Page 1525 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼送水ポンプの三方弁制御とは メタセコイヤ 06/12/21(木) 14:37 ┗Re:送水ポンプの三方弁制御とは みっちゃん 06/12/21(木) 15:18 ┗Re:送水ポンプの三方弁制御とは メタセコイヤ 06/12/21(木) 16:01 ┣Re:送水ポンプの三方弁制御とは (・Ω・) 06/12/25(月) 12:49 ┣Re:送水ポンプの三方弁制御とは 鉄人60号 06/12/25(月) 13:37 ┣Re:送水ポンプの三方弁制御とは やま 06/12/25(月) 20:29 ┃ ┗Re:送水ポンプの三方弁制御とは 鉄人60号 06/12/25(月) 20:54 ┃ ┗Re:送水ポンプの三方弁制御とは やま 06/12/26(火) 5:40 ┃ ┗Re:送水ポンプの三方弁制御とは 鉄人60号 06/12/26(火) 16:54 ┗Re:送水ポンプの三方弁制御とは やま 06/12/27(水) 5:57 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 送水ポンプの三方弁制御とは ■名前 : メタセコイヤ ■日付 : 06/12/21(木) 14:37 -------------------------------------------------------------------------
工場の設備の冷却に貯水槽の水を2台送水ポンプにて送水しています。 それぞれのポンプの吐出側には開閉バルブがあり、全開にするとオーバーロードが働くため、絞り気味で使用しています。ポンプモータの省エネを図りたく、インバータではなく、吐出側に三方弁を取り付け、リターンバイパスを設け貯水槽に返してやると、省エネになると聞きましたが、この方法はどのように考えればいいのですか? ご教示願います。 |
ここではルール違反 http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=19940 |
>ここではルール違反 >http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=19940 申し訳ありませんでした。今後は気をつけます。 |
別のサイトで相談して、もひとつ納得がいかないと。 で、ここで聞いてみてみようかな、と。 私は悪いことじゃないと思いますが。 ただ、時間の無駄ですよ。 手紙のやりとりを何回やっても結局は隔靴掻痒ってヤツです。 なぜポンプメーカーの営業に相談しないのですか? INV方式、三方弁方式、その他ポンプ自体を適正なものに取り替えてしまう方式。 目の前で比較して教えてくれるでしょう。 ちなみに三方弁を使う方式に省エネ性があるとは思えません。 INV損失で増エネというのは50Hz(関西では60Hz)で運転すればそうなります。 たった2Hz下げて(つまり48Hz)でも運転すれば、ポンプの動力は85%になりますので、INV損失が5%あっても10%省エネになります。 ポンプの省エネでINVを使うのは、確立された省エネ策です。 ただし、高圧モーターでは費用の問題で無理があります。 たとえ60%省エネになっても回収年が50年なんてことになりかねないからです。 ま、ポンプ屋さんに相談し、省エネセンターにも相談し、それからココにもいちど戻ってきたらどうですか。 |
元工場設備屋です。レスがついたので一言。 ポンプ省エネを検討する場合、拠り所となるのはポンプ特性です。 軸動力(モータがポンプに与える動力)を減らすことが省エネですから、 特に、軸動力が重要です。例えば、遠心ポンプの場合、 軸動力は、ポンプ吐出流量の増加に伴って、単調に増加します。 したがって、ポンプ吐出流量を減らすと、省エネになります。 節水するだけで、インバータを使わなくても省エネできますね。 貴方の問題の場合、3方弁を付けるとポンプ吐出し流量は減りますか? 流量が減る方向に状態が変われば、省エネになります。考えてください。 一般的な流量を減らす方法として、2つあります 1)バルブで絞る 2)インバータでポンプ能力を下げる バルブで絞る場合は、配管抵抗を増やして流量を下げることになります。 軸動力は減りますが、バルブ(による)抵抗動力が増え、 省エネ動力は思ったより小さくなります。 ポンプにインバータを付けポンプ能力を下げれば、 バルブ抵抗動力は増えませんから、おおよそ 〔バルブで絞った場合の省エネ動力〕+〔上記バルブ抵抗動力〕 の省エネ効果が得られます。 但し、インバータにも損失がありますから、その分は省エネ効果が減りますね。 |
