Page 1941 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼汚水量の算定について ダルマ 08/8/28(木) 18:42 ┗Re:汚水量の算定について masa 08/8/29(金) 0:42 ┗Re:汚水量の算定について ダルマ 08/8/29(金) 11:23 ┗Re:汚水量の算定について masa 08/8/30(土) 1:42 ┗Re:汚水量の算定について ダルマ 08/8/30(土) 10:30 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 汚水量の算定について ■名前 : ダルマ ■日付 : 08/8/28(木) 18:42 -------------------------------------------------------------------------
地域の運動広場にトイレを設置することになりました。毎月の利用者数のデーターがあるので実情のあった人槽の合併浄化槽を設置することになりました。 ・一日あたりの最多使用人員 240人(観覧者含む) ・最大滞在時間 8時間 のデーターがあります。 シャワー等のないトイレだけの施設の場合一人1日50g程度ではないかと思うのですが根拠はありません。また滞在時間を考慮すると算出水量の1/2程度で良いのではと考えてましたが、行政に相談したところ一人一日200gで滞在時間も1/2にする根拠にはならないと指摘されました。予想をはるかに超えた人槽になってしまいとても予算が追いつかず苦慮してます。計画トイレは男子:大便器2個、小便器1個、手洗い1個。女子:大便記2個、手洗い1個です。妥当と思える算定人員を ご指導頂けないでしょうか。 |
運動広場の場合は、浄化槽の処理対象人員の算出式は、処理対象人員=0.065×運動広場面積、処理対象人員当たりの汚水量は150L/人・日です。 処理対象人員が240人だとしたら、汚水量=150L/人・日×240人=36,000L/日となります。 公衆便所の場合は、処理対象人員=16×便器数となります。 処理対象人員当たりの汚水量は150L/人・日です。 便器数=2+1+2=5個の場合は、処理対象人員=16×5=80人、汚水量=150L/人・日×80人=12,000L/日となります。 240人×50L/人・日=12,000L/日は、公衆便所の汚水量と一致しますので、公衆便所での申請の可否を確認したらどうでしょうか? 運動広場の面積=80人÷0.065人/u≒1,230uであれば、そのまま申請すれば良いと思います。 |
masaさん早速ありがとうございます。普段意匠の方が専門なので素人的な質問をさせていただきます。通常汚水量は200L/人・日ですが台所、浴室等の汚水を含めたものだと思います。トイレの施設のみで160L/人・日はとても多い気がしますが規則なら仕方ない・・・ということになるのでしょうか。それと最大滞在時間の8時間は1/3日ですがそのへんは水量緩和ができないのでしょうか? それとmasaさんに教えて頂いた公衆トイレとした場合12,000L/日は人槽換算した場合12,000/160=75人として良いですか?公衆トイレの場合 1日当りの汚水量×0.26g/L÷40g/人日の公式があるようですが0.26g/L・40g/人日 の根拠を教えていただけませんでしょうか。分からないことばかりですいません。今回は勉強させてもらってます。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ >運動広場の場合は、浄化槽の処理対象人員の算出式は、処理対象人員=0.065×運動広場面積、処理対象人員当たりの汚水量は150L/人・日です。 >処理対象人員が240人だとしたら、汚水量=150L/人・日×240人=36,000L/日となります。 >公衆便所の場合は、処理対象人員=16×便器数となります。 処理対象人員当たりの汚水量は150L/人・日です。 >便器数=2+1+2=5個の場合は、処理対象人員=16×5=80人、汚水量=150L/人・日×80人=12,000L/日となります。 >240人×50L/人・日=12,000L/日は、公衆便所の汚水量と一致しますので、公衆便所での申請の可否を確認したらどうでしょうか? >運動広場の面積=80人÷0.065人/u≒1,230uであれば、そのまま申請すれば良いと思います。 |
し尿のみ処理する浄化槽は、旧構造基準で単独処理浄化槽として規定されていました。 単独処理浄化槽の場合は流入BOD260mg/L、処理対象人員当たり汚水量50L/人・日です。 処理対象人員当たりのBOD負荷=260mg/L×50L/人・日=13,000mg/人・日→13g/人・日となります。 単独処理浄化槽のBOD除去率は65%なので、放流BOD=260mg/L×0.35=91→90mg/L、処理対象人員当たりの放流BOO=13×0.35=4.55→5g/人・日です。 合併処理浄化槽の場合は、流入BOD200mg/L、処理対象人員当たり汚水量200L/人・日なので、処理対象人員当たりのBOD負荷=200mg/L×200L/人・日=40,000mg/人・日→40g/人・日、合併処理浄化槽のBOD除去率は90%なので、放流BOD=200mg/L×0.1=20mg/L、処理対象人員当たりの放流BOD=40×0.1=4g/人・日です。 したがって、汚水量の換算値=200L/人・日×4g/人・日÷5g/人・日=160→150L/人・日としています。 公衆便所の汚水量12,000L/日の場合は、処理対象人員=12,000L/日×260mg/L÷40,000mg/人・日=78人→80人となります。 |
masaさんありがとうございます。 丁寧に分かりやすく説明して頂き感謝してます。これで地域の皆さんにも何とか説明できると思います。予算的に50人槽が限界と思われますので合併浄化槽での計画は没になるかと思いますが、個人的には良い勉強をさせていただきました。 バイオトイレとかいろいろ資料を持ち込む人もいるのでそちらの検討もすることになると思います。 |
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