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 ▼恒温恒湿室のセンサ設置場所について  Moka 11/4/25(月) 17:33
   ┣Re:恒温恒湿室のセンサ設置場所について  American 11/4/28(木) 11:02
   ┗Re:恒温恒湿室のセンサ設置場所について  Moka 11/4/28(木) 15:32
      ┗Re:恒温恒湿室のセンサ設置場所について  American 11/4/28(木) 17:17

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 ■題名 : 恒温恒湿室のセンサ設置場所について
 ■名前 : Moka
 ■日付 : 11/4/25(月) 17:33
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   現在、恒温恒湿の空調自動制御のシステムとして、
室内に設置されている、室内形温湿度センサと
電子式調整計を用いて冷水弁・温水弁・蒸気加湿器を制御し、
冷却・加熱・除湿・加湿を行っております。
(冷水弁制御は冷却・除湿要求のハイセレクト)

ここで、室内温湿度で制御を行っている為、
室内温度が満足した場合、不感帯に入り温水弁が動作せず、
再熱が得られない為、室内湿度が上昇し、
湿度上昇に伴い、冷水弁開→室温低下の後に、
温水弁が開となり、ようやく再熱され除湿される、
その後、再熱の結果、上記に戻る。
といった現象が繰り返され、室内温湿度制御に
不具合が生じております。

ここで質問があるのですが、恒温恒湿室を
基本的に室内温湿度のみで制御する事はそもそも
問題があるのでしょうか?

通常の恒温恒湿制御において、湿度制御のみを考えた場合、
給気露点温度を用いて除湿された空気を給気し、
室内湿度を用いて加湿するといった方式が一般的とは
伺ったので、上記システムを採用している物件の為、
システム上問題あるのか無いのかをお伺いしたいと
思いました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:恒温恒湿室のセンサ設置場所について  ■名前 : American  ■日付 : 11/4/28(木) 11:02  -------------------------------------------------------------------------
    通常の手法はおっしゃるとおりです。
室内温湿度センサーだけで精度の良い恒温恒湿制御はかなり無理があるとおもいます。
 現システムでの対応策としては 温湿度センサーの場所でなく 制御設定の問題と思います。
 まず、精密制御で「不感帯」は ないでしょう。温湿度が目標範囲にある場合でも、過冷却と再熱、加湿はいつもどれかが(多くの場合全部が)働いていることが必須とおもいます。省エネよりも優先事項です。
温度制御では冷水と温水の指示はV(不感帯ゼロ)でなくXにすれば 設定温度内でも 両方の弁が開いていることで 露点温度制御もどきになるかも。Xの交点は調整してきめてください。

もし可能なら下記のいずれか
1)室温センサーの温度湿度信号から露点を演算して冷水弁に指示を出す。
2)冷水コイル出口に温度センサーをついかして 出口空気温度(露点温度代用))制御をする。この場合温水弁は常時開になるとおもいます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:恒温恒湿室のセンサ設置場所について  ■名前 : Moka  ■日付 : 11/4/28(木) 15:32  -------------------------------------------------------------------------
   御回答有難う御座いました。
大変参考になりました。

ビル空調等を手掛けている事が多い為、不感帯がある事が
普通、といった感覚で考えておりました。
早速、御指摘の通り、不感帯をマイナス設定にし、
調整を実施してみます。

提案して頂いた代用案も含め、お伺いしたい事があります。

上記の不感帯を殺す設定にてしばらく様子を見るつもりですが、
制御性を更に高める事を目的として、今後給気ダクトに露点温度センサを
追加し、制御方式を変更するとして、

給気温度+給気露点温度…冷却・加熱・除湿制御
室内湿度…加湿制御

この形で考えているのですが、提案して頂いた代用案と比較し、
金額面を考慮せずに考えた場合、どれがベストなのかを
悩んでおります。御意見を頂戴できればと考えております。

お忙しいところ申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:恒温恒湿室のセンサ設置場所について  ■名前 : American  ■日付 : 11/4/28(木) 17:17  -------------------------------------------------------------------------
    制御の基本原則として ひとつのパラメータにひとつの操作と言う考え方があります。たとえば室温で二つのバルブを操作するとか、温度と湿度で一つのバルブを操作するのは なかなかうまくいきません。
 今回の場合 冷水弁は負荷(室温)と切り離して 露点温度と、温水弁は室温と、加湿は室内湿度と それぞれ1対1対応にするのがいいと思います。室温が高すぎた場合に冷水コイルが必要では というのは なし。これは制御の問題でなく冷水コイルや空調機の能力決定の問題です。露点で送風すれば冷却負荷は処理できると言う前提です。 冷水弁はひたすら露点制御、温水弁は室温調整(加熱)専門ということです。
 この設備は24時間運転ですね。上記は連続運転の場合です。

修理後など 長期停止後の立ち上時に 室温が低く、湿度も低いときは 加湿が勝って、室内がびしょぬれになることがあります。(室内空気温度は上がっても、壁や機械が冷えていて結露することはよくあります)
ですから 立ち上がりの手順もよく考えておく必要があります。全部自動でやるのは大変なので、観察しながら手動で調整できるようにしておくのもいいかと思います。
立上げ時はタイマーで加湿蒸気を止めるというシーケンスをやって失敗した例があります。想定より室温上昇に時間がかかったためです。近頃「想定」はあてになりませんから。

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