横からすみません。 流量は回転数に比例(1乗) 揚程(圧力損失)は速度比の2乗(=流量比の2乗=回転数比の2乗)に比例 軸動力は流量(回転数の1乗)×揚程(回転数の2乗)に比例 よって軸動力は回転数の3乗に比例 だったと思いますが・・・。 送風機とポンプで違っていたらごめんなさい。 |
元工場設備屋です。 >流量は回転数に比例(1乗) >揚程(圧力損失)は速度比の2乗(=流量比の2乗=回転数比の2乗)に比例 >軸動力は流量(回転数の1乗)×揚程(回転数の2乗)に比例 >よって軸動力は回転数の3乗に比例 >だったと思いますが・・・。 >送風機とポンプで違っていたらごめんなさい。 これ、よく勘違いされているようです。 この比例法則は、「ポンプ特性の比例法則」です。 配管に組み込まれた現場のポンプは、 回転数を下げたからといって、回転数の3乗に比例して軸動力は下がりません。 ポンプ軸動力はポンプの運転点がどこにあるかで決まります。 そして、このポンプ運転点は配管特性とポンプ特性の相互作用で決まります。 しかし、特別な例として、 ポンプ1台で駆動する密閉循環配管では、この比例法則が成り立ちますね。 |
>ポンプ1台で駆動する密閉循環配管では、この比例法則が成り立ちますね。 貴重なご意見有り難うございます。 密閉系と開放系での基本的相違は実揚程の有無だと思います。 実揚程は流量の多い少ないに関係なく不変ですのでポンプ性能曲線(Q-Hカーブ) 上で抵抗曲線の原点はQ=0,H=実揚程の点から右上がりに描かれます。 この点が実用上(超高層ビルなどは別として)実揚程を無視できる送風系と根本的 に異なる点と言う事ですね。実揚程がある分回転数に対する比例法則も成り立た なくなりますね。 |
>密閉系と開放系での基本的相違は実揚程の有無だと思います。 >実揚程は流量の多い少ないに関係なく不変ですのでポンプ性能曲線(Q-Hカーブ) >上で抵抗曲線の原点はQ=0,H=実揚程の点から右上がりに描かれます。 >この点が実用上(超高層ビルなどは別として)実揚程を無視できる送風系と根本的 >に異なる点と言う事ですね。実揚程がある分回転数に対する比例法則も成り立た >なくなりますね。 書かれている通りですね。後は蛇足です。 さて、 「実揚程」とは何かという疑問が湧くでしょうね。 密閉循環配管でも設備によっては高い所にあるものもあり、大きな高低差があります。 でも、実揚程にはなりません。 実揚程というのは、配管から流体が外部に流出する点の高さです。 流出しなければ、配管が高いところにあっても実揚程とは見なしません。 流体を低いところから高いところに運んで、初めてポンプはエネルギーを使う訳です。 循環配管の場合は、上に揚げられた流体が配管を通ってまたポンプに戻ってきます。 戻ってくる過程で、流体がポンプにエネルギーを返している訳です。 流体を揚げるエネルギーと、流体が戻ってくる時に返すエネルギーが相殺され 見かけ上は、流体を揚げる行為が消えてしまいます。 簡単な現象ですが、面白いですね・・・ |
鉄人60号さん御丁寧に解説頂き有り難う御座います。 実揚程と摩擦損失揚程が50:50と仮定して軸動力の変化を求めてみました。 流量90%のとき軸動力81.45% 流量50%のとき軸動力31.25%となりました(合ってるかな?)。 負荷側が定流量なら絞りかけなくとも必要能力を満足し最も効率良く運転できる ポンプに取替えるのも省エネの一つかと思います(費用対効果の検討は必要)。 負荷側が変流量であって負荷の要求による水量増加でオーバーロードになるのだ としたら、絞るのも変な話しのような?。 その場合ポンプの能力不足と言うことでは無いでしょうか。 負荷側の最大要求水量を満足するポンプに取り替えて吐出圧一定制御を行うなら 三方弁バイパスで貯水槽へ返す事もOKでしょう。この場合省エネというより ポンプ締切運転防止の目的になると思います。 |
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