Page 2289 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼間接式蒸気発生器について 月光 09/10/22(木) 9:13 ┗Re:間接式蒸気発生器について 通りすがりのヒロポン 09/10/22(木) 12:57 ┗Re:間接式蒸気発生器について 月光 09/10/23(金) 21:15 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 間接式蒸気発生器について ■名前 : 月光 ■日付 : 09/10/22(木) 9:13 -------------------------------------------------------------------------
1次蒸気 8kgf/cm2 流量(蒸気発生量)710kg/h 2次蒸気 0.5kgf/cm2 流量535kg/h(338,800kcal/h) 伝熱面積5.06㎥ 負荷(各空調機への蒸気量の合計)520kg/h の蒸気発生器を使っています。 制御は、2次圧を設定するとそれに必要な1次蒸気のモーターバルブが開閉して制御しています。 例年、必要な2次圧−0.5kを設定すると1次圧は1.5kから2kになり、 それ以上にすると結露や加湿過多となります。 また、8kの蒸気を直接1.5kから2kに制御しているためか、蒸気漏れや故障が頻繁におきます。 自動制御屋さんに聞くと今設置しているモーターバルブや緊急遮断弁は1kから2k用で、8kを制御するものではないといわれました。 加湿用の蒸気は、それほど質のいいものでなくてもいいと思うし、制御もゆっくりで構わないと思います。 したがってそれほど大きな圧力のものは必要ないように思います。 水を沸騰させ2次蒸気をつくるには、100℃を若干超える飽和蒸気の圧力である2kで十分ではないのでしょうか? なぜ、8kのヘッダから減圧もしないで直接1次側につないでいるのか? 何故、1次圧が8kの蒸気発生器になるのかわかりません。 できれば8kの1次ヘッダから引き込むのではなく、 4kの2次ヘッダから引き込むようにしたほうが良いのではないか あるいは減圧弁で2kに落としてから引き込むようにしたほうが良いのではないか、と考えています。 蒸気量が不足するから8kにしたのか?とも考えましたが、 エンタルピーからいうと圧力が低い方が蒸気量は少なくて済むはずです。 8kと2kを比べれば8kのほうが顕熱を捨てていることになるのではないかと思います。 |
圧力を下げると蒸気の比体積が変わります。(8kと2kでは3.8倍程度) 結果圧力損失と管内流速が増加します。 既設が8kに合わせた配管径であれば、 おそらく配管径を大きくする必要があるでしょう。 また、温度が170℃⇒120℃に変わりますので蒸気発生器が性能を発揮できない可能性があります。 メーカーへ確認する必要があります。 |
とおりすがりのヒロポンさんの言われている意味が少し理解できました。 圧力を落とすと配管径を大きくしなければならないようです。 2kにすると G=0.28vλd2 710=0.28×20m/s×1.637×d2 d2=77.45 d=8.8cm=88mm→内径105.3mm→100A 逆に、65Aの配管に2kの飽和蒸気を流すと 0.28×20×1.637×6.5×6.5=387kg/h の蒸気流量しか流せないと言うことになります。 これでは圧力を下げたことによるエンタルピーの増加を加えても最大流量710kg/hには届きません。 これで疑問が解決できました。どうもありがとうございました。 |
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