降の原因が考えられます。 4 そのテナントより水圧が強いはずの下階のテナントでも気泡混入は無いので、 圧力開放による気泡発生も考えづらい 5 流水の速度を蛇口で絞った際、分岐元バルブで絞った際、いずれも白濁するので 流速過多による乱流で気泡が発生したとは考えづらい 6 ある程度水を出し続けると白濁はなくなり、流水を止めて1時間くらいして出すと、 しばらく白い水が出る、このことより、流水、気泡の混入等、動水による気泡混入は 考えづらく、テナント分岐以降の停滞水に対する気泡の混入が考えられます 7 白濁はおとといの日から始り、おとといより以前にもっと気温が低い状況が あったので気温に依る溶存酸素量の増加というのも可能性が薄いと思われる。 停滞水が停滞中に原因がある事が予想できるのですが、果たしてそのテナント配管 部分にのみ気泡が発生する要因が考えられるでしょうか。 化学反応なのか、炭酸水のように管内面に付いた気泡が管表面からとけ込んで行くのか、 溶存酸素が他テナントで出ない原因は何なのか、 今までになかったケースで全く予想がつきません。 考えられるケースを思いつく方教えて下さい。 宜しくお願いします。 |
元工場設備屋です。 工場でも不可解な現象がよく起きました。 今回の現象で気になった点は、次の3つですね。 (ポイント1) >7 白濁はおとといの日から始り、おとといより以前にもっと気温が低い状況が > あったので気温に依る溶存酸素量の増加というのも可能性が薄いと思われる。 この現象が起こり始めた日の前日(複数日の場合有り)にこの設備に関して あったことをすべて確認しましょう。何かがあったはずです。 (ポイント2) >6 ある程度水を出し続けると白濁はなくなり、流水を止めて1時間くらいして出すと、 > しばらく白い水が出る、このことより、流水、気泡の混入等、動水による気泡混入は > 考えづらく、テナント分岐以降の停滞水に対する気泡の混入が考えられます この気泡は、蛇口が開でない時にも発生し、どこかに停留している可能性があります。 しかし、時間当たりの発生量は極めて微量です。 蛇口が開いたら、気泡は流れに随伴して少しづつ流れ出し、蛇口から出る。 そして、停留していた気泡がなくなったら、白濁はおさまる。 (白濁は収まったように見えるが、目視できない程度に白濁している可能性有り) (ポイント3) 化学反応で気泡が発生していなければ、 気泡は配管の負圧部から侵入しています。負圧箇所を確認しましょう 町医者「藪井沢庵」の診立てです。ピント外れかもしれませんが参考までに |
ご指導有り難うございます。 教えて頂いたポイント3つを自分の頭の中で考察してみました。 >(ポイント1) テナント側からは現在の所通常の使用状態との報告です。 他の原因がどうしても内場合再度確認しようと思います。 >(ポイント2) そう思いますが、原因の予想をつけるのがなかなか・・・ >(ポイント3) 配管の負圧部といえば蛇口、または、分岐部のごく一部と考え調査しておりましたが、一斉に各蛇口からでるようになったことで蛇口の線も薄い。 分岐部も基本的には静圧がかかっているので考えにくいです。 一応分岐部の給湯器分岐バルブを閉じてみた時も静置しておくと発生しました。 そこで化学現象を確認するのは難しいので 仮にポイント3とポイント2の複合要因で予想をつけてみようかと思います。 配管の負圧部は他に予想される部分として、各テナントの積算流量計もありました。 積算流量計の拡管部、又はプロペラ部の部分的な負圧部分からキャビテーション現象の一環として気泡が混入して流量計以降の配管に適度に気泡が混ざるとする。 (但し、静置状態で積算流量計よりの漏水が無いので、気泡の混入もどうかとは思うのですが、仮に・・・で) 流水停止時に、気泡が管内の配管で溶解して、積算流量計以降の配管の溶存濃度が高くなる 蛇口放水時に圧力解放により微細な気泡が発生する。 と仮定して、発生タイミング=積算流量計の気泡混入要因の発生したタイミングと仮定すれば 積算流量計を交換してみた時に発生しなければ問題解決となるかも知れません。 この複合要因で調査をしてみようと思います。 ご意見有り難うございました。 引き続き他に要因の予想がある方は宜しくお願いします。 |
