Page 1505 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼排水管口径の求め方 Fir 06/11/23(木) 13:42 ┣屋内の配管径に合わせるべきと考えます。 Dr.K 06/11/25(土) 12:04 ┗Re:排水管口径の求め方 masa 06/11/26(日) 13:08 ┗Re:排水管口径の求め方 Fir 06/11/26(日) 17:29 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 排水管口径の求め方 ■名前 : Fir ■日付 : 06/11/23(木) 13:42 -------------------------------------------------------------------------
宅内排水管口径の求め方と、 公共桝から下水本管までの配管口径の求め方について疑問に思っています。 マンション(85戸) 1)公共下水許可申請人数250人、及び許可申請1人当り最大汚水量1000L/人・日 1000L×250人÷(24h×3600×1000)=0.0028935m3/s ※下水許可申請人数には余裕も見込んであるとのことです。 2)月当り最大水道使用量(検針結果より)1500m3/月 1500m3/月÷30日÷(24h×3600)=0.0005787m3/s 3)1日使用時間を12時間とし、ピーク時水量を平均の2倍とする。 1500m3/月÷30日÷(12h×3600)×2=0.0023148m3/s 上記結果とマニング流量計算より、公共桝および下水本管への接続管をφ100 としたということです。 マニング流量計算(公式と計算結果のみ記入します) VU100(勾配1%、水深50mmの場合) 断面積 A=D^2/4(θ-sinθ・cosθ) =0.0039m2 潤辺 P=D・θ =0.1571m 径深 R=A/P =0.0248m 粗度係数 n =0.01 流速 V=1・n×R^2/3×I^1/2 =0.8504m/s 流量 Q=A・V =0.0033m3/s ※マンションから公共桝までは50m程の距離があり、勾配は1%です。 ※現在公共桝は設置されています。公共桝から下水本管までの配管もφ100です。 単純に定常流量法で、集合住宅の雑排水だけをみても 0.033L/戸・s×85戸=2.805L/s 器具平均排水流量を1L/sとして口径φ125は必要な気がします。 汚水を含めると、φ200は必要だと思いますが・・・ 宅内排水と下水道で配管口径の求め方に違いがあるからこのような形になるのでしょうか。 |
下水道での配管口径の求め方が間違っていると思います。 排水管内の実際の様子はパルス的に流れる水流に汚物が搬送されるわけなので 「1日の使用水量から下水本管への接続管径を算出」してはいけません。 たとえば、1つの6L便器で排水する排水量は6Lですが、コックを開けたときに 瞬時に6Lがながれますよね、でも 「1日使用時間を12時間とし、ピーク時水量を平均の2倍とする。」と言う 考え方は、6Lをじわじわ流すことですよね。 つまり3)での時間当たりの水量0.0023148m3/sは絶えず管内に水流がある ということで、実際のパルス的に流れる水量を考えていません。 だから、定常流量法ではパルス的に流れる水量も考えて口径を算出している ので屋内側の配管径が正しいと考えます。 定常流量法で計算を行ったことがある方なら判っていらっしゃると思いますが 7〜14階建ての立管の口径は 便器単独の場合100A 便器+床排水トラップ+洗濯トラップ+洗面器の場合125A 流し排水トラップ+床排水トラップ+洗濯トラップ+洗面器の場合125A (9階までは100A) なので、系統分けしたとしても、少なくても横主管で150Aになりますね。 このままでは質問者の疑問のとおり、私も問題ありと考えます。 もし仮に公共桝の接続管サイズφ100を使用するなら、建物と公共桝の 中間にチャンバー作用をする汚水貯留水槽が必要ですね。 私なら公共桝の口径を屋内側の口径に変えさせます。 意匠・デベには公共桝と下水取り付け管の口径変更にかかる費用と ピット内など汚水貯留水槽・排水ポンプにかかる費用のコスト比較 イニシャルランニングのコスト比較もそっと添えます。 |
公設桝の取付管の管径が投稿のように計算するよう下水道事業者から指定されている場合はそうなりますが、厚生労働省監修の「下水道施設計画・設計指針と解説」では排水人口150人未満で汚水管径100mm以上、排水人口150〜300人未満で汚水管径125mm以上となっています。 勾配は100mmで2/100以上、125mmで1.7/100以上、150mmで1.5/100以上、200mmで1.2/100となっているので、排水人口250人で勾配1/100の場合は125mmもしくは150mmとするのが通常だと思われます。 公共下水道の条例上は投稿の内容で了承されているのでしょうか? |
>公設桝の取付管の管径が投稿のように計算するよう下水道事業者から指定されている場合はそうなりますが、厚生労働省監修の「下水道施設計画・設計指針と解説」では排水人口150人未満で汚水管径100mm以上、排水人口150〜300人未満で汚水管径125mm以上となっています。 勾配は100mmで2/100以上、125mmで1.7/100以上、150mmで1.5/100以上、200mmで1.2/100となっているので、排水人口250人で勾配1/100の場合は125mmもしくは150mmとするのが通常だと思われます。 >公共下水道の条例上は投稿の内容で了承されているのでしょうか? 下水道事業者から指定されているのではなく、下水道事業者が設置したものです。 勾配については、敷地が広い為1/100で特別に許可するということでした。 今回は、公設桝と取付管を施主負担で150mmに変更するということになりました。(汚水貯留槽を造る予算も場所もありませんし、取付管の距離が短かった為、施主も了承してくれました)下水道事業者はあくまで100mmという見解でしたが・・・ 取付管に関して言えば、排水人口150人で汚水管100mmというのも何となく管径が小さい気がしますね(^^;)。。 |
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