Page 227 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼雨水に対する煙道の排水処理 未熟者 03/7/4(金) 14:22 ┣Re:雨水に対する煙道の排水処理 桃太郎 03/7/4(金) 16:25 ┣Re:雨水に対する煙道の排水処理 どらちゃん 03/7/4(金) 16:38 ┃ ┗Re:雨水に対する煙道の排水処理 未熟者 03/7/4(金) 16:45 ┃ ┗Re:雨水に対する煙道の排水処理 どらちゃん 03/7/4(金) 17:24 ┃ ┗Re:雨水に対する煙道の排水処理 どらちゃん 03/7/4(金) 23:34 ┗Re:雨水に対する煙道の排水処理 六馬身 03/7/4(金) 17:13 ┗Re:雨水に対する煙道の排水処理 未熟者 03/7/4(金) 17:54 ┗Re:雨水に対する煙道の排水処理 六馬身 03/7/5(土) 11:08 ┗Re:雨水に対する煙道の排水処理 どらちゃん 03/7/5(土) 12:22 ┗Re:雨水に対する煙道の排水処理 未熟者 03/7/8(火) 16:11 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 雨水に対する煙道の排水処理 ■名前 : 未熟者 ■日付 : 03/7/4(金) 14:22 -------------------------------------------------------------------------
煙道の先を上向きで大気に解放しているのですが、お客様よりボイラーが動いていないときに入ってくる雨水をどうやって処理するのかと言われ、煙道の下にバルブを付けてと答えたら、メンテの手間がかかるので違う方法にしてくれと言われ困っています。 どなたか良い方法を教えて下さい。 |
既存の建物のことですか? 笠を付ける訳にはいかないのでしょうか? 水抜きをつけるとしてもバルブ無しで行うという方法もあると思いますが どうでしょう? 状況が良くわからないのでとりあえずこの辺で。 |
>煙道の先を上向きで大気に解放しているのですが、お客様よりボイラーが動いていないときに入ってくる雨水をどうやって処理するのかと言われ、煙道の下にバルブを付けてと答えたら、メンテの手間がかかるので違う方法にしてくれと言われ困っています。 >どなたか良い方法を教えて下さい。 あれ? 雨が降っていなくても、ボイラー排ガスの水蒸気が煙道内で凝縮するので、煙突・煙道の最下部にはドレン抜きありませんか? メンテの手間とは、具体的にどういう事をご心配されているのでしょう? ゴミが詰まる? 雨のたびにバルブを開けて水抜き? 雨が降っていなくても、煙道内には水が溜まる。(溜まる場所があれば) 煙道にドレン抜きが無いのであれば、凝縮水はボイラー燃焼室に逆流し、ボイラー本体の排ガスドレン抜きから排水される。 ボイラー本体に水分を逆流させるのはあまり好ましい事ではないので、凝縮水排水のためにも、煙道にはドレン抜きが必要。これと雨水の排水を兼用する。 メンテといっても、ボイラーの定期点検に合せてトラップ部の清掃をすれば十分。 ボイラー本体のドレン抜きと、殆ど変わりないかと…。 バルブについては、トラップにて適切な封水深(5cmで十分)を確保していれば、いちいち開け閉めする必要はもちろんなく、バルブ常時開もしくはバルブ無しでもOK。(実際、バルブは不要と思います) 因みに500φ煙道で、集中豪雨200mm/hがあった場合の吹き込み雨量は40L/h程度となり、これを排水する配管径は25Aもあれば十分でしょう。(小さすぎるのは目詰まりの原因になり、大きすぎると封水深確保まで時間がかかります。) それでも、他の対策をしろと言われたら…。 最後はオーソドックスに陣笠でしょうね。 抵抗にならないように、開放端部と陣笠の距離は大きめに。 |
>バルブについては、トラップにて適切な封水深(5cmで十分)を確保していれば、いちいち開け閉めする必要はもちろんなく、バルブ常時開もしくはバルブ無しでもOK。(実際、バルブは不要と思います) 解答どうもありがとうございます。 トラップなのですが、排ガス温度でトラップ内の水が気化してそこから排ガスが漏れるというようなことは無いのでしょうか? すいませんが教えて下さい。 |
>解答どうもありがとうございます。 >トラップなのですが、排ガス温度でトラップ内の水が気化してそこから排ガスが漏れるというようなことは無いのでしょうか? >すいませんが教えて下さい。 煙道直近であれば、配水管を伝熱して封水が破れるという事も起こり得るかも。 なるべく離した方が無難です。(せめて1mは離したいところ) あと、通常は煙道内はマイナス圧で設計されるはずですので、排ガスが漏れるというよりも、排水管から空気を吸引します。(強力な排ガス排気ファンでもあれば別ですが) それに、圧力自体もせいぜい50Pa前後ですので、仮に煙道内が排水管付近が正圧で、25Aから漏れたとしても微量でしょう。当然、機械室換気があると思いますので、機械室内排ガス濃度が問題になるようなレベルではないと思います。 煙道の肉厚が薄く、表面温度が100℃以上となる場合は、ドレンは発生しないということも有り得ます。これと、煙道内圧力が大きくプラス圧になる条件が重なる場合は、そうならない部位でドレンを溜め、排水する事を考慮する必要があるでしょう。 排水を取出す部位に困る煙道系では、陣笠を検討した方が良いかもしれません。 |
