Page 2806 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼DIN4726について Q 13/10/3(木) 8:42 ┗Re:DIN4726について masa 13/10/3(木) 10:37 ┗Re:DIN4726について Q 13/10/3(木) 13:43 ┗Re:DIN4726について masa 13/10/3(木) 16:18 ┗Re:DIN4726について Q 13/10/3(木) 16:38 ─────────────────────────────────────── ■題名 : DIN4726について ■名前 : Q ■日付 : 13/10/3(木) 8:42 -------------------------------------------------------------------------
新参者ですが、よろしくお願いいたします。 樹脂配管と金属配管を接続した場合、樹脂部からの酸素透過により、金属部が腐食することが知られていますが、JISやISOでは規格化されていません。やむなく、DIN4726に記載されている、0.1mgO/(L.日) (40℃)を参照しておりますが、この単位は北海道工業試験場の文献によると 酸素透過率=24×60×(Qpipe×DOpipe―Qblank×DOblank) バイパス時の流量と溶存酸素濃度 Qblank[L/min] DOblank[mgO/L] 試験帯通水時の流量と溶存酸素濃度 Qpipe[L/min] DOpipe[mgO/L] とのことですが、計算するとLが消えてしまいます。この[mgO/(L.日)]のLは何を表しているのでしょうか? 流量や表面積に関係なく、24時間後の配管内の溶存酸素濃度、ということでしょうか? どなたかお詳しい方がいらっしゃいましたらご教授願います。 |
[mgO/(L.日)]のLが示しているのは、配管の内容積です。 配管の内容積1Lあたりの1日(24H)の酸素透過量を意味しています。 |
返信ありがとうございます。 単純にLは内容量のみを表し、流量や管内圧力、溶存酸素濃度に依存する溶解率等は考慮しないということですね。 論文などでは透過係数はcm3・cm/(cm2・s・Pa)を使っているものですから、少々気になりました。 |
DIN4726は、温水暖房システムの配管の酸素透過率の規定です。 循環システムを前提としていますから、大量の補給水などは存在しないと言う事でしょう。 つまり、大気の酸素濃度と配管内の水が一定の酸素透過率で平衡する事を想定しています。 実験では、一定の酸素消費が存在する閉鎖系配管システムでの、管内溶存酸素を測定しています。 酸素透過が無い配管ならば、管内の酸素が消費されれば、管内溶存酸素は一定時間で0になります。 一定時間後も管内溶存酸素が一定値を維持している場合は、配管が酸素を透過している事を示します。 厳密な酸素透過率は、濃度勾配等や流速に関連しますが、DIN4726の場合は、一般的な設計条件で計測しているので、そこら辺ははぶかれていると言う事でしょう。 |
ご丁寧に解説していただき、よく理解できました。 ありがとうございました。 |
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