Page 2284 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼既設建物の瞬時最大給水量の算出について ponpon 09/10/18(日) 13:34 ┣Re:既設建物の瞬時最大給水量の算出について masa 09/10/18(日) 17:35 ┃ ┗Re:既設建物の瞬時最大給水量の算出について ponpon 09/10/19(月) 22:34 ┃ ┗Re:既設建物の瞬時最大給水量の算出について masa 09/10/20(火) 2:04 ┗Re:既設建物の瞬時最大給水量の算出について tomato3723 09/10/20(火) 16:01 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 既設建物の瞬時最大給水量の算出について ■名前 : ponpon ■日付 : 09/10/18(日) 13:34 -------------------------------------------------------------------------
現状の施設の給水システムが、受水槽→高置水槽方式なのですが、 可能であれば、直結直圧か直結増圧方式に変更したいと考えております。 そのために既設建物の瞬時最大給水量の算出を行おうとしています。 算出の方法としてさまざまな方法がありますが、 今回の施設では、過去の使用量のデータがあるのでそれを使用して 給水量の算出を以下のように計算してみたのですが、 器具給水負荷単位の方法による算出結果と比べるとかなり少ない数値が出てきます。 以下の計算のうちどちらを選ぶべきでしょうか? [1.過去の給水量で計算] 過去一年間で一番多く使用している月が250m3です。 該当施設は、土日祝が休みで平日は一日11時間利用されています。 よって、月20日・1日11時間の利用されているものとして 1時間あたりの平均給水流量[m3/min]は 250[m3/月]=250÷20[日]÷11[時間]÷60[分] =0.0189[m3/min]=18.9[L/min] となります。時間最大給水係数を2とし(順序が反対ですが)、 瞬時最大予想給水係数を4とすると 瞬時最大給水量:18.9×2×4≒152[L/min] [2.器具給水負荷単位で計算] FV大便器が25台 器具給水負荷単位の合計:450 よって、瞬時最大給水量は約530[L/min] 以上です。まだ計算はしていませんが、水使用時間率による計算方法だと 給水負荷単位の方法より更に瞬時最大給水量は上がると思います。 長文になってしまいましたが、よろしくお願いいたします。 |
建物用途や、便所の利用形態、使用人員に対する便器の個数によって、瞬時最大給水量は異なると思われます。 特に便所の使用時間が集中利用形態の場合は、瞬時最大係数は大きく異なる事になります。 なお、ASPEの器具給水負荷単位については、日本の場合は、一般用途であれば洗浄弁の曲線を利用しなくてもいいので、器具給水負荷単位450の場合は、430L/min程度となります。(ここら辺が給水管選定の下限となりそうです) 直結直圧又は直結増圧方式の場合は、水道事業者は厚生労働省の「水道施設設計指針」を設計指針に採用している例が多いので、以下にその方法の算出を記載します。 水道施設設計指針の同時使用水量比から想定 FV大便器が25台という事なので、他の器具をFV小便器15台、一般水栓を65台と想定します。 総器具数30台を超えるので、同時使用水量比=5/30≒0.17と推定する。 総使用水量=80L/min(FV大便器)×25+20L/min(FV小便器)×15+17L/min(一般水栓)×65=3,605L/min 同時使用水量=3,605L/min×0.17≒613L/min(一般水栓の種類によっては数値が異なります) なお、集中利用形態の場合は、瞬時最大予想給水係数は6〜8となる場合もあるので、実績使用水量で計算した場合も瞬時最大給水量=18.9L/min×2×8=302.4L/minとなり、最大流速2m/s以下を遵守するなら、引込口径は75mmとなります。 75mm引込管の場合は、流速2m/s以下の場合は530L/minが最大流量となります。 100mm以上の直結増圧給水装置は存在しないので、75mmが上限となります。(水道事業者によっては、50mm以下しか許可しない場合もあります) 一日使用水量が、13m3程度という事なので、引込口径も25mm程度で足りるはずなので、現状の受水槽・高置水槽も過大なはずなので、引込口径の縮小や、受水槽・高置水槽の容量縮小を提案した方がいいかもしれません。(もしかしたら、設置器具数自体が利用人員に対して過大すぎるのかもしれません) どちらにしろ、水道事業者に相談する必要があると思います。(引込管の増径等が必要な為) |
返信遅れてすみません。 FVの大便器が多いので、直結直圧又は直結増圧にした場合 運悪くFVの使用が重なると水の流れが悪くなるのかな?と一番懸念しています。 教えて頂いた計算式も加味してもう少し検討してみます。 ありがとうございました。 |
確実なのは、高置水槽からの給水主管の瞬時流量を測定する事ですが、電磁流量計などの設置は不可能なのでしょうか?(利用人員と瞬時流量を何日か測定すれば、利用人員あたりの瞬時流量を推定できます) |
市町村によって基準がかわりますですよね。 ご計画の概要をもって管轄の水道局を訪ねるべきと思います。 東京都はOKでも千葉はダメとか、春日部はOKだけど大宮はダメなんていうのがあります。 瞬時最大の計算方法もその時に示してくれるはずです。 私の知る限り、FVが多数つく建物で直結給水がOKなところはありません。 高架タンクは残さなければならないんじゃないですかね。 高架タンクまでなら、落差にもよりますが直結給水、増圧、いけると思いますよ。 ちなみにFV大便器25という建物の用途が何かも問題になると思います。 小学校や映画館のように休み時間にいっせいにトイレが使用されるような用途ならば、同時使用率は100%を求められる場合もあります。 同じ学校でも大学や予備校ならば50%とかね。 その水道局が申請を受け付ける際の基準を知ることが近道でしょう。 |
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