Page 1864 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ポンプ直送方式 キッド 08/5/1(木) 23:11 ┗Re:ポンプ直送方式 masa 08/5/2(金) 6:52 ┗Re:ポンプ直送方式 キッド 08/5/2(金) 20:03 ┗Re:ポンプ直送方式 masa 08/5/3(土) 6:21 ┗Re:ポンプ直送方式 キッド 08/5/4(日) 10:18 ┗Re:ポンプ直送方式 masa 08/5/4(日) 13:12 ┗Re:ポンプ直送方式 キッド 08/5/5(月) 18:39 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ポンプ直送方式 ■名前 : キッド ■日付 : 08/5/1(木) 23:11 -------------------------------------------------------------------------
ポンプ直送方式で各系統の同時使用流量が186L/minとなりました。硬質塩化ビニル管です。摩擦抵抗線図を使用して流速1.5m/s以内とすると50Aで摩擦抵抗0.5kpa/m。この考え方でいいのでしょうか。 また代表給水器具までの摩擦抵抗を計算するようにとなってますが、代表水洗器具と同時に他の給水器具を使用した場合圧力は下がるのではないかと思ってしまいます。そうなったら他の給水器具までの摩擦抵抗を計算して加えるのではないかと・・・。基礎的なことが分かってないのかと思います。 なぜ代表給水器具だけの摩擦抵抗だけでいいのでしょうか? 教えてください。 |
給水管経路のエネルギー損失の総計は、経路毎のエネルギー損失の合計となります。 したがって、圧力損失最大の系統の圧力損失に対してポンプ流量が給水管経路の同時使用流量を給水できれば問題無い事になります。 ただし、圧力損失の少ない系統は、その分圧力が高くなります。(水栓を全開した場合の流量は設計流量より多くなります) あまりにも過大になる場合は止水栓などで流量調整する必要があります。 水栓等の衛生器具が耐えられない圧力になる場合は減圧弁を設置する必要があります。 最大圧力損失の計算は、最大圧力損失となる配管系統に対して、区間毎に同時使用流量を流した場合の配管損失を累計する必要があります。 |
>最大圧力損失の計算は、最大圧力損失となる配管系統に対して、区間毎に同時使用流量を流した場合の配管損失を累計する必要があります。 ということは、最大圧力損失となる配管系統の損失+区間毎に同時使用流量を流した場合の配管損失になりますか? 区間毎に同時使用流量を流した場合の配管損失とは全ての枝管の直管長の損失と全ての継手の損失も含まれるのでしょうか?そこら辺がよく分かりません。 教えてください。 |
最大圧力損失の配管経路(通常はインデックスサーキットと呼びます)の各区間の配管損失の累計です。(枝管は含みません) 例(局部損失は無視しています) 最遠経路 区間1ポンプ吐出主管50A、流量250L/min、管長50m、動水勾配90mmAq/m、区間損失=50×0.09=4.5mAq 区間2第1分岐後40A、流量150L/min、管長10m、動水勾配100mmAq/m、区間損失=40×0.1=4mAq 区間3第2分岐後25A、流量40L/min、管長5m、動水勾配60mmAq/m、区間損失=5×0.06=0.3mAq 区間4器具接続管20A、流量10L/min、管長1m、動水勾配18mmAq、区間損失=1×0.018=0.018mAq 配管圧力損失=4.5+4+0.3+0.018=8.818mAq 第1分岐枝管の経路 区間1ポンプ吐出主管50A、流量250L/min、管長50m、動水勾配90mmAq/m、区間損失=50×0.09=4.5mAq 区間2第1分岐枝40A、流量150L/min、管長10m、動水勾配100mmAq/m、区間損失=40×0.1=4mAq 区間3器具接続管20A、流量10L/min、管長1m、動水勾配18mmAq、区間損失=1×0.018=0.018mAq 配管圧力損失=4.5+4+0.018=8.518mAq 第2分岐枝管の経路 区間1ポンプ吐出主管50A、流量250L/min、管長50m、動水勾配90mmAq/m、区間損失=50×0.09=4.5mAq 区間2第1分岐後40A、流量150L/min、管長10m、動水勾配100mmAq/m、区間損失=40×0.1=4mAq 区間3第2分岐枝25A、流量40L/min、管長2m、動水勾配60mmAq/m、区間損失=2×0.06=0.12mAq 区間4器具接続管20A、流量10L/min、管長1m、動水勾配18mmAq、区間損失=1×0.018=0.018mAq 配管圧力損失=4.5+4+0.12+0.018=8.638mAq 最大配管圧力経路:最遠経路=8.818mAq>第2分岐枝経路=8.638mAq>第1分岐枝経路=8.518mAqとなります。 |
masaさんありがとうございます。図に書いてよく読んでみたらわかってきました。 代表水栓に必要圧力が確保されるように計算すれば、各階の同時使用流量を同時に流しても代表水栓の必要圧力は確保されているということでしょうか。 |
ポンプの吸込点から水栓器具までの落差+配管圧力損失(局部損失含む)+水栓器具の必要圧力が最大となる器具が代表水栓となります。 配管圧力損失の計算で、同時使用流量を使って計算していれば、分岐経路の流量も満たしているので、代表水栓の流量も満たされます。 同時使用流量は、器具数と器具の同時使用率を考慮した給水負荷単位などで決定します。 当然、すべての水栓器具を同時に開放すれば、代表水栓の必要圧力は満たせませんが、通常の建物では、そのような事が発生する確率はほとんどありません。 極端な集中利用があったり、水槽・機器類に連続給水する場合は別途流量加算する必要があります。 |
よくわかりました。 masaさん本当にありがとうございました。 |
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