元工場設備屋です。 水道水に溶けた空気が再び気体(気泡)となるのは (1)圧力低下 (2)温度上昇 の場合です。ポイント(1)は前レスで指摘しました。 そこで、 ポイント(2)に関してですが、 例えば、問題の4階水道水主管が高温空間(水との温度差10℃以上?)を 通っていれば、そこで気泡化しやすいですね。 水温が10℃以下の場合、溶解度の変化が大きいので顕著に現れるでしょう。 また、ポイント(1)との相乗効果も大きくなるかも知れません。 条件も、前レスに合致します。 そんな場所がないか、確認してください。 ポイント(2)の極端な場合を想定すれば、 水道水と温水が混合する場所があれば、同じ理由で気泡が発生しますね。 こんなことはないとは思いますが、念のため。 |
しばらく見てなかった物で過去の相談のチェックを忘れていました。 すいません。 助言有り難う御座います。 その後の状態はと言いますと、 気泡が発生していません。しなくなってしまいました。 そのため、量水器の交換などの比較検証する事が出来なくなり、来年の冬にならない限り、 特定が難しくなりました。 そこで、今回の作業の内容と反省、考察を 当日の作業は@各所水栓及びバルブ状態に依る気泡出来具合の確認 A量水器のストレーナー掃除をしました。 気泡の発生に時間がかかる為、多くの検証作業は出来ませんでした。 @については当日組み合わせた開閉の組み合わせではどの組み合わせでも(給湯器バルブ閉でも)気泡が発生しました。 A量水器のストレーナーには少々のゴミが挟まっていました。しかし、取り除いた後も極少量の気泡であろうものを確認しています。(ここで言う少量とは、営業時間の為、放置時間が少なかった為です。) しかし、この作業の後、発生していないのは気温、圧力等の外因によるものか、ストレーナーによる物かは断定できません。 今回の反省点として、調査日、発生日等を詳しく記録していなかった事です。 飲み屋中心の飲食ビルですので、曜日により使用水量が違う事は明らかですが、 その曜日及び天気気温を確認していませんでした。 仮に激しく発生したのが月曜日だとすると、気温による影響が多分に考えられます。日曜日は定休日のテナントが多いので、受水槽の水の循環が少なく、外気により多く冷却された為、また、空気を溶存させるのに充分な放置期間があった為、と仮定できます。しかしながらなぜこのテナントのみと言うのが不可解ですが。 ちなみにこのテナントの配管は外壁側を通っていますが、東側ですので夜営業の店舗での気温上昇、許容溶存量の減少による気泡発生は?マークが付きます。 と言う事で、仮にの話しか出来ない事に情けなさを感じながら、 来年以降、再発すれば原因解明が出来るかもしれないと、期待しつつ、 実は、もう勘弁してくれとの本心も見え隠れと言う状態です 助言どうも有り難う御座いました。 来年又発生したら相談宜しくお願いします。(笑) |
muさん 気になっていた問題だったので、厚かましく催促してしまいました。 詳しくご報告頂きありがとうございます。 蛇口で思い出したことがあります。 久しぶりに泊まったビジネスホテルで風呂の蛇口を全開したら、 お湯が静かに流れ出しました。 以前のバチャバチャ音が全くありません。あまりの静かさにびっくりしました。 蛇口太さは、以前のものに比べると3〜4倍はありました。 口全体に金網のようなものが付いていましたね。 どういう理屈で流れが静かになったのか、入社試験にでも出したい問題です。 私、この場では回答しません。間違っていたら恥ずかしいですから。 |
私が通っているスポーツジムの浴室にも、今週始めにこの静かな蛇口が付きました。 蛇口、蛇口から流れ出る棒状の透明な水、そして浴槽の水とが 切れ目なく繋がり、一体なって静かに流れる様は、或種のアート作品ですね。 蛇口のメーカーと型式が分かったので、ネットで分解図を調べました。 整流板が1枚、整流網が3枚付いているようです。この効果が大きいのでしょう。 実際に流れを観察してみると、もうひとつポイントがありました。 蛇口口径と整流網の抵抗を大きくして、初速度を非常に低く抑えています。 これで浴槽の水に与える衝撃力を小さくしています。 水の密度、流量、平均速度をρ、Q、Vとすると浴槽の水に与える衝撃力は概ρQVですから。 流体工学の優れた応用ですね。感服しました。 |
テナントへの分岐バルブや子メーターは 考えられませんでしょうか? |
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