Page 2198 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼既存建物利用時の水耕栽培熱負荷について 設備屋むーみん 09/6/20(土) 10:26 ┣Re:既存建物利用時の水耕栽培熱負荷について masa 09/6/20(土) 11:12 ┣Re:既存建物利用時の水耕栽培熱負荷について u7 09/6/20(土) 12:30 ┗Re:既存建物利用時の水耕栽培熱負荷について tomato3723 09/6/25(木) 14:56 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 既存建物利用時の水耕栽培熱負荷について ■名前 : 設備屋むーみん ■日付 : 09/6/20(土) 10:26 -------------------------------------------------------------------------
現在、既存建築物(RC2階層:各800u)の中に、水耕栽培の施設設計を 依頼されています。 既存の空調設備は整っているのですが、水耕栽培施設にした時の、 熱負荷が分からず困っています。 詳細としては、 水耕栽培用の棚(12m×1.5m×H3.0m)×10 天井高さ 3.5m 施設広さ 800u 作業人員 23人 と、これくらいしか分かりませんが、熱負荷をどのくらいで設計したら良いか 教えてください。 宜しくお願いします。 ちなみに、某メーカーに問い合わせをしたところ、 ビニルハウス空調で、10坪〜13坪に1馬力程度と言われました。 宜しくお願いします。 |
水耕栽培の施設設計は、空調等の付帯設備だけの受託でしょうか? 農業生産施設の付帯設備なので、農業生産施設自体の設計者又はメーカーから資料提供してもらうのが確実だと思います。 農業関係の知識はありませんが、少なくとも栽培するものによって、室内温湿度条件は違うのではないでしょうか? 内部負荷も、栽培するものによって水蒸気の蒸散量や、照明負荷も違うはずです。 農業生産施設の場合は、収穫量が密接に室内条件とかかわると思いますので、設計はかなりシビアなものとなるのではないでしょうか? 余裕のある熱源設備や、制御自由度の高い空調器(可変風量・冷却・加熱・加湿・再熱が可能なもの)を用意して、自動制御により、自由に室内温湿度制御を行う事も可能かもしれませんが、設計条件があやふやでは、2〜3倍の設備容量を設置するような事になるかもしれません。(余裕がある設計なら、支障がありませんが、もし設備容量が足りなかった時はどうしようもありません) |
一度、ガラスハウスの水耕栽培の空調負荷を検討したことがありますが、ろくに資料はありません。 残念ながら農業施設関係者にもろくな技術者がおらず、いったいどうやって設計してるのだろうと思ったものです。 一応、熱量的には日射負荷がクリティカルだったのですが、水耕栽培のため顕熱比が低くなりがちで、たしかに400W/m2くらいになった記憶があります。 その際の条件としては、日射遮蔽あり、水温をある程度低くし、蒸散を低減でしてました。 今回の場合、はっきりいって条件がまったくたりず、これでやれ!!というのは不可能です。 条件がよくわかりませんが、とくにビニルハウス等ではなく、一般的なRC造の建物の中で水耕栽培を行うということでしょうか? 仮に外皮・日射等の負荷が充足していると考えた場合、 1.照明負荷 植物工場と考えられますので、一定量の照度・照射時間が必要になる場合があります。結構な照度が必要なため、照明を増強することになり、照明負荷が大きくなると思います。ある植物では1000lxくらい?だったかなぁ。まあ、もやしのように全く不要というのもありますが。 2.潜熱負荷 水耕栽培と言っても、水面が室内に開放されているタイプとそうでないタイプがあります。前者の場合、植物からの蒸散と水面からの蒸散があり、後者の場合は植物からの蒸散となります。 水面からの蒸散については、水温が何度になるかによって、単純に蒸散量を計算するかしありません。一般の水道であれば地盤温度、冷水を作っているのであれば水温でしょうか。 植物からの蒸散は植物次第です。ろくに資料がないので、えいやっ!!と。 3.換気負荷 もし植物工場だとすると炭酸ガスでCO2濃度をコントロールしていると思います。となると、換気負荷はゼロ(運用上)でしょうか。農業施設の生産部分なので基準法は適用対象外のはずです。 |
最近流行のアグリビジネス(サイド)ってやつですかね? 倉庫会社なんかが空きスペースと余剰人員でトマトやキュウリなんかを作っているのが報道されたことがありましたね。 ビニールハウスではなく、既設RC建物でというのがなんかそんな感じですね。 その時の報道では植物由来の熱負荷というのは無いと言っていましたよ。 だから照明の熱負荷だけを考えればいいんじゃないですか? 強いて言えば水耕栽培の循環ポンプの電動機容量とか。 ただし狙っている作物の育成条件にあわせ室温と外気温を調整する必要はあるでしょうね。 12月にイチゴを作るためには出荷前当たりの室温は、4〜5月の陽気になっていなきゃだめというやつですね。 逆に真夏に真冬の作物を作りたいとか、あるいはきのこのように年中一定のウス暖かい気温が欲しいとか、それによって変わるんじゃないですか? 換気の際に失われる熱と水分なんかを加味すれば大まかわかるんじゃないですか。 最後に作物によって千差万別ですよってお施主さんに言って逃げ道を作っておくとか。 |
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