Page 2197 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼災害拠点病院の非常時能力に関して 設備設計向上委員 09/6/19(金) 20:22 ┗Re:災害拠点病院の非常時能力に関して masa 09/6/19(金) 22:48 ┗Re:災害拠点病院の非常時能力に関して 設備設計向上委員 09/6/20(土) 16:16 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 災害拠点病院の非常時能力に関して ■名前 : 設備設計向上委員 ■日付 : 09/6/19(金) 20:22 -------------------------------------------------------------------------
災害拠点病院の計画をして悩んでいます。 災害時拠点病院としての設備の基準は、総合耐震計画基準に給排水等の基準および概要はありますが、具体的な発電機容量、冷温熱源容量などの、具体的な最大需要容量に対する比率などは記載されていません。 どなたか、基準となる数値などが記載されている文献等をご存知ありませんでしょうか。 教えていただけましたら幸いです。 |
災害拠点病院の基本計画業務の受託をされたのでしょうか? 官庁・地方公共団体からの基本計画委託の場合は、通常計画基準や整備ガイドラインが提示されていると思います。 民間の物件でそれらが無いとしたら、災害拠点病院の基準である、災害対応医療活動に関して24時間以上の対応ができる設備を整備する必要があります。 災害対応医療活動時の医療機器の電力負荷は、医療機関から想定機器を提示してもらわないと、詳細な設計はむずかしいと思います。 なお、JIS T 1022「病院電気設備の安全基準」で医療機関の非常電源設備の種類については規定があります。 災害拠点病院に該当する数件の病院の契約電力に対する発電機容量は、ほぼ50〜70%です。 東京都病院経営本部の病院施設整備基準では、最大需要電力の60%以上の発電機容量とするようです。(発電機の連続運転時間は72時間以上) なお、地方自治体によっては、整備基準として、連続運転は1週間以上としている例もあります。 手術室や緊急医療室などは、普通の病院でも発電機電源となっています。 同上の空調設備や、オートクレープ用の蒸気ボイラーなどは、当然災害時でも使用可能とする必要があります。(手術室や緊急医療室は、基本的に独立した空調設備となっているので、電気熱源として発電機容量に含まれると解釈する事も可能です) 空調熱源設備に関しては、その性格上、災害時に稼働しなければいけない容量が100%必要になります。(建築の設計条件から、災害時に空調稼働しなければいけない室の空調熱源容量を計算する事になります) 医療用蒸気・温水ボイラーも同様です。 建築設備技術者協会発行の「建築設備士」の情報年鑑号の病院特集や、空気調和・衛生工学会発行の「空気調和衛生工学便覧」の給排水衛生設備計画・空気調和設備計画編、日本電設工業会発行の「電設技術」、日本医療福祉設備協会発行の「病院設備」の特集などを参照するといいでしょう。 また、入手できれば、各地方自治体の病院施設整備基準などに記載があると思います。 |
早速の御教授ありがとうございました。 東京都病院経営本部の基準、発電機=60%、熱源=25%を確認させていただきました。 ただ、国を始めとする自治体また、他の冊子には、見受けられませんでした。 (調べが不足しているかもしれませんが----。) 厚生労働省の基準など、もし、ご存知の方がおられましたら、申し訳ありませんが 教えていただけたらと思います。 |
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