Page 1419 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼防火水槽の併用について 竜ちゃん 06/8/26(土) 8:25 ┣Re:防火水槽の併用について おっちゃん@ご無沙汰 06/8/26(土) 18:52 ┗Re:防火水槽の併用について masa 06/8/26(土) 20:32 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 防火水槽の併用について ■名前 : 竜ちゃん ■日付 : 06/8/26(土) 8:25 -------------------------------------------------------------------------
はじめまして。 計画中なんですが、隣接して公共消防水利2個ある敷地に、消防法をそのまま適用すると防火用水(40m3)2個所・可搬式消防ポンプ用水槽(20m3)3個所程度必要と思われます。 敷地にプールが出来るくらいです。建築物件は金属加工工場で火災の恐れが少ないので どれかを併用するか他の代用設備など経験のある方ご意見を宜しくお願いします。 |
>建築物件は金属加工工場で火災の恐れが少ないので というより消防法による防火対象物になりますので 火災発生の恐れの可能性を問わず、構造・面積により規制されます。 >隣接して公共消防水利2個ある敷地に・・・ これは、開発行為に関する消防用水利ですよね? それであれば、別物として考えてください。 質問の内容が雑駁なため推測ですが 当然屋内消火栓設備以上の消防用設備が必要ですよね。 構造・面積によっては屋内若しくは屋外消火栓設備が必要になりますよね? 面積が大きい物ですと、敷地面積とのかねあいで防火水槽が必要になりますよね。 |
消防施行令で防火対象物に設置を義務付けられている消防用水と動力消防ポンプ設備の水源は併用できません。 理由としては、消防用水は消防隊の消火活動用の水源であり、動力消防ポンプ設備は建物の使用者が初期消火で使うものだからです。 ただし、水槽自体は両方の合算水量以上として、採水管の吸込レベルをそれぞれの必要水量を確保できるようにずらせば兼用する事は可能です。(通常は消防用水の採水管の吸込レベルを一番下にします) 同様に敷地に隣接している公共消防水利は周辺地域共用の消防隊用水源ですので、防火対象物に設置を義務付けられている消防用水の代替とはなりません。 また「火災の発生又は延焼のおそれが著しく少ない場所」とは、可燃物が一切無い場所、もしくはプールなどの水面上などです。 したがって、金属加工工場は切削油、油圧機械、洗浄油、電動機などがあり「火災の発生又は延焼のおそれが著しく少ない場所」として消防法施行令第32条の特例対象とはならないと思います。 動力消防ポンプ設備は屋内・屋外消火栓設備の設置対象建物の1・2階部分の代替設備として計画されていると思いますが、建物棟数が多くて、動力消防ポンプ設備の水源が屋内・屋外消火栓を設置する場合より少ないのであれば、そのまま計画するのが得策でしょう。 給水引込管が100mm以上で工場敷地内の水道直結配水管網がすべて100mm以上であれば、水道事業者に相談して「水道管直結の構内私設消火栓」を設置して所轄消防署に消防用水(流水設備0.8m3/minで20m3相当)として認めてもらう方法が取れるかもしれません。 |
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