自分で書いてて「あれ?」って思ったので、自己レスします。 >あと、通常は煙道内はマイナス圧で設計されるはずですので、排ガスが漏れるというよりも、排水管から空気を吸引します。(強力な排ガス排気ファンでもあれば別ですが) ボイラー運転中、ドレン抜き部位の煙道内が常時マイナス圧となることが明確であれば、トラップは要りませんね。 >それに、圧力自体もせいぜい50Pa前後ですので、仮に煙道内が排水管付近が正圧で、25Aから漏れたとしても微量でしょう。当然、機械室換気があると思いますので、機械室内排ガス濃度が問題になるようなレベルではないと思います。 そうであるなら、トラップは要らないという事になってしまう…。 >煙道の肉厚が薄く、表面温度が100℃以上となる場合は、ドレンは発生しないということも有り得ます。 A重油焚きにSUS製煙道、フルロード運転時には煙道内での凝縮水発生は少ないかもしれません。(煙道の長さや断熱の状態にもよりますが) ただ、冬季やアンロード運転時には思いのほか発生するので、やはり雨水の流入の有る無しに関わらず、ドレン抜きは必要と思います。 たいていの場合、煙突・煙道の自然通風力に頼って排気しますので、煙道内は負圧となり、トラップは要らないケースが多いと思います。 トラップが必要となるのは、ドレン抜き部煙道内が正圧になると想定される場合に限定して良いと思いますが、その場合、フルロード運転が持続すると、封水が破れる可能性も否定できません。そうなった場合、A重油焚ですと、Nox,Soxの漏洩も多少気にはなります。(圧力が低いので、本当に微量で問題ないとは思いますが、0ではないということで…) 私なら、気休めにしかならないかもしれませんが、煙道ドレン排水だけは間接排水でなく直接排水管に接続するでしょう。 他に良い方法ってあるかなぁ? すいません。思いつきません。 皆さんのレスに期待します。 |
煙突の材質、燃料の種類等によって違う答えが返ってくる場合もありますので その辺も、補足してみてはいかがでしょうか。 |
>煙突の材質、燃料の種類等によって違う答えが返ってくる場合もありますので >その辺も、補足してみてはいかがでしょうか。 材質はSUS 燃料はA重油です |
煙突と燃料の相性では最高かと思います。 参考資料 http://www.yawata.nsc.co.jp/product/seihin/netuen_s/default.htm 最近、ステンレスや上記特殊鋼板製等の施工事例は多いようです。 煙突と横引管の接合部の形状がT管ではなくエルボの様な気もしますが その部分あたりからの漏水によるクレームと勝手に想像しています。 せっかく煙突にお金をかけているのだから、排水(もっと悪条件⇒蒸発による濃縮) にも気を使うべきだと思います。 方策例 @陣笠は当然設置 A水抜き管 基本的に単独放流。(浸透桝等) ステンレス管1.5m程度立下げ 以降塩ビ管施工(ここにトラップ組込み) Aトラップ(この場合、トラップで溜め込むのはどうか) トラップはメンテできないので、空調でよく使用している○○トラップとか チャッキダンパー風のものがよろしいのでは。 封水きれても、煙導内に冷気を吸引しない。 (露点温度に影響を与えない最善策) 交換も可能。 既にできあがっている建物であり、規模も大きくないと思われるので、機械室 一般排水に間接放流しても問題ないと思いますが、長期的にみると排水管全体 のクレームになる可能性は否定できません。 最近の傾向(データないが)として、貫流ボイラー並列台数運転システムが多く 見受けられますが、低負荷時(煙導径大きく排気少)に露点温度が低下し腐食し やすい環境にある為、排水中和処理をした例も聞いたことはあります。 もう一度この問題を考えた場合 竣工前自社検査や竣工検査では一体何を見ていたのだろうかという素朴な疑問も でてきます。また、設計図の問題か 施工者側の問題か(概ね後者)? 簡単に交通整理していると、再発の可能性大。 ISOとは何のためにあるのか?考えれは考えるほど迷宮入りの世界とも思います。 |
>煙突と燃料の相性では最高かと思います。 > 参考資料 > http://www.yawata.nsc.co.jp/product/seihin/netuen_s/default.htm > 最近、ステンレスや上記特殊鋼板製等の施工事例は多いようです。 耐硫酸鋼、大規模な排ガス系統ではよく使いますよね。 むろん、予算の許す場合ですが。(予算ない場合は肉厚で対応してます) > 封水きれても、煙導内に冷気を吸引しない。 > (露点温度に影響を与えない最善策) 200φの煙道で20Aの排水管だと断面積比 100:1 同じ圧力かかれば断面積大の方が流速大⇒吸引空気比1/100以下 混合した事による排ガス温度降下は2℃未満かと。 排ガス絶対湿度>吸引空気絶対湿度より、混合空気の露点温度は微小ながら下降。 煙道負圧で吸引サイドなら、トラップなくてもいいと思うのですが…。 >既にできあがっている建物であり、規模も大きくないと思われるので、機械室 >一般排水に間接放流しても問題ないと思いますが、長期的にみると排水管全体 >のクレームになる可能性は否定できません。 ほんと、規模と予算次第だと思います。小規模の場合、コスト・メリットを検討して、ある程度省略せざるを得ない場合も多々ありますね。 与えられた予算の範囲で、いかに理想に近付けるかが、私達の課題でもあるのですね。 |
みなさんありがとうございました。 自分の勉強不足を痛感しました。 |
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