Page 1646 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼湧水槽及び湧水ポンプ容量の設計方法 コービィ 07/7/11(水) 18:22 ┣Re:湧水槽及び湧水ポンプ容量の設計方法 裕次郎 07/7/12(木) 0:53 ┗Re:湧水槽及び湧水ポンプ容量の設計方法 なかしん 07/7/12(木) 18:02 ┗Re:湧水槽及び湧水ポンプ容量の設計方法 コービィ 07/7/17(火) 9:17 ┗Re:湧水槽及び湧水ポンプ容量の設計方法 なかしん 07/7/17(火) 12:18 ┗お呼ばれしたようですが(^^;ゞポリポリ みっちゃん 07/7/17(火) 14:58 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 湧水槽及び湧水ポンプ容量の設計方法 ■名前 : コービィ ■日付 : 07/7/11(水) 18:22 -------------------------------------------------------------------------
湧水槽及び湧水ポンプ容量の設計方法についてが質問です。 雑排水槽、汚水槽などは具体的に、いろんな教科書的な本に記載されており、問題なく設計できるのですが、湧水槽とそのポンプ容量については、いろんな教科書的な本を参照しましたが、はっきり書いていません。 個人的には、湧水量より算定すべきだと考えているのですが、身近にお手本がなく、いまいち、ピンときません。 よろしくお願いします。 コービィ(設計初心者) |
湧水があるところで、湧水が地下ピットに入るような構造にすることは滅多にない(止水処置をする)はずなので、100Lit/min程度のポンプを設置しています。 地下鉄などは、湧水量をオリフィスでしっかり測るので、それ以上の能力のものを設置しています。安全率は忘れましたが、バックアップ用もありました。 |
こんにちは。コービィ さん。 「建築設備設計基準」通称茶本を読むと理解できると思います。 http://www.setsubi-forum.jp/books_shoten.html 確かに湧水量から算定すべきでしょうが、さて何リットリの水が出てくるのか? 建物において、湧水が入ってくることは良くないですね。 そこに、最小ピット容量、ポンプ能力の基準が書かれています。 |
裕次郎様、なかしん様 ご回答ありがとうございます。最初の質問時にきちっと書くべきでしたが、通称「茶本」の記載は知っています。( 平成二年度版ですが、(^^ゞ ) 最小容量は、理解できるのですが、大規模な案件で地下部分が大きい場合、一体、どのように算定するのが一般的なのか?が知りたく質問しました。 やはり、湧水が入り込まない構造とし、茶本の最小容量を目安にピット容量(ここが難しい)して、ポンプ容量は、排水時間、及び発停インターバルを考慮して決める。 と考えます。 ご意見を頂けると幸いです。 |
コービィ さん。 こんにちは。 >ご回答ありがとうございます。最初の質問時にきちっと書くべきでしたが、通称「茶本」の記載は知っています。( 平成二年度版ですが、(^^ゞ ) > 最小容量は、理解できるのですが、大規模な案件で地下部分が大きい場合、一体、どのように算定するのが一般的なのか?が知りたく質問しました。 失礼いたしました。 大規模の場合、湧水槽が1箇所ではないですね。勾配や連通管の制限があると 思います。(適切な箇所に設置) 理論的に考えれば、コンクリートのクラック寸法と地下水位レベルから 「トリチェリーの定理」や浸透であれば、「浸潤線」というのがありますので、 流入量が算定できると思います。 土木分野域が多くは専門外なので、他の方のレスを待ちましょう。 確かに、安易に決定していたと思いますが、ボーリングデーターが設備設計まで 資料としてこない場合がありますね。 地下水位が高い?低い?程度ではないでしょうか? |
>理論的に考えれば、コンクリートのクラック寸法と地下水位レベルから「トリチェリーの定理」や浸透であれば、「浸潤線」というのがありますので、流入量が算定できると思います。 >土木分野域が多くは専門外なので、他の方のレスを待ちましょう。 > 残念ながら土木で扱う湧水は殆どが地下水処理または地下水汲上(揚水)に係わるものです。又「浸潤線」も土木工学で云う所の土質工学で扱う部門での話です。 参考 http://www.con-pro.net/readings/soil/chapter03-04.html 建築で云われる湧水を土木の土質工学で扱っている湧水で解析すること自身はそれほど工学的には間違いとは思いませんが、土質で考える場合の様々な係数が入手できるのか疑問に思います。 又解析もトンネルなどでは湧水量が重要な設計項目ですので重要度により種々の解析手法を使用して湧水量を算定しますが、解析にかける金額も馬鹿になりません。ただし全体からしますと本体価格が高額ですから全体に占める割合は殆ど気にならない程度です。建築一般の湧水にこれを当てはめて解析するとなると数万平米の地下構造物だと考えなくてはいけないのかなと思いますが、一般的には別途に考慮すべきことのほうが多いと思います。 本来コンクリーとは完全止水出来る材料ではありません(物性上単位強度あたりの単価が安いにもかかわらずコンクリート構造の船舶が殆ど製造されないのはその為です) また、経年によるクリープや収縮によるクラックの発生などの物性上の弱点も多々あります。しかしながら、クラック等による湧水や地下水位が高いことによる湧水の増加に関しては、止水や防水で対応すべき内容で湧水ポンプで対応するのは考え方が逆ではないかと思います。 私としては、湧水槽の大きさに対応したポンプを付けておけば、設備としては合格点と簡単に考えています。それより重要なのは、湧水槽の勾配や連通管の設置のいい加減さ(現にまともな施工は殆ど見たことありません)水が残っても連通管といっている現状、ポンプが停止しても水槽が空にならない状況を改善することが一番に重要と思いますが、実際立場が逆な設備からではなかなか改善は出来ないように思います。 運転継続と共に重要なのが、運転間隔、いざ運転指令が出てもロックしているようなことがままあるようで、水位警報が出て気が付くようでは施工が悪いと申し上げたいです。 湧水量の季節変動と、計年変化を記録することが重要な点であることもおぼえておいて下さい。これは地下構造物の改修時期を決定するための重要な要素の一つです。又運転時間に対する揚水量の変動も、殆ど動くことがない湧水ポンプの改修時期を決める重要な要素です。 あとは構造物の重要度と設置ポンプの入手容易度により、別おきの予備ポンプを用意するかを決定すればよいと思います。 私の場合には重要施設には殆どの場合縦軸ポンプを設置しています。 |
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