Page 2166 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼空調機(ファンコイル)にかかる圧力 空調設備設計の雛 09/5/15(金) 10:04 ┣Re:空調機(ファンコイル)にかかる圧力 けろ 09/5/15(金) 10:13 ┗Re:空調機(ファンコイル)にかかる圧力 ハカタドンタ君 09/5/15(金) 21:40 ┗Re:空調機(ファンコイル)にかかる圧力 空調設備設計の雛 09/5/18(月) 19:19 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 空調機(ファンコイル)にかかる圧力 ■名前 : 空調設備設計の雛 ■日付 : 09/5/15(金) 10:04 -------------------------------------------------------------------------
空調設備設計に携わる新人です。高層ビルに設置するファンコイルがあります。 ファンコイルには、冷水、温水を送水する必要があるのですが、設置しているファンコイルのフロアに、送水に必要なポンプが無い場合、例えば、2Fに設置されているファンコイルは、地下の機械室にあるポンプによって送水、8Fに設置されているファンコイルは、12Fにあるポンプによる送水とした場合に、ファンコイル内の熱交換器コイルの耐圧を考えなければいけないという事(耐圧が変わる)を聞いたのですが、どういうことなのか どなたか教えて頂けないでしょうか? |
ファンコイルに限らず、水系の設備すべては 耐圧を考慮しなくてはなりませんよね。 膨張タンク算定に、システム圧力の計算をしますよね。 あれです。 冷温水機、貯湯槽、膨張タンク、空調機のコイル、 ポンプ、バルブ、継手に至るまで、高圧仕様になると 値段も違いますから、図面表記が必要です。 |
考え方としてまずポンプを運転していない時の管内の圧力分布を考えます。膨張タンクを配管装置の一番高い場所より上に設けて管内のどの場所でも正圧がかかるようにします。この時、各階の水圧は膨張タンクの液面からの高さの差の静水頭がかかります。次に循環ポンプを運転しますが、水が循環することで配管抵抗が生まれます。たとえばポンプの揚程が20mとすると、ポンプ出口から、ぐるっと回ってポンプの入口に戻ってきて20m分の圧力を消費することになります。この圧力分布が配管抵抗です。そして管内の各所での圧力は静水頭と配管抵抗による圧力分布を足し合わせたものになります。ただし、大事なことは冷温水管のループと膨張管の接続部分が圧力の起点になり、そこの圧力は膨張タンクの液面と接続部分までの高さ(実揚程)分の静水頭圧になり、これはポンプを運転しても変わらないということです。(電気回路でいうアースみたいなものです。)したがって、膨張タンク液面から一番低い位置のファンコイルは水圧が大きくかかるのです。ポンプ出口に近いほうがポンプの圧力がかかるので水圧が高いと思いがちですが、配管抵抗は400Pa/m程度、実揚程は9,810Pa/mなので静水頭の方が圧倒的に影響が大きいのです。 |
ありがとうございます。 順次、進めて理解していきます。 |
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