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 ▼省エネについて  省エネ太郎 07/6/25(月) 22:35
   ┣Re:省エネについて  北品川庄司 07/6/26(火) 0:38
   ┣Re:省エネについて  鉄人60号 07/6/26(火) 9:46
   ┣Re:省エネについて  花見 07/6/26(火) 10:28
   ┣Re:省エネについて  ゆったか 07/6/26(火) 14:00
   ┣Re:省エネについて  裕次郎 07/6/26(火) 22:06
   ┣Re:省エネについて  K2 07/6/26(火) 23:55
   ┣省エネとは  鉄人60号 07/6/27(水) 5:35
   ┗Re:省エネについて  てんと 07/7/14(土) 16:40

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 ■題名 : 省エネについて
 ■名前 : 省エネ太郎
 ■日付 : 07/6/25(月) 22:35
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    冷温水発生機・冷凍機でCOP値が高いものが効率的と一般的にいわれていますが、いつも設計時に2通りの提案をする場合が多いのですが、なぜでしょうか?
 数値だけで見るとターボ冷凍機(インバーター制御付)ではCOPは13程度まで効率がよく、吸収式冷温水発生機では効率がいいもので、COP1.3程度と資料を見たことがあります。
 上記のCOP率をみてあきらかにターボ冷凍機・ボイラー組み合わせの方が省エネですが、
なぜ冷温水発生機の組み合わせの方を採用する場合があるのでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:省エネについて  ■名前 : 北品川庄司  ■日付 : 07/6/26(火) 0:38  -------------------------------------------------------------------------
   両者の違いって何でしょうか?
そこに答えがあると思われます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:省エネについて  ■名前 : 鉄人60号  ■日付 : 07/6/26(火) 9:46  -------------------------------------------------------------------------
   元工場設備屋です。
専門家ではありませんが、一言。

具体例で検討・試算すれば分るように思います。
空気調和・衛生工学便覧にも大きな比較表が載っていましたね。
下記ネット情報も参考にしてください。

http://www.takenaka.co.jp/renewal/works/work08.html

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:省エネについて  ■名前 : 花見  ■日付 : 07/6/26(火) 10:28  -------------------------------------------------------------------------
   > 冷温水発生機・冷凍機でCOP値が高いものが効率的と一般的にいわれていますが、いつも設計時に2通りの提案をする場合が多いのですが、なぜでしょうか?

電気式と吸収式の2通りということですね。

> 数値だけで見るとターボ冷凍機(インバーター制御付)ではCOPは13程度まで効率がよく、吸収式冷温水発生機では効率がいいもので、COP1.3程度と資料を見たことがあります。
> 上記のCOP率をみてあきらかにターボ冷凍機・ボイラー組み合わせの方が省エネですが、
>なぜ冷温水発生機の組み合わせの方を採用する場合があるのでしょうか?

費用と効能の問題です。
実際に積算してみればわかります。
機器単品だけでなく、設置スペースの問題や補助金など「変数」がたくさんあって大変ですが。

冷凍機メーカー数社に問い合わせて見ることも重要です。
COPの低いビルマルを採用する場合だってある理由も一緒に教えてくれると思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:省エネについて  ■名前 : ゆったか  ■日付 : 07/6/26(火) 14:00  -------------------------------------------------------------------------
   いろんな意見がでてますので、調べればわかると思いますが、
いろいろな比較項目のなかで、どれを優先させるかの問題とおもいます。
省エネを最優先すれば・・・答えはわかるとおもいますが。

省エネを優先しても、ターボ冷凍機が採用できない一例を、
「ターボ冷凍機の能力によっては、冷凍保安責任者(高圧ガス取締法)の資格が必要となります。その資格者がいなければ、採用できなくなります。」
ということもあるとおもいます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:省エネについて  ■名前 : 裕次郎  ■日付 : 07/6/26(火) 22:06  -------------------------------------------------------------------------
   先日10万uのショッピングセンターの基本設計をやりました。
やはり空調熱源として、ターボ冷凍機+氷蓄熱と吸収式冷温水発生機の組合せの検討をしました。
イニシャルコストは、いろいろな試算方法がありますが、吸収式に有利でした。
ランニングコストも、この規模になると、ガス単価(都市ガス)がかなり安くなり、こちらも吸収式の勝ち?でした。

省エネルギー・CO2削減では、効率を考えると電気の方が圧倒的に有利になりますが、ランニングコスト優先では、吸収式を採用するしかありませんでした。

ちなみに電気式の熱源で約4億。ガス式の熱源で3億ほどでした。
ガスは「中圧」が必要で、ガス会社が導管延長の費用負担を要求してきましたが、それでも、イニシャルはガスの方が安く付きました。

企業としてCO2削減していることをアピールするのか、ランニングコストを重視していくのか、その当たりで決まってしまいそうです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:省エネについて  ■名前 : K2  ■日付 : 07/6/26(火) 23:55  -------------------------------------------------------------------------
   ・COPはシステムCOP(冷却塔、冷却水ポンプ他補機も含めて)で考える必要があります。
・電気のCOPは発電効率、送電ロスなども考慮する必要があります。
・それと電気は蓄熱を考慮するかどうかで、また暖房負荷をどうするかでシステムが決まることが多いのではないでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 省エネとは  ■名前 : 鉄人60号  ■日付 : 07/6/27(水) 5:35  -------------------------------------------------------------------------
   元工場設備屋です。蛇足ですがひとこと。

普通言われている省エネには三つの意味があります。
1.エネルギーコスト低減
2.エネルギー効率向上
3.地球温暖化ガス(炭酸ガス)排出量低減

省エネ法は2の立場をとっています。同法解説書では
「省エネとは、一定の目的を達成するためエネルギーの使用に際して、
より少ないエネルギーで同一の目的を達成するために
徹底的な効率の向上図ることを意味する概念である。
すなわち、エネルギーを使用する際に科学的、合理的な手段を駆使して、
設備構造(ハード)面若しくは運転管理(ソフト)面での改善・改良を行うことにより、
エネルギーの使用(燃料・電力のエネルギー原油換算量)を減少させることである。」
となっています。
設備を提案する場合は、それぞれの指標での評価結果を明確に示すことが大事だと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:省エネについて  ■名前 : てんと  ■日付 : 07/7/14(土) 16:40  -------------------------------------------------------------------------
   たしかに運転効率だけをみたらターボ冷凍機等も含めた圧縮式の冷凍機のが効率はよいのですが、重大な何かを忘れてはいませんか?・・・・

それは運転にかかわる人件費と電力のピークカットの要請です。
ここでは人件費のみをとりあげますが、ターボ冷凍機は、高圧ガス保安法の適用を受けます。運転には国家資格者の選任が必要となり、資格者による保安業務があります。この人たちの人件費を計算に入れてますか?
さらに、定期的に高圧ガス保安協会による立ち入り検査もあり、施設設置側で技術者の立会人も用意しないとなりません。
冷凍責任者の資格には1種から3種までありますが、大規模になれば1種の責任者が必要となります。いま、都会では1種をもった人なんて募集しても、よほどよい待遇でないとなかなか応募してきてもらえません。それと責任者の代理人も資格が必要となります。
そんなわけで、冷凍機設置後、十数年にわたり資格者を何名も雇用するコストが、エネルギー効率で消却できるのか、といったランニングコストを考えるのは設計者としてあたりまえのことです。

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