Page 1981 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼飲料水用脱気装置の有効性? けろ 08/10/11(土) 14:23 ┣Re:飲料水用脱気装置の有効性? masa 08/10/11(土) 15:45 ┃ ┗Re:飲料水用脱気装置の有効性? けろ 08/10/13(月) 10:08 ┗Re:飲料水用脱気装置の有効性? EM 08/10/13(月) 12:20 ┗Re:飲料水用脱気装置の有効性? けろ 08/10/13(月) 22:46 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 飲料水用脱気装置の有効性? ■名前 : けろ ■日付 : 08/10/11(土) 14:23 -------------------------------------------------------------------------
とあるマンション受水槽室を見る機会がありました。 そこには、脱気を行う「配管防食装置」が設置されていました。 その有効性について、皆さまのご意見、経験談、お知恵を頂戴したく、投稿いたします。 受水槽から揚水ポンプに送る配管から分岐し、脱気装置(三浦Zプリザーバ)に送り、処理したものを受水槽内に戻し、循環脱気しています。 戻す配管は、低水位より低い位置まで水槽内を立ち下げています。水面上からドボドボ戻したのでは、せっかく脱気した水にまた空気が溶け込んでしまいますから。 でも、変なのです。このマンションは高架水槽方式なのです。 循環脱気した受水槽内の水を揚水ポンプで高架水槽に上げます。 ドボドボと水槽内に貯水し、あとは重力で各戸へ給水。 揚水管内は脱気された水が上がるのかも知れませんが、給水管内はどうなのでしょう。 はたして高架水槽〜給水管内の水には「防食効果」があるのでしょうか。 あるとしたらどの程度なのでしょうか。 ちょっと見ただけなのですが、疑問に思いました。 所々腐食や赤水の所見が見られ、遠からず給水管改修を要するものと考えられるのですが、 この装置を導入したのが比較的最近ということで管理組合では「無駄にしたくない」という心理があるようです。 改修の際に直結増圧給水方式に変更するのが良いような気がしますが、それでは装置が不要になってしまいます。 そもそも現状で効果が出ているのかどうか……。 ワタクシには「あまり効果が無い」ように思えてなりませんでした。 実際にこのようなものを計画・設計・施工された方がいらっしゃいましたら、 また実際に溶存酸素濃度など測定された方、 配管劣化状況の追跡調査、設置効果の検証などされた方がいらっしゃいましたら、考察の参考にしたく思いますので情報いただければ有難く存じます。(まだ、すぐ改修しようという話ではありません) 考え方やご意見だけでも歓迎です。 よろしくお願いいたします。 |
他社では、高置タンク方式の場合は、高置タンクに設置する方法を記載しているので、三浦工業の場合も基本的には高置タンク設置が標準なのではないでしょうか?(ホームページでも屋上に設置している写真が記載されています) 受水槽設置でも、受水槽容量が大きい事から脱気時間が大きく取れるので効果はあるとは、思いますが、高置タンクの吐水口でのエアレーションはかなりあるでしょう。 ここら辺は、水槽への給水によるエアレーションと脱気装置の能力のバランスが問題になると思います。(高置タンクに脱気装置を設置しても、揚水によるエアレーションの問題は起きると思います) 受水槽設置の場合は、揚水ポンプの腐蝕抑制に効果はあるので、赤水対策の効果が無いとはいえません。(揚水ポンプに腐蝕対策がある場合は意味がないですけど) なかなか、こういう商品の場合は正確な調査が行われてる例が少ないですね。 |
ご回答ありがとうございます。 >高置タンクに設置する方法 それなら理屈としてわかるのですが。 本件では受水槽に設置されております。 >受水槽設置でも、〜(中略)〜効果はあるとは、思いますが その効果の程について数値的な裏付けを取ってみた方がいらっしゃるかな、 ということで投稿してみました。いらっしゃらないようですが。 揚水ポンプはナイロンコーティング。 揚水管はライニング鋼管。 これらの保護のために、装置の費用を掛けたとすると……。 勿体ないような気がします。 >なかなか、こういう商品の場合は正確な調査が行われてる例が少ないですね。 空調換気に限らず「コミッショニング」の必要性が増してきます。 |
マンション給水管の赤錆対策で、検討に加える装置と思います。 比較検討したということで、住民の了解を得るため程度ですか。 築15年から20年を過ぎた頃では、全面更新は工費とその後の対応が 難しく、更正も個人的には好きではありません。 残るは磁石式・電気式・脱気装置で、個人的に知ってる?マンションでは、 電気式を採用しました。 各社にプレゼをしてもらい、車に積極的に微電流を流してサビを押さえ込む方式と同方式を採用しました。 磁石式は、微電流に較べてその効果のほどが・・・ 脱気装置は閉回路に有効でも、一方通行ではどんなものでしょうか? (以上は、あくまで個人的な考えです) 電気式の採用以前は、朝に初めの給水のとき、赤錆色の水がでてから 普通の水になるという、典型的な継手部分のサビが想定できました。 5,6年たちますが、いまのところいけてるようです。 (赤錆色の水が出ているという話はありません。築22年です。) 平成以降の築マンションは、継手部に防錆が内蔵されているので、 それを前提に、今後の防錆対策の確立が必要と思ってます。 |
EMさま、レスありがとうございます。 > 比較検討したということで、住民の了解を得るため程度ですか。 いえ、既に設置されてしまっており、今後の修繕計画上どうしようか、という意味合いです。 脱気装置や防食装置は配管の劣化を遅らせることは出来ても、躯体と同程度の耐用年数まで延命することは出来ないように思えまして。 費用対効果の面でどうなのだろう、ということです。 そもそも現在、効果を発揮できる状態にあるのか、と。 > 平成以降の築マンションは、継手部に防錆が内蔵されているので 「ライニング鋼管+管端防食継手」のはずが所々白管や白継手が使用されていたり、異種金属接触で腐食が生じたり、ピットから上がってくる湿気により外面腐食がひどかったり、建物によって一筋縄ではいかない事例もあります。 金属は腐食する。材料は劣化する。 だから、建物のライフサイクル上は少なくとも一度、設備の全面更新をしたほうが良いような気がしています。 その費用を賄うため、長期計画に基づいて修繕積立金を適正に計画的に積み上げていくことが大切だと思います。 |
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