Page 1685 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼圧力タンク給水ユニットの揚程計算について のりまつ 07/8/31(金) 19:23 ┣Re:圧力タンク給水ユニットの揚程計算について masa 07/9/1(土) 13:44 ┗Re:圧力タンク給水ユニットの揚程計算について 花見 07/9/7(金) 13:31 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 圧力タンク給水ユニットの揚程計算について ■名前 : のりまつ ■日付 : 07/8/31(金) 19:23 -------------------------------------------------------------------------
圧力タンク給水ユニットの揚程計算について質問があります。 空衛学会便覧では H≧H1+H2+H3+H4 H:給水ポンプの揚程 H1:最高位にある器具までの高さ H2:弁・継手・直感などの損失水頭 H3:器具の必要圧力 H4:ポンプ発停の圧力差(ポンプoff圧力-ポンプon圧力) ですが、 国交省の建築設備設計設計基準では H=K2・(H1+H2+H3+H4) K2:余裕係数(1.1〜1.2) H1:直管部抵抗 H2:局部抵抗 H3:器具抵抗 H4:高低差 となっており、 ポンプの発停の圧力差が加算されていません。 なくてもいいような気がしますが ポンプの発停圧力差を加算すべきでしょうか? |
加圧給水ポンプユニットの場合は圧力タンクの容量等はメーカーが設定しているので、通常はユニットとしての吐出全揚程が設計全揚程以上であれば問題ありません。(加圧給水ポンプユニットの圧力タンクは有効容量がおおよそ3〜10L程度の小容量の為、圧力タンクのみの保有水量で給水する事はほぼ不可能です) 空気調和・衛生工学会の圧力タンク方式のポンプ全揚程の計算式は、ポンプ停止圧力〜ポンプ起動圧力の間は圧力タンクの保有水量で給水する事を想定しています。 (圧力タンク圧力がポンプ起動圧力まで低下するまでの有効水量はポンプ起動無しに給水可能です) 加圧給水ポンプユニットでも、大型圧力タンク(空気圧式)を使用したり、別置きの圧力高置タンク(ダイヤフラム方式)を併用する場合は空気調和・衛生工学会の圧力タンク方式の計算式で算定して使用する事は可能です。(加圧給水ポンプユニットで停止圧力を調整できる場合に限ります) |
圧力タンクの発停の圧力差は有効水量に関係します。 給水圧力の考慮には関係ありません。 建物の必要圧力は、@落差A配管抵抗B器具必要圧力の足し算です。 給水加圧ポンプが賄わねばならないのはこの答えの数値です。 ポンプ運転中も停止中もこの値を下回ってはなりません。 (最上階の器具で圧力不足がでますので。) 下回らなければ良いのであって少々の範囲ならば上回っても構わないわけです。 ポンプが停止する値は運転のスィッチが入る「発」の値よりも必ず高いわけですので、 建物が必要とする圧力の考察には関係ないわけです。 フラッシュバルブを使う、給水圧力の変動値を最小限で押さえたいなどの問題は、 タンクの有効水量や給水方式(高架タンク式とか速度制御式とか)の考慮に関係が出ます。 これも建物の給水圧力の計算方法には関係しません。 |
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