Page 1686 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼なぜ、恒湿にならない? 蓮南無州 07/9/7(金) 0:08 ┣Re:なぜ、恒湿にならない? 鉄人60号 07/9/7(金) 7:37 ┃ ┗Re:なぜ、恒湿にならない? ada 07/9/7(金) 9:50 ┃ ┗Re:なぜ、恒湿にならない? 鉄人60号 07/9/7(金) 14:40 ┃ ┗Re:なぜ、恒湿にならない? ada 07/9/7(金) 17:57 ┗Re:なぜ、恒湿にならない湿分が侵入? 団塊のQ 07/9/8(土) 12:23 ┗Re:なぜ、恒湿にならない湿分が侵入? 団塊のQ 07/9/10(月) 20:53 ─────────────────────────────────────── ■題名 : なぜ、恒湿にならない? ■名前 : 蓮南無州 ■日付 : 07/9/7(金) 0:08 -------------------------------------------------------------------------
室内条件は25℃±1℃;25%RH+5%で負荷は24,500kcal/hと算定。ブラインチラー−5℃→−2℃、AHU入り温度25.5℃DB、30%RH、吹出し温度 2℃、再熱ヒーター28kw、3000CMH×380Pa、外気33℃,27WB、OA300CMH、機器発熱は負荷に計算済。8列空調機−5℃→−2℃、機器発熱のない日曜日は25℃20%RH、機器稼動時25℃32%と設定がずれる。皆さん誰か考えられる原因を教えて。無人のロボット室です。 |
元工場設備屋です。 低湿度工場のようですね。 この湿度レベルでは、建屋の機密性が大きく影響するように思います。 当該工場内湿度記録と、外気湿度記録を見比べて確認して下さい。 外気湿度は、気象庁のHPで閲覧できます。 |
adaです。 >この湿度レベルでは、建屋の機密性が大きく影響するように思います。 私もそう思います。例えば、平日と休日で圧力バランスが変化していないですか? 工場の換気の稼働状況が変わって平日は陰圧だけど休日は陽圧になってるとか。 それと建屋を構成している壁・天井部材の透湿特性もチェックしておいたほうが良 いです。 ひとつ気になるのは、構成機器から推測すると湿度制御(除湿)を冷却コイル・温度 制御はヒータで行っていると思うんですが、湿度センサが空調機の吹出露点温度に なっていないですか?それだと部屋がリークした時に補正が効かないので室内湿度 センサに変えた方が良いかも知れないです。 後、考えられるのは ◆冷却コイル(ブライン量)制御にハイセレクタ(冷却/除湿の要求が大きいほうで 信号切替)がついていて休日/平日で切り替わっている。 ◆除湿制御の比例帯が大きすぎる。 ◆同様に積分時間が長すぎる。 などがありますが、この辺は制御の最適化の問題なので制御屋さんに相談してみて ください。 |
adaさん、 ご賛同を頂き感謝します。 私は昔、もう少し低湿度の作業場を作った事があります。 建屋の気密性改善に大変苦労しました。 湿気侵入ポテンシャルの第1位は、出入口ドアでした。 ドア開閉によって膨大な水分が浸入してきます。ドアの二重化は必須でしょう。 また、adaさんの言われるように、湿度センサーの位置も重要です。 湿度制御を必要とする箇所に取り付けたいですね。 私が担当した作業場は、 温度調節はFCU、湿度調節は吸湿剤内臓の除湿機で行いました。 除湿機の能力範囲内であれば、湿度制御も問題なかったように思います。 |
鉄人さんこんにちは。 私も同じような部屋を作ったことが有ります。その時はDB13℃RH20%くらい だったと思います。条件的にはちょっと厳しいですね。ブラインはメンテナ ンスが難しいので直膨コイル+流動性乾燥剤式除湿で対応しました。条件的 には直膨コイルを使うのはぎりぎりだったと思います。 有機溶剤を塗布する工程だったので、外気量も多かったですが、自動ライン であったため、ドアの開閉頻度が少なく条件設定はし易かったです。また、 部屋自体はサンドイッチパネルのプレハブを使用しましたからリークも最小 限ですみました。一番苦労したのは直膨コイルのデフロストですね(笑 鉄人さんの書かれているように、機器の能力範囲内なら自動制御で改善でき ますけど、それを超えてしまうと大変ですね。 |
団塊のQです。次の点に絞って再レスします。(前回のは削除) >機器発熱のない日曜日は25℃20%RH、機器稼動時25℃32%と設定がずれる。無人のロボット室です。 1)室内の絶対湿度が増加している現象が発生 日曜日(休日) 25℃20%RH x=0.003kg/kg' 平日 (稼動時) 25℃32%RH x=0.005kg/kg' ・すでに確認されていると思われますが、念のため機器稼動時に送風露点温度の制御を手動で1度下げて室内相対湿度が32%より下がるか確認してください。 下がる場合は、コイル能力に余裕があるため、自動制御の再調整で改善できると予想されます。 ・湿度が下がらない場合は、室内に侵入する湿分が装置能力とバランスしていますので原因をおさえてください。 対策1---室内をプラス圧にする この対策は、すでに、鉄人60号さん adaさんがレスしてますので省略します。(部屋を気密にする、排気を絞る、外気送風量を増す、前室を設ける、) 対策2---室内に湿度を上昇させるものを排除する 空調機内のドレーンがドレーンパンに溜まらないようにする。 通常はコイルに余裕があれば問題にはなりません 空調機が機械室にある場合、ファンサクション側(レターンダクトのリークを徹底的に無くしてください。シール、点検口パッキンの取り替え等) 対策3---加湿器がオーバーシュートをなくす 加湿器は通常作動してると推定できますが、手動で止めて確認願います。加湿器は冬期を基準にしてますので夏期の制御性を改善してください。 対策4---送風露点制御と室内湿度センサー(相対湿度、露点)の改善 これもadaさんがレスしていますが、補足します。 送風露点制御で、自動弁が制御中で、室内湿度が上がる場合は、カスケード制御を追加願います。 対策5---ブラインチラーの冷水温度のチェック及び改善 熱源側でピーク時に2℃が安定して送水されているか確認願います。ピーク時は、制御範囲の2+1℃となっている可能性があります。 以上5点をチェック願います。結果がわかればぜひ報告願います。 |
団塊のQです。 誤記がありましたので自分に再レスしました。 > 1)室内の絶対湿度が増加している現象が発生 > 日曜日(休日) 25℃20%RH x=0.0039kg/kg' 露点温度0.5℃ > 平日 (稼動時) 25℃32%RH x=0.0063kg/kg' 露点温度7.1℃ 設計条件 25℃25%RH x=0.0049kg/kg' 露点温度3.6℃ ここで空気線図で 25℃を20℃にて絶対湿度をみてましたので訂正します。 ロボット室の容積250m3(床面積100m2天井高さ2.5mHと仮定)とした場合 空調機が設計条件に制御したとして 約5kg/h の湿分が<250/0.83*(0.0063-0.0049)>が数時間で侵入しバランスしていると推定できます。 > 対策5---ブラインチラーの冷水温度のチェック及び改善 > 熱源側でピーク時にー2℃が安定して送水されているか確認願います。ピーク時は、制御範囲のー2+1℃=−1となっている可能性があります。 従って送風温度が2℃が4℃〜5℃に上昇し露点が上がる可能性があります。 この2点を訂正して補足します。 |
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