Page 1576 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼電磁調理器(IH)の必要換気量について evo 07/3/19(月) 19:06 ┗Re:電磁調理器(IH)の必要換気量について hatomori 07/3/20(火) 7:02 ┗Re:電磁調理器(IH)の必要換気量について evo 07/3/20(火) 12:39 ┗Re:電磁調理器(IH)の必要換気量について たにむ 07/3/20(火) 13:33 ┣Re:電磁調理器(IH)の必要換気量について ペポちゃん 07/3/20(火) 16:42 ┃ ┗Re:電磁調理器(IH)の必要換気量について hatomori 07/3/21(水) 3:33 ┗Re:電磁調理器(IH)の必要換気量について masa 07/3/21(水) 1:21 ┗Re:電磁調理器(IH)の必要換気量について ペポちゃん 07/3/22(木) 8:07 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 電磁調理器(IH)の必要換気量について ■名前 : evo ■日付 : 07/3/19(月) 19:06 -------------------------------------------------------------------------
いつも参考にさせて頂いております。 業務用厨房における電磁調理器(IH)を使用したときの必要換気量の算出方法がわかりません。ガスの場合のような計算式はあるのでしょうか? ちなみに使用する厨房器具は、電気スチームコンベクションオーブン(3相200V,4.1kw)と電磁調理器(コンロ:3相200V,5.0kw x 3台)です。 ご教授よろしくお願いいたします。 |
電気の場合の計算式は 換気量=30x器具の電気容量 で計算します。 =30x19.1=573 m3/hとなります。 又フード部の面風速(0.3m/S)でも計算し 大きいほうの値を 風量とします。 |
hatomoriさん 御回答ありがとうございます。 さっそく計算式使わせていただきます。 |
現在の建築基準法ではガス厨房が対象のままです。 つまり、面風速での計算ではガスと変わらなくなってしまい、 電化厨房を採用することによる換気量削減は出来なくなって います。(大きい方の数値をとると面風速になる・・・) ガス器具と違い燃焼に空気は不必要なので単純に 換気量は減らせると思うのですが、法的に無理なようです。 |
>現在の建築基準法ではガス厨房が対象のままです。 >つまり、面風速での計算ではガスと変わらなくなってしまい、 >電化厨房を採用することによる換気量削減は出来なくなって >います。(大きい方の数値をとると面風速になる・・・) > >ガス器具と違い燃焼に空気は不必要なので単純に >換気量は減らせると思うのですが、法的に無理なようです。 業務用厨房のIHヒーターも法的規制を受けるのですか? 当地域では建築指導課より指摘された事は有りませんが? |
>業務用厨房のIHヒーターも法的規制を受けるのですか? >当地域では建築指導課より指摘された事は有りませんが? 運用指針に、次のように記載されています。 電化厨房は火気使用室ではないため、法第28条による換気設備の 設置は適用されないが とあり V=30xQ か 厨房の換気回数 20回/H の風量をとることが 望ましい とあります。 |
面風速は建築基準法では規定していません。 一般家庭のキッチンの3口コンロ、ガス入力9.42Kw、理論排ガス量=0.93×9.42≒8.76m3/h、必要換気量=8.76×20=175.2m3/h又は8.76×30=262.8m3/h又は8.76×40=350.4m3/hとなります。 IH3口コンロの場合、電気入力5.8kw、必要換気量=5.8×30=174m3/hとなります。 電化厨房の場合は、鍋を加熱する為の熱効率が良いため、もともとの入力自体が5.8÷8.76=0.66倍となります。本来はフード形式により入力の20倍も選べるはずなのに、なぜか入力の30倍の数値をとっています。 最高の捕集率のフードの理論排ガス量の20倍の換気量と一致しているのはなぜでしょうか? ちなみに、東京都の建築設備の設計・施工上の指導指針では、家庭用のキッチンの場合はミニキッチンで200m3/h、一般では300m3/h以上の換気量とする事になっています。(これはなぜかガス3口コンロの理論排ガス量の30倍と40倍の中間となっています) 電化厨房のガスとの入力比を0.66と仮定して、同等の加熱調理ができるコンロで、換気量を比較すると、ガスの入力を1kwとして、必要換気量=0.93×1×40=37.2m3/h、電化厨房は、必要換気量=0.66×1×30=19.8m3/hとなります。 フードサイズを家庭用を基準に計算すると、0.6×0.6÷8.76=0.041u/kw フード面風速0.3m/sで計算すると、0.041u×0.3m/s=0.0123m3/s→44.28m3/hとなり、3口コンロの場合は44.28×8.76=387.9m3/hとなります。 一般的な家庭用レンジフードの場合は急速で、風量400m3/h×静圧140〜150Paとなるので、この条件をほぼ満たしています。 東京都の指導指針では、一般的に電化厨房の場合は排ガスが生じないので、安全上の換気は不要だが、調理に伴う水蒸気・オイルミストを排出するためにはガス厨房と同様の換気量が必要だと解説しています。 これは逆にいえば、水蒸気・オイルミスト(+実際は排熱も必要)が除去できれば、換気量は建築基準法上の居室の必要換気量又は、倉庫などの換気回数5回/hが維持できればいいという事です。 実際に電化厨房のコンロ内蔵のドラフトチャンバーオイルミスト除去装置は実用化されています。 |
hatomoriさん、masaさんご丁寧に説明して頂き有り難うございました。 良く分かり勉強になりました。 何か有りましたらまた宜しくお願いします。 |
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